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なんでもない日にもらうプレゼントの幸せさ

本好きの同期に「オススメの本があったら紹介してよ!」となんとなく言ってみた。そしたら今日驚きなことが起きた。

その同期とは、普段仕事している仲ではなくて、名前を知っている程度の仲だった。経営幹部候補生で入社している同期は入社式で新卒を代表して挨拶をするくらい会社から期待をされている人であった。だから私は一方的に彼を知っていた。

彼とたまたま仲良くなる機会が年末年始にあった。小売業ということもあって、12月31日まで働いて、1月1日は休みで1月2日から仕事開始という具合。東京の実家を出て、名古屋で働いている私は実家には帰れなかった。実家に帰れない組でエアビで年を越そうという企画がある話を聞いて、誰が来るかは知らなかったが一人で年越しする寂しさが嫌でその話に飛び乗った。彼も実家に帰れないうちの一人だった。

最初はぎこちなく彼と会話をしていたが、朝の6時までお酒を飲みながら二人で話す仲まで仲良くなった。お互い末っ子であることや、仕事に対する考え方が似ていた。本の話にもなって、彼は休みの日にスタバで7時間ぐらい本を読んでいるのだとか。正直すごいと思った。私も本を読むようにしているが、休日に7時間もいることはない。

そんな彼だから、きっといい本に出会っているのだろうなと思って「いい本あったら紹介まってます!」とLINEで伝えた。そしたら「厳選するからちょっとまってね!」と言われた。私は本のタイトルがもらえたらいいなって期待していたから、数日たっても紹介されない現実を見て、「本当に本を紹介してくれるのかな」と思って待ってた。

そしたら、今日。

彼がオフィスに来て、新品の本を持ってきてくれた。
彼がオフィスに来た時は私は外に出ていて、オフィスにいた同期に渡してくれた見たい。会って感謝を言いたかった…。

今まで生きてきた中で、本をもらったことがなくて、「紹介して!」と言われた時に相手に買って手渡ししようという発想になることもなかった。だから、驚きとともに嬉しさがこみ上げた。きっと仕事の合間をぬってきてくれたのかと思うと幸せでならなかった。

こうやって相手の期待値を超えてくる彼の行動は驚きでしかなかったし、なんでもない日がとてもとても素敵な日となった。私も、誰かに本を紹介して!と言われたら購入して渡しに行こうと思えた日だった。

最後に、この記事を彼に見られたならば、恥ずかしすぎるので消すと思います。笑
ちなみに、彼がくれた本したのURLに載せておきます笑

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