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第三回 師匠について
こんホリー!
早くも第三回ですねー
いえーいドンドンパフパフ
今回でひとまず自分のことについては終わりになるかな?
自分に色んなことを教えてくれた師匠のことを書くよ
フィクションです
いきなりだけど、僕が書く師匠のことは全てフィクション、作り話だと思ってください。多分世界で一番強いんだけど、こんな人間が身近にいるわけないからね(・ω・)
さて、僕はこの師匠から中国武術を学んでいます。
本当に古い拳法で、もはや流派の名前すら定かじゃないんだって。
んで、それをそのまま教えても僕なんかには理解できないだろうとデチューンしてくれたものを教えてもらっています。
当時(今も)中二病全開の僕は「え、ケンシロウみたいになれんじゃね?」と大喜びで門を叩いたわけです。いじめられっ子だったのもあったから、せめて身を守れるくらいにはなりたかったんですね。
そうそう、中国拳法では同門の人たちを家族と同然に扱うので師匠のことは「師父」、兄弟子のことは「師兄」と呼んでいるよ。お父さんお兄さんっていう扱いだね。兄弟子は何人かいたんだー。
でも、なんだかんだ社会生活はみんな普通にしなければならないからね
僕が入門した時には兄弟子が一人たまに顔を出す程度で、基本的には僕が一人で稽古してもらっていたのです。もう15年くらい経つのか。懐かしい。
ここでも僕は基本的には面倒くさがりだし、非才だから覚えも悪かった。そのうち、兄弟子が本格的に来られなくなった頃、同年代くらいの人たちが入門してきたんだけど、みんな僕より覚えが早いのね。
あとから来たみんなが出来るようになった事が僕だけできない。
さすがに焦って練習したんだけど、上手くできないの。
師父に相談もしたんだけど、「よく見て、考えて、そしてもっとやれ」としか言わない。
とうとう僕は愚痴ってしまったのです。
「師父、僕にはあまりに才能がなさすぎて出来ません。やっててもツラい。辞めたいです。」
今にしてはなんて恥ずかしい話だろうと思うのですが、当時は割と本気で辞めたかったのです。しかし、そんな僕に師父はいいました。
「覚えが悪いならもっとやれ。頭を使え。他人は関係ないし、才能も必要ない」
ピシャーン、と稲妻が落ちたようでした。頭を使えは普段から言われていましたが、才能は必要ない???だって、いってもまだ習い始めの部類の技でしょう。それが出来ないのは才能なさすぎだろうと。
「いま教えてる程度のことに才能はいらん。やれば出来るし、やらない奴はいつまでも出来ない。自分の不真面目さを才能のせいにするな」
まぁボコボコに言われましたw
今の僕から見ても当時の自分というやつは堪え性が全くなくてですね…
こうも言われました
「1000招を知るものより1招を知るものを恐れよ。こういう言葉もある。名のある拳法家がみんな技多かったわけでもない。ダメならダメで一個を多く練習したら?(この程度)ダメじゃないけど」
1000個(多く)の技を持つ相手より一つの技を極めた相手を恐れなさい、という意味らしいです。鬼滅の刃にもいますね、善逸くん。
壱の型のみを磨いた彼が僕は大好きです。アニメしか見てないから原作はどうなってるのか知らないけど。
「技術の伝承は模倣より始まる。もっとよく見ろ」
師匠は続けます。ようはパクれと。
あれ?白塗りオバケも本で言ってたかな。
要点というのは色んな物事に通じる事を僕は既に学んでいたようです。全然活用できてないけれど。
師父は一度も「お前にはできない」と言いませんでした。やり続けることが大事なんだと。
何でもそういうことなんですね。
結果として僕はいまだに多くの技はできません。
同じ練習ばかりしています。15年ゆっくりゆっくり。
でも今はほとんどの兄弟子にも勝てます。
僕より技の上手い弟弟子にも負けないです。僕だけがダラダラだろうと続けたから。
師父とのエピソードはまたいつか。
長文、ここまで読んでくれてありがとうございました!
次回はみんな馴染みやすいパチンコ屋の裏側視点のお話を書くよ!
サポートしなくていいからまた見てくれたら嬉しい(*‘ω‘ *)