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まだ6月というのにこの暑さ。7歳はくるぶしソックスとTシャツのラインでばっちり焼けている。

0歳は先日誕生日を迎え、めでたく1歳になった。

1歳になるという1年間、私にも家族にも大きな変化があった。
二児の父と母になった我ら夫婦は、0歳のことは勿論、7歳へも更に気を使うように、話す時間を長くとるようになったと思う。

ひとりの子供にかけていた時間を二人にかけねばならぬ。何しろ0歳はまだ生命体として危なっかしいところが多い。気づいたら子供にかける時間が増え、自分の時間は減り、より家庭の事を協力するようになっていった。お互いイライラすることを減らす努力を、無理なくしている(と思っている)。


7歳にとっては、長らく一人っ子として君臨してきたところに突如現れた0歳。
扱いに、存在に、親との時間の過ごし方に。色々と戸惑いや我慢を強いることもあるんじゃないか。
そんなことを心配していた私。

実際に過ごした1年間を思い返すと。
7歳がベロベロに1歳を可愛がるではないか。溺愛。愛しかない。
1歳が笑ってくれたら喜び、ぷくぷくの頬を触り、座ったりハイハイしては成長を喜び、離乳食にも興味津々。お互い見たいテレビが違えど、まずは1歳にテレビ権を譲る(その後しっかり自分の見たい番組は見ている)。
7歳はよく1歳におかしな挙動で笑わせてくれる。話しかけてくれている。なんなら、国語の宿題の音読だって1歳にも聞かせちゃう。

人としてよくできた7歳だ。
この1年で人間として大きく変化したのは7歳だと思う。

就学前の7歳はこんなにおどけたことをする(言う)タイプではなかったんだけど。環境の変化がそうさせたのか、なんだか7歳は楽しそうだ。

1歳には7歳がどう映っているのだろう。
よく喋る、面白いことするやつだという認識なんだろうか。

なんにせよ、1歳は7歳が大好きだ。

これから1歳は自我が芽生え、懸命に大袈裟に自己主張をするだろう。ことばも覚えて、イラッとすることもたくさん喋るだろう。

そんなとき、もっと先でも、何度喧嘩したっていいから、7歳と1歳がお互いに大切な存在だと思いながら成長してくれると私は嬉しい。



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