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怪談

以前書いたものに加筆修正したものです。経過中(未定)

登場人物:
月: 都
太陽:未定
金星: 美希
火星: ザナ
水星:トオル
土星:ユカリ
海王:未定
冥王星: X
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夏も終わりのころ、僕は家族4人で山奥の、とある村へ観光に行った。
父が珍しいスポットをよく見つけてきては、半ば強引に僕たちを連れていくので、今日もその旅に同行させられてしまったわけだ。しかし村の人たちは歓迎してくれた。よく来たと肩をたたかれ、畑から帰ってきたばかりの、(おそらく噂をきいたのだろう、)おばちゃんが息を切らしながらスイカを持ってきてくれた。すこし生ぬるかったけど、塩もふっておいしかった。それからなんと村長まで出てきて、目的の家へいく道すがら、村を案内してくれた。牛舎の牛や山盛りの牧草をみて、妹ははしゃいだ。僕も少し興奮した。なにしろコンクリートジャングルから一気にこの壮大な、山々に囲まれた場所に解放されたのだ。木々の青さが眩しく、流れる水も瑞々しい。落ち着けるはずもない。僕らは道すがらトンボや蝉の抜け殻を探し回りながら、あそこにかかしがみてるよ!とか、カラスの群れだ!とか冗談もまじえながらよく喋った。だいたい歩いて30分ほどで、建物が見えてきた。
夕暮れの虫が鳴き始める。
中心部より少し北の森なか、はずれにある宿舎だ。
昔はよく集会などで使っていたらしいが、不便だというので今は別の場所に建て替えたらしい。少し古ぼけた、2階建ての木造校舎みたいなところだった。母が不安そうな顔をしたが、父は大変満足したようだ。すみません、なにしろこんな小さい田舎の村ですから・・・中々修復にも手がかかってしまって。ちょっとばかし古臭いところもあるけど、怪談なんてたつほどの村じゃありませんよ。と村長はタオルで汗を拭きながら言った。まあ、こういう体験も悪くないか。
それこそ間違いだった。
・・・・・
No.9(月の部屋)

太陽「何読んでるの?」
月「怪談だよ。よかったら貸そうか?」
太陽「うーん、いい・・・」
月「そう、」
太陽「雨だね。」
月「ああ久しぶりだね。」
太陽「・・・・・」
(本を閉じる)
月「今日は火星と一緒じゃないんだ?」
太陽「あ、うん。仕事があるって。最近忙しいみたい。」
月「ふーん。そうなんだ。いつも何してるの?」
太陽「あ」
月「?」
太陽「いや、なんでも・・・ふふッ 、ごめん。」
月「え、何かあった?」
太陽「いや、あのね、月って意外とファンシーなんだなって・・・洗面所にアヒルとウツボ(おもちゃ)がいるの見ちゃった。 ごめんね、勝手にのぞいちゃって。」
月「ま?!違う!違う・・・金星だ。しまった、また勝手に入ってたのか・・・。」
太陽「そうだったの?!」
月「・・・あのさ、よかったら火星に言っといてくれない?No.3の部屋の管理を緩和してほしいって。彼女がいて嫌だからってこっちに来てるんだ。」
太陽「え、そうなの?・・うん分かった!ちょっと言ってみるね!」

月「ハぁーーーっ、つ、疲れた・・・いっそこの本の中で冒険したいなぁ。」
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どこか)
冥王「わ か っ た (笑)]


2】ーーーーーーーーーー

水星「で、目ぇ覚めたらどこやねん、ここ!ていいたなる珍妙な風景やな。
それにしても暑いなぁ・・・・ほんまにどこなん、ここ? こんな森のド真ん中で何を叫べっていうん?おたけび?」

土星「落ち着きなさい。」

月「 まさか現実になるとは」

金星「ちょっと月ぃ!!何やってくれてんのよ?!せっかくネットサーフィンしてたのに!」

太陽「こんなことをする不届き者は冥王星以外にはいません。」

水星「お。太陽ちゃんが覚醒した。」

太陽「まずは月、私たちに事の発端を教えてくれませんか?その本の中身を。それから二手に分かれ、情報を集めましょう。」

::::::::(話)

