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8月9日発表ヤフーショッピング厳重注意内容&感想

ヤフーショッピング出店者さんお疲れ様です。


ECベテランのますくんです。


今回は2023年8月9日(水)にヤフーショッピングのストアクリエイターProで「厳重注意」が発表されたので、「ますくんnote」読者様にもお知らせして、私ますくんの感想も添えてお伝えさせていただきます。


今回の「厳重注意」はヤフーショッピングもかなり重要視しているようで、違反した場合には下記のような処分もあり得るようです。


【違反した場合の処分内容】

●休店措置
●契約解除
●警察に通報


このようにかなり重い処分が下されるようでして、ヤフーショッピングも今回の規約違反に対して、「断固許容しません!」のように断言していますので、我々出店者も内容をしっかり把握しておき、違反をしないように注意しましょう。







不正行為1:無在庫販売



まず今回ヤフーショッピングが厳重注意しているのが「無在庫販売」です。


ヤフーショッピングによれば、ヤフーショッピングの出店規約に下記の2つがあり、これの違反に該当する店舗は処分されるようです。


1、出店者は、商品が確保できていない場合、商品を適正に利用するために必要な権利を移転できない場合、または役務提供ができない場合、出品してはなりません。


2、商品の在庫が確保されていないにもかかわらず商品掲載をおこなう見せかけ販売や、その商品の人気が高いように見せるようなランキング不正操作などの客引き行為をおこなうことは禁止します。



1も2もいわゆる在庫を持たない「無在庫販売」に対する規約ですね。


「役務提供」は、商品やサービスの提供の事で、これにより報酬を得るためには、「請負契約」や、「委任契約」を結ばなければなりません。


この無在庫販売に対してヤフーショッピングが言いたい事を簡単に言えば、



●本当は在庫ないくせに勝手に載せるな


簡単に言えばこのように言いたいのでしょう。



ますくんの感想


今回の「無在庫販売」の取り締まり強化については、個人的には「大賛成」です。


仕入れ元に許可もないのに勝手に載せて、売っている店舗もありますが、正直言って真面目に運営している店舗からしてみたら迷惑です。


無在庫販売がアリになったら、好き放題に他店の商品画像や商品情報を盗んで、いくらでも商品ラインナップを増やせてしまいます。


商品画像や商品情報を用意するのも、注意事項や使用方法などを明記するのも、仕入れ元に交渉するのも、全て店舗運営者の苦労や努力あってこそのものです。


それをただ単にページから抜き出して転用されたら迷惑でしかありませんよね。


ここで1つ注意したいのが、「予約注文」や、「お取り寄せ」です。


これらも大まかに言えば、「無在庫」ですが下記の要件を満たしている場合はヤフーショッピングに注意されても、しっかりその旨を伝えましょう。


●在庫確保の目途が立っている
●販売する権利を得ている
●役務提供できている


もし予約注文やお取り寄せ商品でヤフーショッピングから、「無在庫販売」に疑われたら上記の条件を満たしている事をしっかり伝えるために、資料などを事前に準備しておいた方がいいかもしれません。



不正行為2:Amazonから発送




次のヤフーショッピングの厳重注意は、「Amazonから発送」です。


これは厳密に言えばメルカリなどのフリマアプリからの発送も含まれるようですが、ヤフーショッピングでの注文情報を元にAmazonから商品を発送する行為です。


簡単に言えば、


●ヤフーショッピングで注文がきたら、AmazonのFBAに自分で注文を入れてFBAから発送


FBAはAmazonの倉庫からAmazonが商品を発送してくれるサービスで、自分自身で発送手配はしなくてもAmazonが勝手に発送してくれるので、Amazon出品者には便利なサービスです。


これを利用して、ヤフーショッピングで同じ商品の注文がきたら、そのお客様情報を転用してFBAの自分の商品を注文するわけです。


そうすれば自分自身では発送の作業はせず、AmazonのFBAからヤフーショッピングで注文してきたお客様に商品が届きます。


この行為をヤフーショッピングは悪質な行為にし、厳重注意をして改善しない場合には重い処分が下されます。



ますくんの感想


このAmazonのFBAを利用した行為を見て最初に思ったのは、「ずるっ!」です。


確かに理論上はこれで発送作業はしなくて済みますが、明らかに不正行為ですし下記のような問題点が考えられます。


1、ヤフーショッピングで注文したのにAmazonの箱で届く
2、個人情報を無断で使用して注文している


私は法律の専門家ではないので、2の個人情報の無断使用に関しての罪はよくわかりませんが、おそらくこれは犯罪行為でしょう。


そして1のAmazonの箱の件ですが、これにはヤフーショッピングも言及しており、出店者から発送した場合でもAmazonなどのロゴが入ったダンボールで発送するのは規約違反です。


さらにヤフーショッピングの店舗ページ上や注文完了前の画面で、「Amazonのダンボールで発送する場合があります。」のように明記してお客様にそれを許諾させるようになっていても、規約違反になります。


簡単に言えば、


●どんな理由でも、お客様が良いって言ってもAmazonのダンボールは絶対ダメ


こういった内容です。


私ますくんの感想ですが、やはり犯罪行為になるような事はしてはいけません。


確かに発送が楽かもしれませんが、ズルはダメです。


もしAmazon側にもこれがバレたらAmazonでも重い処分が下される危険性もありますので、絶対にやってはいけない行為ですね。


ここで注意したいのが、「悪気もなく」他の会社のロゴが入ったダンボールで発送してしまう事でしょう。


ヤフーショッピングの厳重注意の中では、「Amazon等の…」のように書かれており、Amazon以外のロゴや会社名なども処罰の対象になるようです。


もし、余っているダンボールで商品を発送してしまい、そのダンボールがAmazonや他の会社のロゴが入っていたら…。


これはかなり危険ですので、悪気がなくても注意が必要です。


今後もヤフーショッピングにおける売上UPノウハウやSEO対策、今回の規約などについても記事を更新していきますので、是非フォローをよろしくお願いします!



ECベテランますくん




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