友達。

何度も喧嘩した友達がいて、何度も離れたくなった友達がいた。それでも、私はその子を手放したくなかった。何がなんでも友達でいたいとなぜか思った。私は自分の考えがしっかりしていないから、何度も人に相談したり、先生に相談した。
その度に、大丈夫だよ！そう言われたけど、私は大丈夫と思っていなかった。
何度も考えた。
それでも行動せずに終わるのだけは嫌だった。
だから、しつこいくらい、何回も、立ち上がってぶつかった。
どうやったらうまくいくかなって。
私の本音を言えば、どうせ言い返される。そう上手くいかない。決めつけられる。
怖くて仕方がなかった。泣きたかった。逃げたかった。
それでも、友達でいたいその一心で向き合った。
正直、こんなにたくさんのことをされて、たくさん傷ついて、謝られなくて。謝れよって1人で怒って。
それでも、1人で抱えてた。
あなたといていいことなんてひとつもない。
卒業したら会いたくない。
言われた言葉を忘れることなんてない。
それでも、この前謝ってくれたのが嬉しかった。
私はどんなに嫌でも、楽しかった時の記憶が蘇ってきて、その時の感情が勝って、友達でいたいと思った。
おばあちゃんになってもずっとずっと友達でいたかった。
私はこの人のことを勝手に、友達以上で家族以下の存在だと思ってる。
それくらい大切で、私が守り抜いた友達だから。
友達を辞める機会も、縁を切る機会も数えきれないほどあった。
その度に号泣したのは、私のせいだから。そして、友達でいたかったから。
今の私は、あの時踏ん張って友達で居続けようとした自分に言いたい。
頑張ってくれてありがとう。
友達のままでいられて、本当に幸せです。

私はこの友達を一生大切にします。