精神障害とLGBTQが社会に認められるには

精神障害者は、一見健常者と変わらないので「健康なくせに、怠惰なだけだ」とよく言われます。そう言われるのが辛いのは確かです。心の中は、人には見えないから自分からカミングアウトして理解してもらえればと思っています。

LGBTQの方達も、一見男性、女性と判別されますが、心の中や頭は男性だが男性を好きになる人や女性だが、女性を好きになる人がいます。この方達は自分の性に違和感を持っています。近年LGBTに対して認知されてはきていますが、まだまだ生きづらいのが現状です。

Qと言うのは、「クエスチョニング」と言い
自分自身の性自認が男か女か、性的指向つまりどんな性に惹かれるのか決まっていなかったり、意図的に決めていない事を指します。

アセクシャルとは、異性に対して恋愛感情や性的欲求を抱かない人の事ですが、誤解しないで下さい。アセクシャルの方は無感情ではありません、家族愛や友人への愛情はあるのです。ただ、恋愛観が他の人に比べて違うだけです。

先日、宇多田ヒカルさんが「私は、ノンバイナリーです」とカミングアウトされましたが、ノンバイナリーとは、自分の事を男性
女性と2択に囚われず日々によって、「今日は、男性気分だから立ち振舞いは男性にしよう」とか「今日は、女性の気分だ」など、日々によってちがうジェンダーレスという価値観の元で生活しているのです。

何故、精神障害と似ているかと言うと先程も言いましたが、見た目で判断されてそれが苦痛でしかたないからです。LGBTQの方達も精神的に辛いことが沢山あり、本当に精神障害を発症されている方もいます。カミングアウトしたくても理解されないなら黙っていようとして、ストレスを溜め込んでしまい自分の性自認の違いに苦しみ、自ら命を断つ方もいるのです。

今は、何でもSNSなどで情報は沢山あるけれど精神障害者もLGBTQも万人に理解されているわけではなく、健常者として無理しながら社会生活を送っているのです。

そんな私達が、見た目で判断されずに無理をしない生活ができる事を願う日々です。

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