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【マネが出来ない特許技術があるから「売れる!」の嘘を暴く!】


先日、ある方から「世界で真似ができない唯一無二の特許技術がある商品だから(素晴らしい)ビジネスチャンスがあります!」ってご紹介をいただきました。

そこで色々なお話をお伺いしたのですが、「これはきっと多くの日本人が勘違いしているのだろうな・・・」って思ったので、今日はこのことをシェアします。

まず、多くの日の日本人が「マネができない技術や特許があれば勝てる!!」「売れ続ける!」と大きな勘違いをしています。

これは大間違いなんです!!

この勘違いは昭和の時代に日本が技術大国になって経済的にたくさんの恩恵をもたらしたことで植え付けられたものだと思いますが、今では完全に時代錯誤となっています。

確かに、日本は優秀な技術により、素晴らしい製品を作り出し、それを世界中の人に販売したくさんの利益を手にする事ができました。

しかし、科学技術が更に発達することによって”簡単に同じような商品を作り出すこと”ができるようになったのです。

仮に特許が合っても、その特許技術を少しだけ変えて、さらにコストパフォーマンスの高い商品を作り出すことは実は比較的簡単にできるようになったのです。

その典型例が、私達が身近に使っているスマートフォンです。

日本で人気のあるスマートフォンは”iPhone”です。
画期的なデザインや使いやすさから日本では70%近くのシェアーを持っています。

電車の中でスマホを触っている方を見てもiPhoneが多いですよね!!

我が家の長女は今は大学生ですが、高校に入る時に「絶対にiPhoneでなければ嫌だ!!」「iPhoneを持ってないとカッコ悪い!」って言って、無理やりiPhoneを買わされてしまうくらい・・・

iPhoneは人気です。

だから、多くの日本人は「iPhoneが世界で一番売れている!」って思っている人が多いのですが・・・・

もちろん、スマートフォンが世の中に出だした頃は、そうでした。

しかし、今現在、世界的なシェアーで見ると、iPhoneのシェアーは28%前後で、70%以上のシェアーを持っているのがAndroidというグーグルが開発した基本ソフトを入れたスマートフォンです。

御存知の通り、スマートフォンの数々の技術特許はiPhoneを作っているAppleが持っています。

当然、特許ですから真似することが出来ません。

しかし、Android端末を製造するメーカーは、Appleが持っている技術特許を上手く回避して、製品を作りだし、それを世界中に安価で販売しているのです。

そのために、貧困層が多数いるインドやアフリカ、中国、南米では「安くて高性能!」というAndroidの人気が高く、80%以上のシェアーを持っているのです。

つまり・・・・

「どんなに素晴らしい特許や技術があっても”売れるわけではない”・・・」という言うわけです。

これはスマートフォンだけではありません。

サプリメントであろうが、シャンプーであろうが、さらには”サービス”であっても、良いものは真似されていきます。

そして、日々新しいモノが世の中に出てくるわけです。

そう考えると、”モノ”を扱うビジネスは大資本を持っている企業に叶う可能性は非常に低いことがわかります。

結局は”流行”として、一時的には売上が上がることはあるとは思いますが、それが継続することは”ない”わけです。

(タピオカジュースの流行を見れば一目瞭然ですね。)

では、資本も人脈もない”普通の人”がチャンスを掴めるビジネスって”何”があるのでしょうか?

一時的な収入を求めるのであれば”流行り”の商品やサービスをやって、次の事業の資金を貯めて、次のチャンスを探して投資するか???

(ただし、投資先の見極めが出来ないと失敗します)

もしくは、【時代の変化に対応ができる柔らかい頭脳を持つ経営者】と【強力な資金力】【未経験の人でもできる教育制度】が整った会社を探すことです。

そして、最も重要な条件が【強力な助け合い精神を持つ仲間】がいることです。

どんなに素晴らし製品や会社でも、隣りにいる人が皆、競争相手で自分優先で動く組織であれば弱者は食われてしまいます。

(よく言う、離職率の高い会社ですね!!)

これでは、普通の人ではチャンスはつかめません。

これらの条件が揃う会社のビジネスチャンスであれば、はやりに左右されない安定的な収益性が期待できるはずです。

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