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APEX日記3

#saveapexranked

最近、マブダチのN氏が中学時代の好きだった(というか元カノ)だった女の子(O氏)といい感じになっており、非常にアツい。

先週くらいの深夜0時にN氏から着信。
横浜で呑んでいたら、終電を無くしてしまったため迎えにきて欲しいとの連絡。
当然、次の日は仕事のため拒否。
しかし、どうやらO氏と飲んでいたという激アツ展開。なので、N氏に「アツいな!!」と言ったら速攻で電話を切られてしまった。

アツいな!!と言ったら速攻で切るという行為に不信感を覚え、なんだか面白そうだったのでわざわざカーシェアを使って迎えに行くことにした。

AM1時、横浜駅に着くと、二人が向こうから歩いてくる。自分も心は童貞チェリーボーイのためドキドキ。
そして、二人をピックアップ。

中学ぶりにO氏と再会。中学の頃のウブな記憶が蘇り、すっかり心はキーボ状態。
しかし、我を忘れてはいけない。ここはあくまで二人の関係がよりいい感じになるために身を弁えなければならない。ジブラルタルが味方がインファイトを始めると同時にすかさずドームを焚くように、ブラハで漁夫対策のスキャンを欠かさずするように、おれはマブダチのサポート役として徹した。

O氏を家に送り届けたあと、N氏に確認。

「ときめいた?」「ときめいたーーー!!!」

車内はすっかり男子校状態。
O氏がN氏のことを実際どう思っているかの議論は非常に白熱した。
日焼けで向けた皮をツンツンしてくるというスキンシップがあったことや、N氏は奥手だというO氏の供述などから論理的かつ客観的に考察を深めた。
インペリアルハルがIGLとしてTSMを絶対的絶望の状況から安置の流れを読み、敵の動きを先読みし、戦況の流れを掴むことによって、チャンピオンとしての矜持を保ち続けているように、NRGのsweetが常に落ち着きを払いながら、敵部隊の2手、3手先を上回るように、そして、shivのバンガロールが如く常に情熱を持ちながらも頭の中は冷静であるように、俺たちは、O氏の戦略を考えた。

しかし、所詮は男。恋愛において女の前ではなす術もなく後ろから刺されるものである。非常に浮かれているN氏も結局はO氏の掌の上で弄ばれてるのかもしれない。それを察知した私は、そのことをN氏に伝えた。N氏もそれにはやはり勘づいていたようである。では、どうするのか。このまま何もせずただ、O氏の術中にハマり続けるのか。否。男たるもの、何もせずにただやられるのは一生の恥。答えは一つ。

そう、こちらからも仕掛けるのである。

まさに僥倖であった。文献によると、ゴキブリという生き物は自分が死ぬ間際になって初めて飛べることに気づくという。やはり生物の本能というものは常にそのような絶体絶命的な状況の中で強くその真価を発揮するものなのか。
そしてN氏はラインを通じてO氏にカウンターパンチを狙った。

「いま車内では恋バナしてまーす😂」

この決死の反撃ラインが功を奏したのかどうかは定かではない。しかし、あの時N氏は確実に男としてやるべき使命を果たした。いま、日本男児に足りないのはこの姿勢なのではないだろうか。巷では、草食系男子やら、ロールキャベツ男子などといった、男がいると言われている。私はそのような男は断固として認めない。男たるもの、常に精気を滾らせ、肉を喰らい、酒を浴びるように飲み、女を抱く。

N氏よ、お前は立派に戦った。
幸運を、死にゆくものに敬礼を。
N氏の健闘を祈っています。

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