金星 「・・ううっ、エグっ」

太陽「・・・グスッ、・・・もうやだぁ・・・。」

土星「全く、たよりないわね。リーダーなんだからしっかりしなさい。」

月「いや、なんというか・・・ごめん。」

水星「うーん、とりあえず人に話をきくしかないわ、ラストのバッドエンドに逝く前に。って今何日かも分らんし。 ここはグッパで!」

土星「まずはこの森から出ないと。村についてからでもいいんじゃない?」
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水星「事後やん!」

土星「見事に全滅しているわね。」

金星「・・・あんた、よくこんなもの読んでくれたわね。何よこの土地、人の気配なんてないし、空は曇ってるし、家なんか崩れかけてんじゃない!」

月「いや、・・・」

太陽「金星ちゃん、あんまり責めると月が可哀そうだよ。 とりあえず」

水星「分かれよか!」

ガサッ))

太陽「ひいっ!」


3】ーーーーーーーーーーーーー
土星「・・・・・海王?」

▶ 海王星(裸)があらわれた!

・    ・   ・

太陽「ぎいやあーーーッ!!!」
金星「うっわ//////」

海王星「ああああ・・・・//////!?、あなたはなぜ恥じらいもなく・・・!」

土星「幻想(非現実)には興味がないもの。」

海王星「アスハラ!」(※アストロジーハラスメント)

土星「大丈夫、わたしにとっての幻はあなただけよ。」

海王星「人権とは・・・?!」

水星「ちょw 何やってんねんこんなとこで!とにかく隠せ隠せ!w」

海王「あわわ、聞きたいのはこっちのほうですよ、なんなんですかここ!私は居酒屋にいたんです!普段飲めないくせにとかいわないでくださいあそこはそばが美味いんです、でちょうど人の空気でいい気分になったところで隣にいた男?と仲良くなって扇子をもったとこまでは覚えてるんですが。途中で、
、、その・・・  そうこうしてる間に気づいたら草むらに倒れてて・・・ 」

土星「海王 、失 望 したわよ(笑)。」

海王「・・・!」

土星「財布はきっちり管理させていただくわね。」

海王「な、そもそも2ハウスは私の管理権です、そこを私情ごときで明け渡さねばならないだなんて!私には私なりの考えというものが!」

水星「えー加減にしいやー。 ほれ海ちゃん、もってきたで。」
パサッ

月「いつの間に!」

海王「友よ・・・!(涙」

水星「感謝したってやー?わざわざ村長の家まで行ってリッパなの拝借してきたんやから。」

太陽「ごめんなさい村長さん!あとで必ず、いやきっとお返しします!」

月「返すにしてもきちんとしとかないとな・・・」

金星「ねぇ他の人はいないの?てかこのグループなの、他の人はどうなってるのかしら?」

月「いたとしても探さないと。」

水星「僕らの場合月が発端やからそれで軸になってんのか?ほら、特に僕と君ら(女性陣)、ほろんど面識ない上に月と海王で関わってることが多いし。月ー怪談ー海王星が軸の中心で、僕ら(それ以外)はあれやん、モブ!」

金星「・・・もうちょっと言い方あってもいいんじゃない?でもさ、この世界からどうやって帰るっていうの?物語が終わって終了ならともかく、バッドエンドの続きなんて知らないわよ!」

