地震・災害とホロスコープ

2024年1月1日 16:10
能登半島地方で最大震度7を記録する地震が発生しました。被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

1月2日には羽田空港でJAL機炎上と、
これ以上災害が起きないことを願うばかりです。

新年から、このような災害が起きてしまって
本当に心が痛いです。

占星術で星の流れを見ると
特に1月は冥王星が水瓶座に移動します。

「備えあれば患いなし」とは
「居安思危(こあんしき)」という
中国の故事の一部です。
意味は、普段から危ない所を知ると、
そこを何とかしようと思い、備えるので何かあっても大丈夫。ということ。

つまり、
「事前に知ること」が大切ということです。

今回は、過去の地震のホロスコープから
災害が起こりやすい星の動きについて
考察していきたいと思います。

ここで大切なのは、
あくまでも、不安にとらわれないこと。

しかし、感じてる不安を
誤魔化してないものにしてしまうことも、
より不安を煽ります。

地震や災害の不安は、
「死の恐怖」「大切なものを失う恐怖」
これらの本能からきています。

この部分を裏返すと、
「後悔なく生きること」
「大切な人と過ごす時間」
これが大切だと気づき、行動を変えていくことが
私たち個人個人が出来ることです。

そして、災害対策という
自分を守るため、大切な人を守るための行動を
具体的に考えておくことも大切です。

さらに、災害による報道に惑わされないこと。
いろんな情報が飛び交います。
不安を煽ることでメディアが持っていきたいことに誘導されないようにすることも重要です。

冬至図を見ると、
1ハウスに月、木星がコンジャンクション
9ハウスに太陽、水星、火星
私たち個人個人がしっかりと自分で考えて
広い視野で全体を見ていくことが大切です。

2023年12月22日 12:28 冬至

ここから先は、
過去の地震のホロスコープを見て
現在の星との共通点や注意点を
考察していきたいと思います。

私の考察が必ずしも正しいというわけではありません。
星に良い悪いがないように捉え方は人それぞれ。
どんな情報でも、あくまでも1つの説として捉えて
必ず「疑念」の目で見ることが
水瓶座の時代に必要なこととなります。

水瓶座は
「疑念から生まれる可能性」を
あらわす星座です。

正しいとされてる情報、陰謀論とされてる情報、
SNSや人の意見、どれも「それって本当に?」
と鵜呑みにせずにいったん疑ってみる。

そして、「自分はどう思う?」という
自分の感覚を大切にしていきましょう。

過去の地震について触れる記事となります。
不安を煽るような書き方にならないよう注意を払いますが、トラウマがある方や、
不安が大きくなってしまう恐れがある方は
閲覧を控えていただくことをお勧めいたします。




1995年1月17日 阪神淡路大震災

阪神淡路大震災、蟹座満月だったのですね。
満月は5:26なので、満月の直後に起こった地震です。
月蟹座27度、太陽山羊座27度
ここに天王星がぴったり乗っています。
その他のアスペクトは冥王星と調停

さらに、土星、金星がオーブ0でスクエア
そこに月が135度となり、トールハンマーを形成

天王星は突発的な出来事を表していますので
地震には天王星が大きく関係しています。

この日は、満月で
天王星とタイトにアスペクトを形成しています。

さらに、強制的な軌道修正を表す
トールハンマーというアスペクトも形成

なんといっても、この地震は
冥王星が射手座に入る直前に起きています。

冥王星は、1995年1月17日 18:53 に
射手座に移動していますから、
トランスサタニアンが移動するときというのは
やはり大きな出来事が起こりやすいときです。

2011年3月11日 東日本大震災

東日本大震災は、月が牡牛座から双子座に
変わったタイミングで地震が起きています。

13:00に月は水瓶座海王星とスクエアになり
14:26に月は魚座天王星とセクスタイルになり
14:31に牡牛座から双子座へ移動しています。

そして冥王星と月がバイクインタイル(144度)
となり、すべてのトランスサタニアンと月が
タイトにアスペクトを形成していますね。

さらにこの日は天王星が牡羊座に移動する前日。

天王星は、2011年3月12日 9:51 に
魚座から牡羊座に移動しています。

そして、阪神淡路大震災でも出来ていた
トールハンマーを形成しています。
海王星、月、土星でのトールハンマーですね。

海王星は2011年4月4日 22:33 に
水瓶座から魚座に移動していますから、
やはりトランスサタニアンが移動するときは大きなエネルギーが渦巻いているときといえます。

