見出し画像

天皇賞(春)(GⅠ、阪神芝3200m)

2021年天皇賞(春)考察!個人用まとめなので全て後出しです。
使用データ:ストライド競馬新聞 
引用twitter:@tachikawayuma、@chariot0001、@jinsei_umakichi、@yuta87oikiri、@Azemin25a、@umajin_keiba

・枠順と位置取りと傾向とレース質

「枠順と位置取りで勝ち馬を見抜く!」※京都開催のもの
過去5年の連対馬(1着3頭・2着5頭)は4角5番手以内。そして馬番1〜9番が2着4回・3着3回。同じ京都外回り長距離の菊花賞と比べて、距離適性の低い馬が少ないため距離ロスが影響しやすい。【枠順 ◎】【位置取り◯】【上がり△】
「競馬ラボ コースデータ超分析」 京都代替のため記載なし
「馬券億り人のコース戦略」 記載なし
【立川優馬のレースマトリックス】
天皇賞(春)のもつレース質は「内枠・差し」
「内枠・先行・スローペース」か、ペースが上がる場合「内枠・差し」。
ただ長距離戦かつ例年高速馬場で馬群が縦長になるため、あまり枠順は関係なし。
加えて、今年は阪神芝3200mでの開催で、レースのもつレース質ではなく、コースや直近のレース質を重視するレース。
特殊コース、高速芝をどう捉えるかがポイント!

【阪神芝傾向】
阪神の芝は最終週。先週はさすがに超高速までは戻らず。
・芝9レースのうち、マイラーズCを除く8レースで4角3番手以内が勝利
・全9レースで差して馬券に絡んだ馬は3番人気以内
・ペースが上がり、時計が速くなると内枠有利

・調教情報

【UMAJIN.net編集部 重賞出走馬追い切りレポート】

1 ワールドプレミア 助手騎乗、栗東CW単走。先週、福永騎手騎乗でオープン馬相手の併せ馬をこなし、速い時計を出したのが実質の最終追い。今週はリラックスさせることを主眼にゆったり入り、ラストまで無理をさせることなく駆け抜けた。時計に派手さはないが、内にしっかり闘争心を秘めているようで、仕掛けをいまかいまかと待っているような雰囲気。いい意味でピリピリしており、精神面は相当いい状態のようだ。上積み顕著で、本調子と言える。【7】うま吉S評価

2 アリストテレス 松若騎手騎乗、栗東CW併せ馬。先行した2頭へ外からマクるように取り付くと、直線では別組の併せ馬も並んできて実戦さながらの追い比べに。直線半ばでしっかり負荷を掛けられると、力強く抜け出し目標とした2頭に先着を果たした。先週はやや素軽さを欠いた動きに終わっていたが、これだけ動ければ問題なし。このひと追いで走れる態勢は整った。【6】うま吉S+評価

3 カレンブーケドール 戸崎騎手騎乗、美浦坂路併せ馬。青葉賞に出走する3歳オープン・ワンデイモアを追走。終始アオり気味に進み、自ら闘争心をかき立てるような雰囲気。そのまま相手に合わせて併入に持ち込んだ。ラスト2F12秒3-12秒9と終いをやや要したが、今週の美浦坂路はウッドチップの入れ替えで走りにくさがあったことを考えれば許容範囲。素軽さは十分にあった。鞍上とのコンタクトはしっかり取れていたし、高いレベルで安定。【7】

4 シロニイ 助手騎乗、栗東坂路単走。先週騎手が騎乗した併せ馬が実質の最終追い。今週は終い重点だったが、ラストはやや手応えが怪しくなり鞍上の手が大きく動いていた。見栄えはしないが、稽古はもともと地味なタイプ。中間は順調にメニューを消化できており、この馬なりに安定と見ていい。【6】

5 ディアスティマ 北村友騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。古馬2勝クラスを追走、ラストは手前を替えるのに戸惑ったようで伸びあぐねたが、最後はなんとか併入に持ち込んだ。帰厩後ここまで急ピッチで攻められているが、まだ気持ちが乗ってきていない印象。最終追いの効果で、本番までにどこまで変わってくるかだろう。【5】

