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「アル中日記」12 故障車アルアルとネグローニ

関東も梅雨明けして4Cに乗る機会も増えてきた。しかしこのコロナ禍で県外への移動も憚られる。というわけで、東北道羽生パーキングエリアへ。


目的は「鬼平江戸処」のカキ氷。↑は黒蜜きな粉。ちなみにきな粉は別袋で提供され、自分で好きにかけて食べる仕様。この日は最高気温37℃。それゆえに美味だった。

さて我が4C。料金所を過ぎたあたりからフロントパネルのどこからか、割と激しいミシミシ音が発生。ナビのステーを疑ってその辺りを触ってみるも変化なし。元々内装はチープなのは承知しているのが、せめて原因くらいは知りたい。

それよりも気になるのは、停止状態からアクセルを踏むと、エンジンの回転数上昇に合わせるように「クーン」と寂しい子犬の鳴き声の様な音が聞こえるようになった事だ。

最初の愛車「MINI COOPER」で同じ様な音を聞いた事がある。車そのものは当時大学の先輩がローバーに勤めていた事もあって、そのディーラーから買ったのだが、その後“沼”にハマり目黒のガレージモーリスさんにお世話になる様になり、このお店推奨のモチュールを使っていたのだが、一度だけローバーを辞め中古車ディーラーを経営していた先輩の所に点検に出した事があった。その際先輩は好意としてオイルをトヨタ純正(最高級と言っていた)に変えてくれたのだが、その際エンジンの奥の方から「クーン」と子犬の寂しい鳴き声が聴こえてくる様になったのだ。直ちにオイルをモチュールに入れ直したところ鳴き声はきこえなくなったのだが、その時の音に酷似している。

翌日、N氏に連絡。現状確認のためディーラーに向かったのだが、子犬の寂しそうな鳴き声はもちろん、内装のビビりも嘘の様に鳴りを潜めてしまった。所謂故障車あるあるというやつだ。確認できない以上対処もできないので、しばらく様子見という事になった。

秘密兵器その2 ドライビングシューズ
「ネグローニ イデアコルサ」
いかにもイタリアチックなデザインとネーミングではあるが、純粋な日本ブランド。

一見、細身で典型的日本人の私の足型には合わなそうなのだが、履いてみるとなぜかドンピシャリ。靴底は薄めなのにクッション性が高く、とにかく足に馴染む。MTでも試したが、ペダルの踏み替えで引っ掛かるような事もなく、足裏から感じ取れる情報量も豊富。ドライビングシューズとして秀逸。選んだ色味はシルバー。そしてサイドエンブレムに使用されているのはコーテッド・カーボンプリプレグ。まさに私の4Cのイメージそのもの。ちなみにサイズ感は通常とは違い-1cmで丁度良かった。

購入したのは♪不思議な不思議な池袋〜の東の方の百貨店。最初は西の方に行ってみたのだが、迷彩柄のパンツにモスグリーンの無地Tシャツがいけなかったのか、平日午後のほとんどお客さんが居ない状況にも関わらず店員さん完全無視。5分くらいその場にいたのだが、誰も気付く気配さえなし。まるで売る気なしなので売り場から離脱。その足で東の方のお店へと向かった。

そういえばかなり程度が良く、条件も合う中古車が出ていて、試乗するために勤め先近くのドイツのアルファベット3文字のディーラーに行った時も似たような事があった。普段から仕事でも山パン+Tシャツ&リュックで動き回る事が多いのだが、この時もスタッフは誰も声をかけてはくれなかった。もっとも優秀なセールスマンは一眼見ただけで買う気のあるなしを見抜く事ができるらしいので、この時の私は買わないオーラが出まくっていたのかもしれない。もちろん試乗もせずにそこを後にした。もっともそのおかげで今の4Cが我が家にやってきたのだから、今はそのディーラーさんに感謝している。

そんな事を考えつつ、東のお店に到着。運良くコーナーのすぐ側にいたベテランお姉様系販売員さんが声をかけてくれた。20代の頃は近寄ってくる店員さんが苦手だったのだが、齢50も過ぎると会話を楽しみながら商品を選ぶ方が楽しくなってきた。しかもこのベテラン姉様系販売員さん、聞き上手で商品知識もあって、同じ型で素材違いのモデル迄用意して履き比べもさせてくれたりして、気が付いた時には、高い方の靴で会計を済ましていた。

拙い文章を最後までお読み頂き感謝致します。

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