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模擬授業1「複素数平面」

2002年3月8日、JHH東京第1回例会での、模擬授業5分。


模擬授業

複素数を平面上の点で表す。
東京書籍『数学B』p90

指示1 90ページを開きなさい。

指示2 日付、ページ数、タイトル「1 複素数平面」とノートに書きなさい。
早い。早い子はかしこい。

指示3 例1。右の図。図の点Aを指で押さえなさい。
お隣さんと確認しなさい。お隣さんが同じところを押さえていたら、えらいと誉めるんですよ。

発問1 点A の座標は何ですか?
この質問は簡単です。それはなぜですか。生徒「教科書に書いてあるからです。」
そうです。教科書をしっかり見れる人はかしこくなれます。

発問2・指示4 点B の座標は何ですか?ノートに書きなさい。

発問3・指示5 点C の座標は何ですか?書きなさい。

発問1、指名、発問2、指名、発問3、指名とテンポよく。

説明1 点A(3,2)は3+2iを表します。
板書 例1 A(3,2)⇔3+2i

発問4・指示6 点Bは何を表しますか?同じように書きなさい。

指示7 簡単にしなさい。
板書 B(0,3)⇔0+3i=3i

発問5・指示8 点C は何を表しますか?書きなさい。

指示9 簡単にしなさい。
板書 C(-2,-3)⇔(-2)+(-3)i=-2-3i

指示10 できた人は丸をつけなさい。
2つともできた人は手を挙げなさい。すばらしい。
1つ以上できた人も手を挙げなさい。かしこい。

指示11 問1をやりなさい。点Eができた人は見せにきなさい。
できない子に赤鉛筆でうっすらと書く。「上から鉛筆でなぞったら見せにきなさい。」
早くできた生徒に板書させる。

指示12 できた人は丸をつけなさい。できなかった人は写しなさい。写すことがお勉強です。一番いけないのは何もしないことです。

指示13 問1の下の行を指で押さえなさい。全員で読みます。さんはい。
「このように,各点(x,y)が,複素数z=x+yiを表している平面を複素数平面またはガウス平面という。」

発問6 各点(x,y)が,複素数z=x+yiを表している平面を何といいますか?

発問7 複素数平面とはどんな平面ですか?

発問6、列指名、発問7、列指名で詰める。


模擬授業「複素数平面」の検討

1.教体を止める。動きを止める。
2.生徒をしっかり見て、しっかり発問する。
3.「90ページを開きなさい」って言ったら、みんなが開いたかどうか、確認する。
4.指名するとき、みんなを見る。
5.発問して、生徒がつまったときは知らん顔する。3人くらい答えられなければ、先生が言ってもいい。
6.「この質問は簡単ですね。」と言って、追い込む。時間調整のため。
7.セリフなんて間違っていい。8.教科書の定義を読ませる。

模擬授業「複素数平面」の分析・自評。

教材「複素数平面」

指示を出すときは姿勢をただす、生徒全員を見る、指示のあとの確認。
頭では分かっていても、全然、まるっ切りできていない。
途中からあせってしまい、早口であった。
検討で言われたことをひとつずつなおしていきたい。
まずは、教体を正し、生徒全員をしっかり見ることからはじめたい。

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