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実家が火事で全焼しました

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2024年1月、近隣からのもらい火で実家が全焼。 火災保険無しの状況の中、多くの方からの支援を受け再起をめざしています。 体験したことが、火事の後始末の手引きになればと記事を公開…
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2024年6月の記事一覧

火事を体験したからこそ願う理想の社会(火事の後始末 Part9)

私には夢があります。 実家が火事に遭い混乱したからこそ、そして多くの人からの有形無形の多くの支援をいただいたからこそ、勇気を出して声を出したからこそ得られた数々の知見。 それらの知見を活用して、火災にあった方が、少しでも早く日常の生活を取り戻すための仕組みを作ることです。 そして、それは私一人という小さな力では実現できないと思っています。 火災罹災者支援ネットワークを作り、有形無形に罹災者の支援を継続して行える仕組みのある世の中になって欲しいと願っています。 火災か

大事なものを守るには(火事の後始末 Part8)

火事の経験から我が家で行っている防災対策は「大事なものを空き缶に入れる」です。 実際に実験したわけではなく確証はないので、気休めかもしれませんが、自宅にあるものでやっておいたらいいのではないかと思います。 缶の中は空気が少なく、燃えづらいのではないかと感じました。 ただし、実際の火災現場では缶が長時間高熱になることが予想されるので、中のものが完全に無事とはわかりません。 念には念をということで、ハンコなどの小物は缶の中に缶を入れて保管しています。 特に、重要な書類は

延焼の原因はカセットボンベ?(火事の後始末 Part7)

もらい火を体験して思うことは、近隣の家からのもらい火は防ぎようがないということです。 インフルエンザの予防と同じでどれだけ対策しても罹るときは罹る、という感覚に近いでしょうか。 隣の家が目視できないくらい遠いというなら防ぐこともできるでしょう。 今回の火災は、 ・天ぷらの火の消し忘れ ・備蓄していたカセットボンベへの引火→爆発 ・強風 の3点セットで実家へ延焼しました。 火元の家が備蓄していたカセットボンベへの引火で火事が加速して、手を付けられない状態だったそうで