『FIELD OF VIEW II』

FIELD OF VIEW 2nd Album
『FIELD OF VIEW II』ZACL-1034
1996年10月2日発売
オリコン最高位 4位

個人的に人生で一番聴いたアルバム。このアルバムは元々9月発売予定だったが、発売日が延期になってた記憶がある。各雑誌で曲順も未定・仮題(『THEME OF LIFE』『TRUE HEART』『宝石』『Can you feel...』など)で記載されていた。個人的に『宝石』というタイトルが気になっていたのだが、どの曲か未だに判明していない。発売された当時おこづかいが2000円でCDが買えなかった。裕福な同級生が発売日に購入してたのでカセットテープに録音をお願いした思い出がある。このアルバムのインナー写真のロケ地は立教大学。また多くのMVはカントリーハウスウィンザーで撮影されたと思われる。


♪Rainy day
作詞:浅岡雄也・小田佳奈子
作曲:多々納好夫
編曲:徳永暁人

本当は「強引にさらってみたくなる」のに、「愛情も友情も大事だから」と「君への想いを言わない」揺れる想いを歌う浅岡さんのボーカルに、宇徳敬子さんのコーラスが入ることにより、切なさが増して胸がしめつけられる。リリースされた頃に活躍していたバンドで、ここまで「切なさ感」を出せるグループは、FIELD OF VIEWしかいなかったと勝手に思っている。


♪Growin' Love
作詞:小田佳奈子
作曲:多々納好夫
編曲:徳永暁人

このアルバムの中で一番最初に手掛けられた曲。アルバムのコンセプトはこの曲を中心に決めていかれたらしい。ブリティッシュさがアルバムの中で一番出ている気がする。ラストのコーラスはカッコ良すぎて衝撃を受けた。「Walking on the shining way, Thinking about you, Everybody wants TRUE LOVE, but may be hard to find FUU〜」。コーラスに注目しがちだがバックで流れるギターもカッコ良く、現代の若者言葉を使うと最高にエモい。当時、インタビュー内でこの『TRUE HEART』では〜と語られていたため、仮タイトルは『TRUE HEART』だったと思われる。


♪Wake up!!
作詞:牧穂エミ
作曲:浅岡雄也
編曲:徳永暁人

シャッフル系のモータウン・ビートナンバー。ギターソロは単音メロディではなくコードソロのように構成されている。そのギターに転がるようなピアノの絡み合いが面白い。ピアノは元DIMENSIONの小野塚晃さんが弾いている。MVではメンバーが弾けてて楽しい雰囲気が伝わってくる。


♪PROMISE YOU
作詞:浅岡雄也
作曲:浅岡雄也
編曲:池田大介

スケールの大きなラブバラードソング。結婚式で流したいと思っていたあの頃。使用する機会もないまま、時代は令和を迎えた。サビでバンドが入ってくるアレンジ、そしてコーラスも心地良い。浅岡さんの歌声でこのような凛とした歌声でラブソングを歌われたら、もうメロメロである。


♪Believe myself
作詞:浅岡雄也
作曲:浅岡雄也
編曲:徳永暁人

イントロからたたみかけるようなドラムでスタート。今までの楽曲にはないバンド感が出ている。怒涛のエンディングなども含めて、新しいFIELD OF VIEWとしてのバンドカラーを示した一曲とコメントされていた。「何が待っていても やりたい事やろうよ」や「何も怖れないで 夢信じてみようよ」など希望に満ち溢れていており、一歩踏み出せない人への後押しになっているはずな曲。


♪The way of my Life
作詞:浅岡雄也
作曲:浅岡雄也
編曲:徳永暁人

「夢中になれる何かを見つけたい」は個人的に永遠のテーマ。小橋さんはプレイに納得がいかずドラムを録り直ししている。そのためかMVでは、ドラムを叩いているのにギターの音のみのシーンがある(サビ直前)。元々どんなドラムのアレンジだったのか昔から気になっている。ティンパニーやピアニカやシタールもいい味が出てて良い。ピアニカは浅岡さんが近所の子供から借りてきたとか。


♪君の声が聴きたくて
作詞:浅岡雄也
作曲:浅岡雄也
編曲:池田大介

6/8拍子のバラード(3/4拍子?)。元々バンドアレンジでかなりクオリティだったらしいが、ピアノとボーカルとストリングスという構成になった。イントロのピアノのメロディが印象的。MV集『VIEW CLIPS』のメニュー画面のBGMにもなっている。コーラスワークも美しい。

#FIELDOFVIEW #FOV25th #FOVREVIEW

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?