土星「それよりも深刻な問題が食よ。日も暮れてきたし、食べ物を探さないと・・・ロイヤルブルーティーはあるかしら。」

金星「そういやあたしものど乾いてきたわ。」

太陽「あ、それだったらあっちにマーケットみたいなのみたよ!」
ーーー
店)
ガラーン・・・

土星「ないわね(ロイヤル)。でもよかった。賞味期限が間に合ってるわ。」

水星「少なくとも壊滅して時間があんま経ってないってことか。」

月「いやそれ危なくない?」

土星「手早く済ませましょう。なに起こるか分からないし。」

太陽「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・・・・」

月「これナチュラルにドロボーだよな。」

金星「言ってる場合じゃないから。ガサガサ・・・」

土星「共犯、とは言いたくないけど、食べないで腐らせちゃ失礼よ。」

海王「むむ、奇跡的にでももとに戻った場合の精算額を考えた方がいいのかもしれませんねぇ。」

土星「嫌なこと言わないでちょうだい。皮算用よそれは。」

水星「アカンなー携帯つながらんわ。」

金星「ほんと詰んでる。」

太陽「電池はいるね?」

土星「泊まる場所を探さないといけないわ。」
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→廃校舎

月 金星 太陽「「「やっぱり↓↓↓」」」

水星「しゃーないわーなんせ「あの」宿舎が原因なんやし。せやかて村人の家に泊まるて・・・なぁ?・・・狭いわ。」

 ゴーン

太陽「えっなに」

土星「お寺の鐘でしょ。」

4】ーーーーーーーーーーーーーーー

太陽「・・・」

月「誰もいないのに鐘が鳴」

太陽「・・・・・・・・・・(ToT)!!!!!」

金星「(太陽を捕まえ損ねる30度)あっ、倒れちゃった。てかお化け屋敷みたいね、これ。いまさらだけど震えてきたし(笑)。」

海王「これはチャンス!」

土星「あんたはあんたで何を言っているの?!今この状況を見なさい!ちょ待っ!(海王を捕まえる)」

水星「まあ焦らんで?荷物置いてひと段落ついたら作戦会議しようと思ってるんやけどどう?あと、みんなで見に行こうや?」

海王「証拠写真を撮れるかと思ったんです。」

土星「最後まで言わないと気がすまないタイプね(ワナワナ)。」
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水星「ーで、まとめると、分かったのはみんな寝てる、あるいは気絶してる間にこの世界へワープ?してきたことやんな。しかも怪談。  廃集落に迷い込む男女。ハァーー。青春も真っ青やーー ・・・ウソウソ。
状況として、今は晩夏で、村が壊滅して間もないこと、辺りに人だけの気配がないこと。しかも逃げた可能性は物語によれば、ない。現実活動時間の昼間にも関わらず人気のないことと、無人の店に大量の食品が残っていること、家の中が綺麗なこと。自転車も車も置かれたままであることが挙げられる。そう、何かが起きたと推察される物理的証拠が少ないこと。
環境はみてのとおり山村。南北に山が連なっているその間にあるみたいやな。
で問題の宿舎は北東と。
村全体は山に沿ってゆるやかに広がっとるわ。平地。畑が多く、傾斜が少ない。
あとはwi-fiが飛んでない。
学校を「一応」の宿泊場所にするけど、とりあえず護身用のお札、配っとくから。 海ちゃんが前日に夢みてたらしい。だからとにかく、ここは安全や。
ここからは明日の行動についてな。
まず、あの寺、それから発端になった宿舎へ行って手がかりを探す!
はい!終わり!
今は現実(腕時計)でpm9時! なんや突然わけのわからん世界へ飛ばされて、色々テンションありすぎて疲れたやろうし、さっさと寝てやー(直球)!」

