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デカビタのプライド

この前、少し疲れていたのでデカビタを買った。
疲れているというか、ただ単純に、口にシュワシュワと甘味が欲しかったからだ。

本当はオロナミンcが飲みたかったが、デカビタしか無く、デカビタを買った。
自販機のボタンでデカビタを買った時、
商品として輝いていたのは、"瓶"のデカビタだった。

紛れもなく瓶のデカビタ。
なにも疑いもなく自販機の飲み物を取れるところに手を伸ばすと、"缶"だった。

缶だ。

と思った。
もっというと瓶のデカビタが書いてある缶だ。

それを見た時に、なんかハイブランドでこんなのあったなと思った。
バレンシアガとかmm6かな。

そんなことより、こっちはもう瓶の気分だ。
瓶であれば水でもいいと思った。(思ってない)

カレーかよ!カツ丼の口になっていたのに〜
みたいな感じと同じで、瓶の口になっているのである(今考えたのでその時は、思ってない)

ひとまず、缶を開けてデカビタを飲んだ。
うーん。今ひとつだ。
俺は瓶が好きなんだなと思った。
オロナミンcも瓶じゃなかったら買ってないと思う。

だが、もっと瓶が好きな人がいるはずだ

製造者だ。

俺なんかよりもよっぽど瓶に対するプライドがある筈だ。

製造費や、SDGsがああだこうだで、
この様なキメラを作ったのだろう。

瓶に対する思い入れは、
ベテランなら尚更半端じゃなかっただろうし、
瓶だから入社した2022年卒もいるだろう。

ただ、時代が許さなかったのだ。

せめてもの抵抗で、
「元々のデカビタを缶にプリントしませんか?」
という案が通ったのだろう。
怖すぎる。

初めは、こんな案が、通る訳ないと誰もが思ったはずだ。
ただ段々とその流れになっていた、、、

もしくは適当な最近入った社長が、
瓶ダサいっしょ!缶にしようよ!と
言い始めたのかもしれない。

なにが風の時代だ。

瓶の飲み物を買って、
やっぱ瓶だよなって思って、
笑顔で飲み干して
捨てる時どうしよってなって、
いざゴミ箱に捨てると、バコンと大音量をたてる
あの無駄さが良いのだ。

当たり前にペットボトルの方がいいし、
缶の方が軽い。

わかっている、わかっている。

さておいて、
最近行くプールの横の自販機に、
オロナミンcが売っていて良く飲むのだが、
早くゴミ箱を作って欲しい。

あとデカビタって言葉書きすぎて訳分からなくなった。

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