2016年4月14日 熊本地震

この日は蟹座上弦の月でした。

地震が起きた瞬間のチャートだと
トールハンマーを形成していませんが、

蟹座上弦の月のチャートを見ると、
月、太陽、火星と
月、火星、海王星で
トールハンマーを2つ形成しています。

2016年4月14日 12:59 蟹座上弦の月

トランスサタニアンの移動はありませんでしたが
新月満月上弦下弦というタイミングで
トールハンマーを形成するときは、
大きな災害が起こりやすいといえます。

1923年9月1日 関東大震災

今から約100年前に起きた大震災。
この時はトランスサタニアンの移動も
トールハンマーもありませんね。

この時は、木星、天王星、冥王星で
水のグランドトラインを形成しています。
さらに、土星、海王星、天王星でヨッドを形成

どの天体も太陽から距離があるため、
この日に出来たアスペクトではなく
数日間にわたり、形成していました。

ここに太陽と月が入って、
ホームベースを形成しています。
また、地震が起きたときは
天王星がICにコンジャンクション。

トランスサタニアンの移動だけではなく、
様々な星のアスペクトのタイミングが
重なっていることが分かりますね。

2024年1月1日 能登半島地震

この日は、
月、太陽、木星で土のグランドトライン
月、金星、土星でTスクエア

今までの大震災で見てきたような
トールハンマー、天王星とのアスペクトも
形成されていませんね。
また、新月満月・上弦下弦でもないです。
これまでの大震災のチャートとの共通点がありません。

2024年1月2日 羽田空港JAL機炎上

月は水星とオーブ0でスクエア
そして、木星とトールハンマーを形成。
さらに海王星とのオポジションもあり
月、水星・火星、海王星で
柔軟宮Tスクエアを形成しています。

水星はこの日に逆行終了で留
さらに木星も12月31日に逆行終了したばかりで留

今までの6件災害のホロスコープを見てきましたが
4/6でトールハンマーを形成しています。
2/6で新月満月・上弦下弦でトールハンマー
2/6でトランスサタニアンの移動の前後日
となりますので、

今後、注意するアスペクトとしては
トールハンマーと、
トランスサタニアンの移動の前後だと
仮説を立てることができます。

例外なのは、関東大震災と能登半島地震で
関東大震災は
太陽と月がトラインになる日で
数日形成されていたヨッドの頂点の天王星に
月がセクスタイルになり、ホームベースを形成し
ICに天王星がコンジャンクションしたタイミング

ですので、さっきの仮説に加えて
・天王星のアスペクト
・月の移動のタイミング
・月のアスペクトのタイミング

これらが複雑に関係していると
仮説を立てることが出来ます。

能登半島地震だけが例外となるのですが、
冥王星が水瓶座へ移動するのが1月21日
これまでの災害を見ていると、
大きな余震がくる可能性も考えられるので
今後、注意すべきアスペクトを見ていきましょう

今後、注意する星の流れ

まず、月と天王星のアスペクトで
とくに注意なのは、1月27日で
山羊座金星と、トールハンマーを形成します。


追記:1月28日 8:59に東京湾で震度4の地震がありました。
関東では結構揺れましたが、幸い大きな被害はありませんでした。


この日は、逆行終了直前の天王星が
月とスクエアとなることが少し気になります。

しかもぴったりスクエアになるときは
ICに天王星がコンジャンクション

さらに、この日の前日は獅子座満月です。

2024年1月26日 2:54 獅子座満月

獅子座満月は、
金星、土星、月によるヨッドを形成
水瓶座に移動したばかりの冥王星とオポジション
さらに海王星がICにコンジャンクション

いやな感じがしますね。

1月20日に月と太陽がほぼ同時にサインを移動して
1月21日に冥王星が水瓶座へ移動します。

冥王星の移動は多くの占星術師が注目していますが、この冥王星を絡んだ満月が1月26日で
1月27日に天王星が逆行終了する。

そして、その直前に月と天王星スクエア
(トールハンマーも形成する)
という星の流れが直近でいちばん注意するところだと思います。

そして、直近ではありませんが、
このnoteを立ち上げたとき、
占星術師としてやっていこうと思った時に
【2024年7月21日】
という日付が思い浮かんできてこのnoteのURLを
「hope_721」に設定したんです。

今年は山羊座で満月が2度起こります。
1度目は
太陽が蟹座に入る翌日の6月22日

そして2度目は
太陽が獅子座に入る前日の7月21日

ホピ族の伝承で
夏至の日だけに見える青い星が落ちてくる
その時が滅びの道へ進んでしまう分岐点
という話があります。

そして、それは2024年という説もあり、
私はこの満月までが、ターニングポイントだと思っています。

2024年2度目の山羊座満月の前日
7月20日の9時半から15時半にかけて
トールハンマーとヨッドを同時に形成します。

このアスペクト形成した翌日
7月21日 19:17に山羊座満月を迎えます。
この時に、何も起こらないように希望をこめて
このURLを「hope_721」に設定しました。

