願わなければ始まらない(紹介図書:神秘島物語)

私は小学校の読書タイムで読んでからずっとジュール・ベルヌの『神秘島物語』が好きでして今回はこの本について紹介したいと思います。

簡単なあらすじとしては、アメリカの南北戦争時代が舞台で5人と1匹が無人島に流れ着いてサバイバル生活を送る冒険小説ですね。

遭難者全員が何かしらのスキルを持っていて、鉄鉱石からハンマーを作ったり、崖地帯の岩を削って家にしたり、ポケットに入っていた麦を栽培して収穫したりと無人島でスローライフ生活を満喫します。

なろう小説かよってなるかもしれませんが、さらに海賊とも戦います。多数の軍団に対して少数で知略を用いてやっつけていく様は、学校にテロリストが襲撃してきたときのオタクの妄想を煮詰めた感じでベルヌも中二病だったのかもしれません。
しかも『海底二万里』のネモ船長が登場してノーチラス号も出てくるためファンサービスも完璧です。前作主人公ってやっぱ燃えるんだわ。

個人的に気に入ってるシーンとしては遭難時に持っていた聖書を開いたらいいこと書いてないかなーとページを適当にめくったら「求めよさらば与えられん」って書いてあるのかっこよすぎませんか!?

私はきらら系作品が好きなので、この内容で全員女の子にした作品が書かれることを願っています。

みなさんも願わなければ始まりもしないので、どんなことでも書いて需要があることをネットの海に放流しましょう!


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