MZDAOの記事やコメントを覗いてみての感想

つい先日参加してみたMZDAOについてですが・・・ちょっと気になる部分もあったのでここに書いておこうと思います。どちらかといえば批判のたぐいですがどうにもコミュニティ内だと書けそうな雰囲気ではないので・・・。

気になるのはひたすら人集めをメンバーに要求していること。

DAO(分散型自律組織)という構造上、貢献者ほどメリットは大きくなるということになりますが、お金を払うメンバーをより多く連れてきたほうが貢献したとみなされるとなればこれはもうマルチ商法そのものじゃないかなと・・・。

議論もなくただ前澤さんが要求したことを書き込むだけのコメント欄。

あれって意味あるんでしょうか?確かDAOって民主主義的なボトムアップ型組織構造を指すはずですが、どう考えても今は前澤さんという権力者に尻尾を振っている人のほうが多い印象・・・。将来的にはDAO的に変更するとのことですがそのときにはすでに別の権力構造が存在していそうな気配も・・・。

「会社を作ろうプロジェクト」のはずがメンバーの大半はそのコアな部分に一切タッチできない。

実行するプランの選定もほとんどが前澤さん任せなのにコメントでは自分は甘かったなどという自己批判的ものまで・・・。今後絞り込んだものを公開するという話ですが決定プロセスそのものに違和感を感じるのは自分だけなのでしょうか?前澤さん=神みたいな扱いなんですが・・・。

MZDAOのメンバーは従業員でもなければ出資者でもない扱い。

500円はあくまで参加費で大したメリットがあるわけでもない。これってよほど大きな事業をやるわけでもなければ別組織で資金持ち寄って起業のほうが効率良さそうな感じです。合同会社とかそのためにあるような企業形態でじゃなかったかなと。うまくいけば分配やトークン貰えるよ的な話も参加人数を増やしすぎれば薄っぺらいものに・・・。

そもそも成立したプロジェクトは誰のもの?

DAO的に言えば貢献度の大きい人間ほど影響力を持つ(株式のあり方に近い)ことになりますし、お金をだすのはあくまで前澤さんです。結局、仲間だと言いながら推しと自身の利益のために貢献度を競い合う蠱毒のようなものという印象が拭えません。これじゃ現実社会となんら変わらないのでは。

最後に・・・

ビジネスを成功させるためには数が重要になることは重々承知していますが流石にいきなり営業活動は無いんじゃないかなと。やることも決まっていない段階ですし、そもそもまだ起業準備の段階でしかありません。

そこで魅力を感じる人なんてそうそういないでしょうし、とある経営者も「人は自分が欲しい物を目の前に用意されるまでわからない」的な発言をしていたかと。

まず集まったところで100万人の人間の主張なんて聞けるわけないです。それができるなら政治はとうの昔にそれを達成しているはずですし。かの松下幸之助ですら拝むしか無いレベルです。

ということなのでちょっとしばらくは傍観に徹することにします。あまりにも酷い場合は年末を待たずに退会もありかなと。もっと建設的な組織だと思っていたのでちょっと残念な印象です。

※補足

ここに書かれたことはあくまで個人的な感想なのでMZDAO自体を否定するものではありません。
新しい取り組みのため未完成の部分も多いことは理解していますし、期待している方もおられるでしょう。そこに水を差したいわけではないのであしからず。

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