一同「「「うーい」
     はーい」」

金星「あーヤダヤダ、ほんと。なんでこんな目に遭わなきゃなんないの。」

月「そういう割には楽しそう・・・」

金星「なっ!もとはといえばあんたのせいじゃん!?てか弱腰が一番フラグだわ、楽しまなきゃ意味ないし。」

月「楽しむ、か・・・今頃みんなどうしてんだろうな  。」

太陽「土星ちゃん何描いてるの?」

土星「記録よ。こんな状況下、ちょっとした変化でも見逃せないもの。ここだって安全と、まだ言えないし。」

太陽「うーん、そうなの?大丈夫じゃない?海王星がみたっていうんなら。  あ、そういえば、カレーおいしかったよ?」

土星「・・・・・ありがと。 でも駄目よ、彼を認めるわけにはいかないわ。まだなんにも現実になっちゃいないんだから。」

金星「ね!そういえばシャワーくらいあるでしょ?誰か一緒に行かない?あたしもう眠いんだけど。」

5】________

天王 「月がいなくなった(´・ω・`)」

火星「太陽もいない。ちょっと目をはなした隙に階段から落ちて・・・冥王星が絡んでいる気がする、まずいな」

天王「パソコンにもいないんだよ?どこのサイトにも、あいつどっか行きたいとかツアーとかソロキャンプしか検索してないんだよぉ(涙」

火星「?何が不満なんだ。」

UFO「パラレルワールドですわ。」←関西弁

天王・火星「「!」」

木星「あ、いた!他のみんないなくなっちゃって大変だね!」

火星「これはどうなってるんだ。」

木星「うん、部屋で本読んでただけなのに水星が突然フェードアウトしちゃってさ!もうびっくりだよね!金星もいないようだし。あと冥王と連絡がつかない。そうこうしてる間に窓にUFOが刺さってさ。これが時空の歪みだっていうから、」

UFO「小僧。わいはな、オマエが来いゆうから来ただけや。」

木星「今どき窓ガラスにぶつかるなんて、 」

UFO「オマエを信じて飛び込んだだけや たぶんな」


UFO「時空の歪みで壁ができてる。本来なら一定に流れてるはずなんやけどな、一瞬妙な電波が走ったんや。」

火星「そういえば妙な匂いがしたな・・・しばらく治らなかった。」

UFO「そのせいで次元が閉ざされてしもうた。けどそのまんまにしておくわけにはいかん。とは言われへん。 これは「「夢」」や。それも現実という夢。夢は邪魔したら、いかん。」

6】ーーーーーーーーーー

8月4日(木曜日 午前8時45分
寺組        宿舎組
・水星      ・金星
・海王       ・太陽
・土星      ・月

・ ・ ・

月「カタカナ(名前)とその他か。」

金星「上等よ。こうなったらとことんまでやってやるんだから。」

太陽「あんまり無理しないようにね💦」

海王「水星、これはある意味不都合だと思うんです。」

水星「じゃんけんは公平やで。」

土星「くっ、 」

水星「ほな、準備ええな?  いまから午後の4時半まで!集合場所はいつもの店!各々なんかあったら発煙筒でもなんでも知らせてな?」

7】ーーーーーーーーーーーーー
宿舎組▶ 太陽、月、金星

ジー
ミーンミーン
シャワシャワ・・・(セミ)

金星「あ~、暑い。  マジで暑い、せんぷうき~クーラ~~」

太陽「う~」

月「・・・暑いばっかいってるとしんどいよ、 まだ木陰のほうが涼しいし。 あ、地図によればもうすぐみたいだね。」

金星「ん~ホント、、、でもなんで村からこんな離れたところに集会所なんかあるわけ?」

月「さあ、」

太陽「にしてもここ、人がいないと変な感じがするね。まわりはのどかなのに」

月「なんというか、異常だよな。自分たち以外空白みたいで。」

ザッザッ ジャリ(砂利の音)

美希「ねぇ雨降るんじゃない、これ?」

太陽「。。。」

月「大丈夫?」

太陽「あの、怖くないの?」


月「そりゃ まあ、  あまり考えないほうがいいかもね、リスクは別にして・・・」

金星「もう、腹くくりなさいって!たしかにヒヤヒヤするけどさ、リアルで感じてみないとなにも分からないでしょ!」(ガンガンいこうぜ)

月「そうだよな、(いのちだいじに)

太陽「だよね。 、うん。」(もう逃げられない)


太陽「あれかな?」

金星「っ! 見えてきたんじゃない?山の木札?になんか書いてあるっぽいね。」

太陽「つる、うま、・・・蔓馬山。つるまさん?」

金星「どうせなら「つるまやま」にしたほうがらしいでしょ(笑)、不気味じゃない。さすが怪・談・ね。」

月「・・・そこの駐車場のあの建物か。って太陽!どこ行くの?」

太陽「あのお地蔵さんに挨拶してくる!」

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宿舎

金星「やば、不気味。錆びてもない鍵が開いてる時点で怪しさ全開って感じじゃん。」

太陽「帰りたい。」

月「・・・じゃあ、入るよ?」

金星「待って!こういうのは周りから探ってくとなにか、手がかりとかあったりするんじゃ・・・一旦周辺見て回らない!?」

月「そんな親切だったらいいけどね――。

ギィーーーー・・・(扉)

太陽「ひひらいたぁ~~~~~(涙)!」

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