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家庭への連絡

学校で怪我をした時・ケンカ・忘れ物が多い・提出物が未提出、等々おうちへの連絡する事が多々あります。

おうちへの電話や連絡帳は、ほぼマイナスな要素ではないでしょうか?
子どもたちの成長や良かった事について連絡する事はまずありませんよね。

これはおうちの人からの連絡もそうです。
連絡帳や電話で来るものはマイナスな事が多いです。

朝に連絡帳を確認して、3ページ丸々熱いご指摘があった場合は意識が飛ぶ時があります(笑)
身に覚えがある場合よりも、覚えがない場合のご指摘の時は心臓が止まります(笑)
即校長にダッシュ案件もありました(笑)

臨任の時はとにかくおうちに連絡しました。
程度がわからず、些細な事でも電話します。
そして熱いご指摘も多々受けていました(笑)

初任校で、ある時保護者に言われました。

「先生、学校から来る電話ってとっても怖いんですよ」

これは目から鱗でした。
おうちの人から来る連絡は恐怖と考えていましたが、保護者も同じ考えだったとは思いませんでした。

もちろん全ての保護者の方の意見でも無いし、私の考えも教員の総意ではありません。
でも、とても心に引っかかりました。

それ以来、電話・連絡帳での連絡祭りはやめました。

もちろん連絡をしなければいけない時はします。
でも頻度を減らしました。

毎年最初の学級懇談で、この保護者に言われたエピソードを話します。
そして次のようなお願いをします。

私はあまり細かい事で連絡しませんよ。
耳の痛いお電話するかもしれませんが、子どもたちの良かった時も連絡しますよ。
ですから皆さんも連絡帳で私を励ましてください(笑)

これを明言して、連絡が少ないと苦情を受けた事はありません。
大きな怪我、怪我を伴うケンカ、必要な提出物を長期にわたって持って来ない、期限がある物を持って来ない、でしか電話しません。
連絡帳でも細かいことは書きません。
小さなケガをした時は自分でおうちの人にいう事。
忘れ物は自分で忘れないように努力する事。

連絡が多ければ保護者との連携が取れている・信頼関係がある、とは限らないと思います。
我々も頻繁に連絡してくる保護者の方が、1番信頼出来るとは限らないでしょう?

家庭訪問や個人面談の時だけでなく、何かで子どもを褒める電話や連絡ができるといいですよね。

連絡帳で励ましが書いてあると私も嬉しいですから。

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