APEX日記12

#加藤純一最強

俺は伝説を見た。

APEXのランクがリセットされる3日前から始まった苦行、通称カトマス企画。

加藤純一がブロンズからマスターまでぶっ通しで3日間配信し続けるという企画。

加藤純一はさまざまな配信者仲間の力を借りて、少しずつ少しずつマスターへと進んでいく。

カトマス企画の主役はもちろん加藤純一であるが、今回の影の主役は間違いなくEuriece(ユリース)であろう。

ユリースは海外のプロAPEXプレイヤー。
そんなユリースと加藤純一の出会いは約7ヶ月前。
お互い野良の味方としてマッチングしたことがきっかけで、加藤純一の視聴者、通称"衛門"たちに認知される。

持ち前の明るい性格で、みるみる日本人の視聴者が増えていき、ユリース自身も日本人の視聴者とコミュニケーションを取るために日本語を勉強し、ぐんぐん日本語が上達していった。

日本で開催されるAPEXの大会にも参加するようになり、日本のAPEXコミュニティで活躍の幅を広げ、立派な人気ストリーマーの一員として成長していった。

ユリースは非常に謙虚な空気を読める素晴らしい好青年であり、周囲の視聴者が加藤純一との共演を囃し立てても決して自分からコラボを求めようとはせず、加藤純一を1人の配信者としてリスペクトし、もし加藤純一から声が掛かったら一緒にやりたいという姿勢を貫いていた。

そしてついに加藤純一から助けを求められたのが今回のカトマス企画。

ユリースは海外のプロであるため化け物級にAPEXが強いために、ものすごい勢いで加藤純一のランクポイントを伸ばしていった。

しかし、加藤純一は多くの人を集める配信者である反面、アンチも非常に多いため、加藤純一の配信を見て狙い撃ちをしてくる輩、通称ゴースティングに悩まされ、ランクリセットまでの時間にマスターまでいけるか際どくなってくる。

ランクリセットまでの時間を考えるとラストマッチとなった段階で加藤純一のマスターまで必要なランクポイントは約40ポイント。

このとき、同じく助っ人としてカトマス企画に参加していたストリーマーKHがマスターに到達するまでに必要なランクポイントは約100ポイント。

2人が一緒にマスターに到達するためには、この最後の試合でチャンピオンになることが必要不可欠であった。

キーボはリアルタイムでTwitchでこの時の配信を見ていたが、同時視聴者数が24万人を超えており、24万人の衛門がカトマス企画の行方を見守っていた。

24万人という計り知れない数の視聴者がいるなかで、加藤純一をチャンピオンに導く必要があるユリースのプレッシャーは計り知れないであろう。

しかし、ユリースはそのプレッシャーを見事に跳ね除け、正真正銘の最後の試合でチャンピオンを勝ち取り、加藤純一とKHを制限時間ギリギリでマスターまで導いた。

正直、APEXの配信でこんなに感動するとは思いもしなかった。まさに伝説を残した瞬間だった。

今では人気ストリーマーのユリースであるが、加藤純一と出会うまでは、配信も伸び悩んでおり、配信を辞めようか悩んでいたそう。

そんなときに、加藤純一という日本の笑顔のおっさんと運命の出会いを果たし、そしてカトマス企画の最終兵器として加藤純一をマスターまでのし上げた。

カトマス企画の途中、加藤純一はユリースになんで日本語の勉強を始めたのか問いかけると、ユリースはカタコトの日本語でこう答えた。

「あなただから」

涙が止まりません。

加藤純一はそれを聞くと、ユリースに
「俺たちはもう親友だから一緒に頑張ろう」
と声をかける。

親友という言葉の意味が最初は分からなかったユリースだったが、視聴者にbest friendという意味であることを教えてもらい、とても嬉しそうにしていた。

涙が止まりません。

今ではユリースはストリーマーとしての収益によって家族の家計を支えるようになるまで成長したそうな。

改めて、加藤純一という人物の配信者としての計り知れない影響力を思い知った。

加藤純一最強!!!

待っててください、うんこちゃん。
次は僕の番です。

カトマス企画に倣った、パクリ企画
通称キボマス企画。
絶対マスターまで行ってやるからな!!!

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