じじい界のスーパースター、ブライ(DQ4)

ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たちに出てくる主要キャラクターの一人であるブライの話です。前回が人生観的な話だったので、今回はネタです。
私は中学生の頃に3DS版のドラクエ4をプレイしたのでリアルにDQ4をファミコンでプレイした方々は「ん?」と思うところ(例えばリメイク版ではキャラそれぞれに命令できるので、少なくとも私はクリフトにザラキのイメージはほぼ持ってないです。)もあるかもしれませんが、そこはご容赦ください。

ブライの基本情報

一応基本情報のおさらいから。
ブライはサントハイム王国に使える宮廷魔術師で、おてんば姫アリーナの教育係も務めています。立派なヒゲと尖った髪が特徴的のおじいちゃん。
アリーナが部屋の壁を蹴破って脱走し冒険に出る際、神官のクリフトと共に旅に同行することで第2章が始まります。
戦闘では氷系呪文と補助呪文が得意な魔法使いタイプで、耐久力は低いけど特にバイキルトで大きく貢献してくれます。

皆さんはブライについてどのような印象を持っていますか?ポジティブなイメージを持っている人はあまり多くないのではないかと思います。
人物面では面倒見はいいけれど毒舌やグチの多さから頑固爺の印象を持たれがちで、戦闘面でも補助呪文主体、耐久力が低いという面から決して万人ウケするタイプではないと思います。命令できるリメイク版ならそれでも案外使いやすいですが、ファミコン版だとだいぶ使いづらそうなのは私も予想がつきます。実は私もあまり一軍起用してた時期は長くなく、5章ではヒャダルコとバイキルト以外あまり使った記憶がないです。

しかしこのブライ、よくよく考えたら凄すぎるおじいちゃんではないかと思いました。ジジイ界の希望にしてスーパースターと言っても過言ではないと思います。理由を以下に述べていきます。

ブライがすごい理由

1. 一晩寝れば傷が全快する

いきなりドラクエの常識に切り込む。彼は筋肉痛などという概念を知らないのでしょうか?
まあ勇者やアリーナクリフト、モンバーバラの姉妹は若いのでわかります。ライアンとトルネコは中年ですが、ステータスはガチの体力バカなのでまだわかります。ピサロ(リメイク版のみ)は人間と年齢感覚が違いそうなので考えないことにします。
しかしブライはどう見てもおじいちゃんです。なのに大学生の私にも成し得ない一晩で全回復を軽々成し遂げます。冷え性通り越しそうなほど強いキングレオの不吹雪を喰らっても、地獄の帝王エスタークに大剣で全力で斬られてもです。こわい。

2. この年で急成長

全キャラクターそうですが、最初はレベル1です。戦闘をすることで全員確変が起こったかの如くステータスが上がりだします。まあこれも若ければわかります。
しかしブライはこの年で呪文を次々覚えていきます。平常時はど忘れすることも一切ありません。むしろなんでこんなに長いこと生きてきてヒャドしか覚えてなかったのか不思議に思えます。
それだけでなくちからやHPも最終的にはもとの10倍以上になります。4章で扉をこじあけたオーリンですら殴り倒せるようになります。そもそも全キャラの中ですばやさもかなり高い方だし、終盤はどう考えても宮廷魔導士のフィジカルではくなってます。

まとめ 〜導かれし者たちに学ぶ〜

導かれし者たちは年代も境遇もバラバラですが、全員が人生の中で唐突に急成長する冒険だったのではないかと思います。ブライは人生の終盤に急成長のポイントがあったし、トルネコは下積み中年期から突然商才が芽生え、自分の店を持ち外伝作品にも多数出演します。(トルネコは馬車にいすぎて最終装備がてつのやりでしたが・・・w)主人公に至っては村が滅ぼされるという最悪の出来事がきっかけとなって村を出て、レベルをグングン上げていきます。父親エドガンの敵討ちのために旅を始めるマーニャ、ミネアも最悪の出来事が旅のきっかけです。

人生全体を通して超晩成型のブライは間違いなくじじい界の希望です。ここにきて頭脳も肉体も急成長するとは誰も思わなかったでしょう。イチローでさえ50歳を前にして引退してしまったというのに。
ドラクエ4から、長い人生何がきっかけで何があるかわからないということを学びました。

※実際にプレイしている時にこんなこと考えているわけではないです。普通にキングレオの強さにムカついてた記憶。HPが二桁の時に凍える吹雪使うの理不尽すぎて・・

今回は以上です。

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