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赤か青か──ところでピルはいくつある?

先日、ツイッターでピピーーーーンとくる画像を見かけました。

霜月やよいさんが引用されていたツイートの画像です。


THIS IS TRUE.  これが真実だ→■
THIS IS TRUE.  これが真実だ→●

THIS IS TRUTH.  これが事実。


Actually, that's a false dichotomy.   
実のところ、その二項対立は正しくない。

There are more than two sides to it. 
その事実には2つ以上の面があるのだ。


Your perspective on reality may not be wrong. 
あなたの現実の捉え方は間違ってはいないのかもしれない。

But that doesn't mean you're the only one who might have some insight on the truth. 
でもそれは、あなただけが真実を見抜いているという意味ではない。


量子量子と書いてはいますが、どんだけちゃんとわかってるのかっていうと、うーーーーん😅なわたしですが、この図ならわかる!!!


ここで注目したいのは、「光」「壁」ですかね。

1つの物体(=事実)に、誰が、どんな光を当てているのか?
その事実の影(=真実)は、どの壁に映し出されているのか?

たとえばこの記事なら、「けんぱ」が「弱々しい光」を「ある事実(fact, truth=多面体)」に当てて、「note(=壁)」に「影(=けんぱが捉えた真実)」を映し出している。

今、みなさんが見ているのは、「けんぱが光を当てた何かの影」ということです。


テレビ局は強力な「光」を発し、テレビはその影を映し出す専用の壁。

より多くの人に「同じ1つの影」を見せるために、より多くの人に専用壁を買わせ、その装置を持っていないと恥ずかしいように流行を操作し、多額の資金を投入して強力な光源を用意する。

テレビという「光」の効果(=洗脳)を完全に潰すには、実は「壁」を捨てるだけでよかったりする。意外と簡単かも?

その一方で、テレビが光を当てている側面も、ある物体(=事実)の1つの真実ではあるのかもしれない。あるいは、特定の角度からしか映し出せない特定の影を作るために、ものすごく精緻に巧妙に光を当てているのかもしれない。それでもまあ、影は影、なのかもしれない。

YOUTUBEの規制やテレビのスポンサー忖度などは、あらかじめ受信体である壁のほうを歪めておくこと、かな。壁を無料で用意する代わりに、あれこれ情報を集めてる企業もたくさんあるね😊


赤か青か? DSかQか? 嘘か真実か?

そういう二項対立に直面したときには、このイラストを思い出すことにしよう。

「どっちが真実なのか?」と悩んだり、「絶対こっちが真実だ!」と誰かを説き伏せようとするのではなく、

①今、見えている影だけで判断するのはやめておく(保留する)
②まだ壁に映されていない面もあるかもしれない(無知の知) 
③ほかにも、この物体の影が映っている壁はないだろうか?(調べる)
④別方向から光を当てたら、どんな影ができるだろうか?(考える)

とあれこれ思い巡らしながら、目の前の壁から一歩離れてみる。
頭が少し冷えたなと思ったら、場所を変えて眺めてみよう。

その物体が実際は何面体なんだろう?と想像してみる。
二次元の壁に映る形状に惑わされることなく、1つの手がかりとして参考にするくらいにしておいて、三次元の物体の把握に集中する。

何か疑問に出会うたび、その作業をコツコツ繰り返していく。

ということでしょうかね。

事実や事象だけでなく、人物に対しても同じなのかもしれません。
自分のことだって、実は知らない影ができる面があるのかもしれないし。

トランプ大統領なんて、ものすごく面の数が多い多面体って感じです。きっと、まだまだわたしたちに見せられていない影もあるんでしょうね。

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