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実家が火事で全焼しました

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2024年1月、近隣からのもらい火で実家が全焼。 火災保険無しの状況の中、多くの方からの支援を受け再起をめざしています。 体験したことが、火事の後始末の手引きになればと記事を公開…
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2024年5月の記事一覧

火事の支援の心得とその裏側(火事の後始末 Part6)

前回の記事では、支援方法として活用した見舞金口座やAmazonほしいものリストの裏側について書きました。 多くの方々に読んでもらい、大変光栄です! 今回は「支援を募るときに心がけた」ことや、「近くで支援をする側として感じた」ことを紹介します。 支援をする側として私の主観でしかありませんが、被災した家族を一番近くで支援する立場として心掛けていたことをお話しします。 二次災害を出さない 帰省して家族の支援に向かった理由のひとつは、車が焼けてしまい移動手段のない家族の運転

想像を超えて支援が集まったことを話します(火事の後始末 Part5)

前回は、火事後の生活再建の様子をレポートしました。 今回は、多くの支援をいただいた内容とその裏側を綴りたいと思います。 私たちの場合は、主にFacebookを使って支援を募りました。 振り返ってみれば、当事者が支援を募るより、当事者の周りの人が動くことの方が効果が大きいと感じています。 当事者自ら「助けて欲しい」「見舞金振り込んで欲しい」と言いたくても言えない環境や性格など、さまざまな理由があるはずです。 大切な人がピンチの時、代わりに実行できるのはあなたかもしれま

火事後の生活再建に向けて(火事の後始末 Part4)

そろそろ折り返しが見えてきた実家全焼からの後始末シリーズ。 前回は、火災発生直後から避難所での生活の様子でした。 今回は、生活再建に向けて動いたことをまとめました。 住居の方針を決める まず、今後の住居の方針を決めることが最優先でした。 今回燃えた家は親族所有の家だったので、またそこに帰ることはありません。 検討に上がった選択肢としては、以下3つ。 1.市営住宅 罹災証明書があれば、1年間は家賃免除。ただし人数的に2箇所に分かれる 2.賃貸住宅 家賃は発生する