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2024年5月の記事一覧

観世音菩薩普門品第二十五⑩【はじめての法華経】vol.18

【はじめての法華経】は、私が法華経を少しずつ読んでいく過程を報告するコーナーです。(マガジンはこちら) 現在、『妙法蓮華経』「観世音菩薩普門品第二十五」を少しずつ読み進めております。 さて、前回読んだ部分は、観世音菩薩の「三十三身」が説かれ始めたところでした。まず、第一身は「仏」でしたね。 今回は、第二身と第三身について説かれる部分を読んでいきましょう。 応以辟支仏身。得度者。即現辟支仏身。而為説法。 辟支仏の身を以て得度すべき者には、即ち辟支仏の身を現じて為に法を

पहुँचना pahuncanā(送り届ける)【最近覚えたヒンディー語】no.11

【最近覚えたヒンディー語】は、文字通り、私が最近覚えたヒンディー語を紹介するコーナーです。(マガジンはこちら) 今年中に100個覚えることを目指しております。今回で11個目です。 ◇◇◇ 今回私が覚えたヒンディー語は「पहुँचना pahuncanā」(パフンチャナー)です。 「送り届ける」という意味の動詞(他動詞)です。 「aapka photo pahunchaiye」 先日、InstagramのDMで、高校生くらいのインド人の男の子から、かっこいいポーズを

菩薩【仏教用語解説】vol.35

【仏教用語解説】のコーナーでは、さまざまな仏教用語を解説していきます。 第35回は「菩薩」です。 ◇◇◇ みなさん、「菩薩」という言葉を聞いて、どのようなイメージが頭のなかに浮かびますか? 私の場合は、いわゆる「観音さま」(観世音菩薩)のような、慈愛に満ちた微笑みを浮かべた神々しいお方が手を差し伸べてくださっている…というようなイメージが思い浮かびます。 ほかにも、「三人寄れば文殊の知恵」ということわざで知られる「文殊師利菩薩」や、「お地蔵さん」として親しまれている

立正安国論⑩【お祖師さまのおしえ】vol.19

【お祖師さまのおしえ】は、私がお祖師さま(日蓮聖人)の御遺文を少しずつ読んでいく過程を報告するコーナーです。 今回は「立正安国論⑩」です。(①~⑨はこちら) 参照しているのは、『昭和底本 日蓮聖人遺文』(日蓮教学研究所、改訂増補第三刷、2000年)と、『日蓮聖人全集 第一巻 宗義1』(春秋社、1992年)です。 前回に引き続き、旅人の一回目の質問に対する主人の返答の続きを読んでいきます。 以下、「原文」「現代語訳」「注」の順に書き、最後に私の感想を書いていきます。現代

観世音菩薩普門品第二十五⑨【はじめての法華経】vol.17

【はじめての法華経】は、私が法華経を少しずつ読んでいく過程を報告するコーナーです。(マガジンはこちら) 現在、『妙法蓮華経』「観世音菩薩普門品第二十五」を少しずつ読み進めております。 さて、前回は無尽意菩薩がお釈迦さまに対して2回目の質問をしたところを読みました。観世音菩薩さまはどのようにしてこの世界に現れ、どのようにして衆生に法を説かれるのでしょうか?という質問でしたね。 今回から読む部分は、この無尽意菩薩の質問に対するお釈迦さまの返答になります。観世音菩薩の「三十三

कल kal(昨日、明日)【最近覚えたヒンディー語】no.10

これまで、【最近覚えたヒンディー語】はつぶやきの方でやっていたのですが、「画像に文章を書いてもネット上には文章として残らない」という当たり前のことにやっと気づきまして、かと言ってつぶやきは140文字しか書けなくて不便なので、今回から記事の方でやっていこうと思います。 タイトル末尾の「no.10」というのは、【最近覚えたヒンディー語】としては10個目という意味です。今年中に100個を目指しております。 「昨日」と「明日」が同じ言葉だなんて… さて、今回私が覚えたヒンディー

しばらく休んでたらなかなかnoteが書けない体になってしまいました【ただの日記】

ちょっと退化しちゃったのかもしれません 最近noteを休みがちだったせいか、記事を書こうとしてもなかなか書き進められなくて、すごく時間がかかってしまいます。 頭のなかの「noteを書くために鍛えていた筋肉」みたいなところが、トレーニングをさぼっていたせいで、しぼんじゃった感じです。 どうりで、「毎日note」というルールを重視していらっしゃる方がたくさんいるわけですね… 今週は、記事投稿予定がズレにズレて、本来木曜日に投稿するはずの【はじめての法華経】を土曜日に投稿し

観世音菩薩普門品第二十五⑧【はじめての法華経】vol.16

【はじめての法華経】は、私が法華経を少しずつ読んでいく過程を報告するコーナーです。(マガジンはこちら) 現在、『妙法蓮華経』「観世音菩薩普門品第二十五」を少しずつ読み進めており、約4割というところまできました。ちょうど、無尽意菩薩の1回目の質問と、それに対するお釈迦さまの返答が終わったところです。 これまで読んだ部分(①~⑦)の原文+書き下し文+現代語訳は下記の記事にまとめてあります。 さて、今日から読む部分は、無尽意菩薩の2回目の質問と、それに対するお釈迦さまの返答に

祇園精舎【仏教用語解説】vol.33

【仏教用語解説】のコーナーでは、さまざまな仏教用語を解説していきます。 第33回は「祇園精舎」です。 ◇◇◇ 前回、「精舎」について解説しました。簡単に言いますと、僧侶が仏道修行しながら居住する建物のことです。 「祇園精舎」は、古代インドのコーサラ国の都・「舎衛城」にあった精舎です。お釈迦さまはここで多くの説法をされたそうです。 『平家物語』の冒頭「祇園精舎の鐘の声…」で有名ですね。 名前の由来 「祇園」という名前の由来については、次のように言われています。

はじめての法話研究会の感想

先日、「む、無理…」という記事を書きまして、しばらくnoteをお休みしておりました。 ゴールデンウイークに入り、だいぶ生活が落ち着いてきましたので、再開しようと思います。 今日は、4月23日に開催した「法話研究会」の感想を書きます。 ◇◇◇ 私は栃木県日蓮宗青年会(以下青年会)というものに所属しています。これは、栃木県に籍を置く日蓮宗僧侶のうち、40歳以下の人が入れる会です。会員同士集まって勉強会をしたり、イベントを企画したりします。 この青年会主催で、4月23日に