私たち世代が思っている以上にしっかり考えている
(去年の今頃にブクマした記事が出てきた)
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筆者のように自分を見つめ、言語化できる者ばかりではない。
むしろ、言語化出来ず、上手く伝えられずにいる者の方が圧倒的に多いのではないか。
特に悩むこともなく そつなく進んできた者の方が危ういのだが…
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今年もこの季節になり、進むべき道に悩み上手くいかず、親をはじめ周囲の人間の目から逃げたく思っている子がたくさんいるのではないだろうか。
息子もここ数年はこの状態であった。
私は思いを伝えることよりも彼の言葉をしっかり聞いていただろうか。
世間体としては肩身の狭い思いをしなかったかといえば嘘になるが、世間は何もしてくれない!と自分に言い聞かせた。
そして、今思うと、親も結局のところ何もできなかった。全て彼の力だったし、彼はブレなかった。
親や周囲の者たちの言葉に疑問を持ち、「しかし自分はこうしたい」という「芯」「核」の部分は誰にも曲げられない。
「おまえのためを思って言っている」という言葉を吐く人は限りなく鈍感です。こちらの気持ちを正確に察知して言っていることは稀で(ほとんどなく)、自分の気持ちを押しつけているだけなのですから。しかも、「よいこと」をしているという思い上がりがある。『私の嫌いな10の言葉』
中島義道の『私の嫌いな10の言葉』から抜粋。