【改稿】総裁選と薩長の禍根

澤野大樹さんの9月9日付最新インタビュー、めちゃくちゃ面白いです。


「かつて奥羽越列藩同盟を裏切った秋田藩」の出身である菅総理は、安倍氏にも麻生氏にも二階氏にも再選を支持されていたにもかかわらず、突然辞任を表明しました。


上記インタビューのなかで、澤野さんは、麻生氏のこの発言から

「コロナはまがりなりにも収束して国際社会の中の評価は極めて高い。そういった意味では『まっとうした』という思いが(菅首相に)あったことは確かだ。私はそこの部分が(不出馬表明の理由として)一番大きかったんじゃないのかなと思っている」と述べた。そのうえで「それなりに尊重すべき判断だった」と語った。

麻生氏は菅総理の真の意図を汲んでいると捉え、今回の菅総理の不出馬表明は、「明治維新に『解消されていない無念』が燻り続けている」反長州、反明治政府、反清和会側の「清和会権力構造に対するクーデター」ではないかと読み解いています。

ほんとうに面白い。ぜひ全文お読みください。


それにしても、安倍さんと高市さんの関係って、岸さんとS信さんの関係に似ていますね。米国にすでに足枷をはめられて身動きが取れない安倍さんの意志を引き継いで、高市さんが「満州の悲願達成」のために動き出している。「高市さんは清和会じゃないから、私とは関係ありませんよ」という米国に対する言い訳もしっかり用意したうえで。

※けんぱのつぶやき※
こういうとき、別動隊ってほんとに便利ですよねー。

メディアがその活動を大きく取り上げるだけで世論を醸成できるし、文句を言われそうになったら、「いやいや、あの連中が勝手にやってるだけで、こちらは必死で止めようとしてるんですけどねー」という言い訳ができる。

本音では追い出したい米軍の「米軍出てけ運動」をやらせたり。判官びいきの日本人の心をくすぐるために「メディアに自分を攻撃」させたり。自民党内の政敵を倒したあと、「無茶苦茶な政権運営」をやらせて、やっぱり自民党じゃなきゃだめだと国民に思わせてから、華々しく再登場する下地を作らせたり。

2022年5月現在も絶賛活動中ですよね。最終的に自民党改憲案が通る形に持ち込むために「自民党案は反対だけど改憲しようぜ運動」をやらせている。

ある意味、ワンパターンと言えるほどに、同じことの繰り返し。こんな単純な手口に騙されつづけてきたと思うと、ほんと自分の愚かさ加減に呆れるしかない。。。



菅総理は緊急事態宣言を2021年1月8日に発令して、

2021年3月18日に突然、解除しましたね。

この期間は、米国の国会議事堂に有刺鉄線付フェンスが張り巡らされていた期間とほぼ一致しています。

春休み直前に急に解除するって言い出したから、何かあるのかな…と思っていたら、キャピトルヒルの有刺鉄線が撤去されたと聞いて、「あ~解除しろって指示があったのかな?」と邪推しておりました。


2021年3月20日 議事堂の外側のフェンスは今週末に撤去される


ビル・ゲイツと電話会談なんてのもありましたしね。

それから、ハンバーガー会談も。


菅総理はバイデン大統領と同じく、藤原直哉さん(@naoyafujiwara) のいう「カサンドラ・クロス」(崩落の危険がある橋梁)に全員を道連れにして突っ込む役割を負わされているのだろうと思って眺めてきました。


総裁選、去年のわたしだったら、きっと高市さんを応援していたでしょうね。

でも、今は、上の記事に書いた悪い予感は、残念ながら全部正しいのだろうと考えています。

自民党員ではないからどうにもできないけど、どうか「満州と岸信介と清和会」から日本が脱却しますように。




そして日本と世界に均衡が取り戻されたとき、何が待っているのか。


「何も知らずに」DSの幻想を鵜呑みにして、その幻想を強化することに加担してきた。「何も知らない」無辜の民だった。ものすごく悪いことはしないで生きてきた。

「何も知らなかったこと」は免罪符になるのか?

でも、現実には無辜の民がたくさん犠牲になっている。広島でも長崎でもベトナムでもイラクでもシリアでも、御巣鷹山でもニューヨークでも、東北でも。世界中の子どもたちも。靖国にも、無念を抱えたまま散らされた人々がたくさん眠っている。

神様って、もしいるんだとしたら、ものすごく苛烈で容赦ないなってずっと思ってきました。

すると、ここでまたあの問いが頭に浮かぶ。
死とは、ほんとに悪いことなのか?

それとも、均衡を正す大きな力が働いたときに、無辜の民はただあおりを食らって憂き目に遭ってしまったのか?



DSに加担せずに生きるというのは、ほんとに難しい。
DSのはいり込む余地がなるべく少ない「小さな輪」の中で生きるってことくらいしか、思いつかないな……。

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