『SINGLES COLLECTION+4』

FIELD OF VIEW Best Album
『SINGLES COLLECTION+4』ZACL-1043
1997年10月8日発売
オリコン最高位 3位

元々オリジナルアルバム制作で作業が進んでおり、店頭予約などで『FIELD OF VIEW III』(仮)で予約を受け付けていたが、突然ベストアルバムに変更された。よく通ってたCDショップでは、レジの前で店頭用ビデオが流れていて、ずっと観ていたので迷惑な客であったと思う。この年のおこづかいは月3000円だったため、ギリギリ何とか発売日には購入することが出来た。「view 1st Single」のページにも書いたが、ライナーノーツでview時代のことを初めて知り衝撃を受けた。またインナー写真の中で浅岡さんが煙草を吸っていることにも驚いた記憶(喫煙者でこの美声?と)。また、このアルバムを引っさげて全国ツアーLive Horizon Ver.2が行われた。

♪もう一度
作詞:小田佳奈子
作曲:多々納好夫
編曲:明石昌夫

B'zのサポートメンバーでもあった明石昌夫さんの名前がクレジットされ嬉しかった。イントロは爽やかなギターから始まり、Aメロではトレモロが効いていて良い存在感がある。小田佳奈子さんの歌詞はドラマ的な内容で、映像が浮かんでくるのが特徴的だと思う。アウトロのギター、最後まで聴いていたかった。MVでは英語の文字が流れていて当時一生懸命メモした(I have regretted what I had said since the day we got apart)。

♪大空へ
作詞:小松未歩
作曲:小松未歩
編曲:寺尾広

幻のシングル。品番はZADL-1072であった。例の「鳥人間コンテスト」の中止により、シングル販売も中止になった。CDショップには店員さんのギャル文字で「発売中止になりました〜」と軽い感じで書かれていたのもショックだった。名曲なのでシングル化していたらオリコン上位に行けたのではないか?と未だにモヤモヤしていたりする。楽曲としてはあまりバッキングギターの音は聴こえにくく、1曲通してずっと単音で弾くメロディが印象深い。印象的なオブリガート(?)が多いのも、FIELD OF VIEWの良さのひとつだと勝手に思っている。『もう一度』同様、MV内で英語の文字が表示されており、これもメモを取ろうとビデオを一時停止したが、手書きで読みにくく断念した思い出。

♪ある晴れた日
作詞:小田佳奈子
作曲:浅岡雄也
編曲:徳永暁人

冒頭からアコースティックギターが良い。Bメロと間奏の歪んだギターサウンドが胸を熱くさせる。間奏部分はギター・ベース・ドラムが重厚感のあるバンドサウンドで魅力的である。このアルバムのMV(『あの頃の僕に』は除く)は、新津さんと小田さんの立ち位置が逆なのは何故だろうか?

♪あの頃の僕に
作詞:浅岡雄也
作曲:浅岡雄也
編曲:池田大介

イントロが学校のチャイムの雰囲気があり、ノスタルジー感のあるサウンドが持ち味。「想い出は眩しくて 綺麗になってくけど 懐かしむだけじゃ 明日は見えない」のフレーズにハッとさせられた。これを機に改めて人生見つめ直してみたいと思う。ギターソロではブリティッシュさが増していき、Led Zeppelinの『Stairway to Heaven(天国への階段)』っぽさが出ててオマージュ?とも思えた。元々フェイドアウトで終わる予定だったが、小田さんのギター演奏が良かったため最後まで収録された模様。

#FIELDOFVIEW #FOV25th #FOVREVIEW

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