そして、個人的には2024年の新月満月・上弦下弦のチャート一覧を作成していて
水瓶座満月も嫌なチャートだなあと思いました。

2024年8月20日 3:26 水瓶座満月

満月は天王星とオーブ0度でTスクエアを形成
さらに、
火星木星、金星、土星もタイトなTスクエア

海王星、冥王星、太陽でヨッド
金星、火星木星、冥王星でトールハンマー

不安を煽るのは良くないですが、
こうやって日付を指定することで
集合意識が漠然とした不安から
具体的な備えになります。

実際に「〇月〇日に大地震が起こるらしい」
という噂はだいたい外れますよね。
それは集合無意識が漠然とした恐怖から
具体的にされた数字になることで
天王星やトールハンマーの「突発的な出来事」に
該当しなくなるからだと思っています。

ですので、
1月26日の獅子座満月前後
7月21日の山羊座満月前後
8月20日の水瓶座満月前後

特に注意をしていきましょう。

具体的には、災害対策をすること、
そして意識して大切な人や
周りの人と過ごす時間を丁寧に過ごし、
いつでも協力し合えるような関係を築くことが大切です。

また、具体的に備えるだけではなく、
精神的な備えも同時に必要となります。

精神的な備えは、
なぜ元旦にこのようなことが起きたのか
スピリチュアル的に考察していこうと思います。

2024年が分岐点となる

なぜ2024年の元旦に地震が起きたのか。

東日本大震災から12年の時が過ぎ、あの時の意識が薄れてきてしまっていると思います。

そして、2025年7月に大災難が起こるという
都市伝説が有名になり始めていますが、
「まぁ、何も起きないでしょ」と思っている人も多いはず。

しかし今回の地震は、元旦ということで
家でテレビを見ている人も多く
報道により、多くの人が東日本大震災を思い出したと思います。
そして災害が起きるかもしれないという意識が高まった。

ここで、注意したいのが
不安や恐怖心を煽られないこと。

メディアの多くは恐怖心を煽ります。

特に、冥王星水瓶座入りのチャートを見ると
太陽、冥王星がMCにコンジャンクションです。

2024年1月21日 11:39 冥王星水瓶座入り

日本が大きく変わるようなエネルギーです。
星に良い悪いはないため、このエネルギーに
今回の災害によって感じた不安を利用されないようにすることも必要です。

今回の地震の情報も
必ず1度疑ってかかること
水瓶座の時代に必要なことです。

そして、1月1日の能登半島地震と、
1月2日の羽田空港JAL機炎上を見ていても
個人の力と協力する力が大切な1年となる
と思うんです。

あの火災のなかで、
1人も死亡者を出さずに脱出できたのは、
まさにJALのCAさん個人個人の力と
協力する力があってこそ。

能登半島地震でも、
若い人たちがお年寄りを担いで避難されていたり
個人の力と協力する力が大切だと痛感しました。

そして、なぜ能登半島だったのか。

石川県の白山比咩神社の御祭神は
縁結びの女神で知られる「菊理媛尊」です。

菊理媛尊は日本書紀にのみ登場する
謎の多い女神です。

日本書紀では、
火の神ヒノカグツチを産んで
亡くなってしまったイザナミに会いに
黄泉の国へ向かったイザナギですが、
そこでイザナミと口論となった際に
イザナギに意見を述べて仲裁した女神が
菊理媛です。

こういったことからイザナミとイザナギという
男女の仲を取り持つ縁結び神と言われていたり、
死者と生者をつなぐシャーマンとも言われています。

ククリヒメはククというように
99をあらわしています。

スピリチュアル的な話になりますが、
9は「球」であり「調和」を意味しています。

99なので球が二つ重なって一つになることが
菊理媛の力だとすると、陰陽を統合することが
スピリチュアル的なメッセージなのかもしれません。

占星術でみても、水瓶座の時代は
水瓶座と獅子座の協力が必要不可欠です。

水瓶座はみんなの力、
獅子座は個人の力です。

水瓶座冥王星は革命を起こす力です。
その革命のエネルギーを
決して暴力的なものに使わずに
陰陽を統合する革命として

世界を調和の道へと向かわせる分岐点が
2024年となります。

備えあれば患いなしです。
もちろん具体的な災害対策も必要ですが
精神的な「備え」というのは
個人の力と協力する力に宇宙の応援が入る
ということを知ること。

どんなことが起きても、冷静に落ちついて
大難を小難に、小難を無難になるように祈り
人と協力してシェアして分かち合っていくことが
2024年に必要なことなのだと思います。

今回は、過去の災害のホロスコープから
地震・災害が起こりやすい星の配置を考察しました。

もちろん、何も起こらないのが一番です。
しかし、何かが起こった時に、
冷静に客観的に対応するために、
いろんな角度から事前に調べて知っておくことが
風の時代に必要なこととなるでしょう。

望月ことり

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