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勤務時間について思う事

夏休みも終わり、世の中の小学校は分散登校やリモート授業が行われています。
今回は分散登校から始まり、勤務時間について考えたいと思います。

そもそも何のための分散登校なのか?
児童の密を避け、感染の確率を下げるのが目的でしょう。それ以外に分散登校に意味はありません。
行事を中止や制限・縮小して学習時間を減らし、児童を分散させている。それほどコロナに感染することが危険で、その危険を避けているのです。これについては異論はありません。
どんどん行事がすっ飛び、悲しい顔をする子どもたちを見たら、もう身も心も張り裂けます。
それでもコロナに感染するのが危険なのです。

次に職員について考えます。
職員は毎日全員出勤します。
公共交通機関使って来るので感染の危険度は一般の人と変わりません。
職員が感染してしまっては、そこから子どもに感染したり、職員のクラスターが起きて学校が運営できなくなったりする可能性があります。
でも毎日出勤して定時まで勤務するのです。

現場で言われるのは子どもの学習内容を補償をする、授業日数の確保をする。
それがそれほど大切なのでしょうか?

そもそもこの学習の内容・授業時数というのは基準が科学的物理的生物学的に何も根拠の無いモノなのです。
だってコロコロ変わるし(笑)

極論ですが、戦前と戦後はガラリと変わっていますし、戦時中に充分な学習が出来なかった子どもたちがダメな人になったでしょうか?むしろ戦後の高度経済成長を支えた立派な人になったのでは?
まあ、この辺はあまり詳しくないので、今度教えてください偉い人。

もちろんその時代に合わせて、学習内容や授業時数が考えられ、精査され、多くの人が検討してきました。
ですがそれだけなのです。
何の根拠も無いのです。
偉い人たちが考えた、それだけです。

現在の状況に合わせるならば、児童の安全の確保と同様に職員の安全も確保しなければなりまさん。
勤務は子どもたちが来てから帰るまで、明日の準備ができたら帰ればいいのです。

少しでも空いている時間に退勤させれば、感染確率もグッとさがるでしょう。
ですができません。
誰もしません。
我々は校長の指示がありますし、校長も委員会の指示です、委員会ももっと上からの指示がないと動きません。
これが組織なのです。
もちろん組織の良いところも多々ありますが、ダメなところも同じだけあるのです。

とにかく今は危険なので早く帰る。
会議も研修も精査して、退勤時間を早くする。
それだけで職員の感染確率や負担が減って、教材研究の時間が増えて、少ない授業時間に密度の濃い有意義な授業ができるのです。
これらは本当に見直しをしてほしいです。

まあ結局何かを変えたいなら偉くならなければいけないのですね。
私はもう偉くはなれません(笑)
誠に残念です。

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