6 マカヒキ 助手騎乗、栗東CW単走。先週自己ベストに迫る好時計を叩き出しており、実質の最終追いは完了済み。今週は単走・馬なりで“長距離仕様”の折り合い重視メニューとなった。終始馬任せだったが、序盤は鞍上としっかり息を合わせ、ラストは軽快にギアを上げることができていた。5カ月ぶりを考えると、もうひと追い欲しい感もあるが悪くない状態。【6】

7 ユーキャンスマイル 荻野琢騎手騎乗、栗東CW単走。先週の3頭併せでハードに追われており、ほぼ仕上げは完了。今週は折り合いを確認する程度の内容に留まっている。意識的にゆったり進んだ序盤でも力む素振りを見せなかったのは好感。外ラチ沿いを通ってリズミカルに直線へ向かうと、楽な手応えを保ったまま馬自ら気持ちを乗せて軽快に伸びた。前走時も好仕上がりだったが、そこを使われ更に上昇。文句なしの仕上がり。【8】うま吉S+評価

8 ディバインフォース 荻野琢騎手騎乗、栗東CW単走。中1週となるので中間の時計はこの1本のみ。連戦の疲れを感じさせず、前向きな雰囲気で進み、ラストもキビキビと動けていた。心身は相当丈夫なようで、使い減りしている雰囲気は感じられない。高いレベルで安定。【7】

9 ジャコマル 助手騎乗、栗東CW単走。先週、序盤からしっかり出されていく調教を施されCW6Fの自己ベストタイムをマーク。今週は序盤ゆったり入り、折り合ってからラストにきっちり負荷を掛けられる。スパッとは切れなかったが、これはいつものこと。単走と考えれば悪くない気迫を見せていた。昨年秋から使い詰めで来ており、大きく上昇している感はないものの、この馬の競馬はできそうな雰囲気だ。【6】

10 ゴースト 助手騎乗、栗東CW単走。先週猛時計を出しており、これでほぼ仕上がりは完了。今週は確認程度の内容に留まり、終いだけ促されまずまず素軽い伸びを見せた。前走は心房細動で競走中止となったが、中間は意欲的に追われており影響は感じられない。活気があり、この馬の競馬はできそうだ。【6】
優太最終追い切りピック4 調子指数110

11 メイショウテンゲン 酒井騎手騎乗、栗東CW併せ馬。4馬身ほど先行させた古馬2勝クラスを追走。インへ進路を取った直線入口で取り付くと、ややズブさを感じさせながらも力強い伸びから半馬身の先着を果たしている。集中力に課題を残すが、先週今週と酒井騎手がきっちり負荷を掛けており、体調や脚元はかなりいい状態のよう。大幅上昇の可能性十分。【7】
うま吉SS評価 優太最終追い切りピック4 調子指数100

12 ディープボンド 和田竜騎手騎乗、栗東CW単走。先週グイグイ追われる併せ馬をこなしており、これが実質の最終追い。この時点でほぼ仕上がっており今週は鞍上との意思疎通を深めることに主眼を置いた内容となった。序盤は鞍上の指示にピタッと従い、前向きさを内包しながら折り合って進むと、ラストは鞍上が軽く促しただけで軽快に伸びる。見た目以上に速い数字が出せており、体を大きく柔軟に使えている証だ。前走快勝の反動は感じられず、さらに良化か。【7】
うま吉SS評価 優太最終追い切りピック4 調子指数110


13 ナムラドノヴァン 高倉騎手騎乗、栗東CW併せ馬。先週CW6F78秒台という破格の数字をマーク。そこでしっかり攻められているので、今週は馬なりで3歳未勝利相手を追う内容。道中は柔軟に四肢を使ってリラックスして走り、ラストは貫禄の違いを示すように手応えで圧倒したまま併入した。まとまった休みを取らず走り続けているが、先週猛時計を出せているように体調は安定。大幅な上積みこそ強調できないものの、順調と言える。【6】
うま吉S評価 優太最終追い切りピック4 調子指数110

14 ウインマリリン 助手騎乗、美浦ウッド単走。先週騎手騎乗で強い負荷を掛けられたのが実質の最終追い。輸送を控える今週は息を整える程度の内容となり、単走・馬なりで調整された。ラチに頼らず、意識的に馬場の真ん中へ持ち出されると、単走とは思えない気迫の乗りからスパッと伸びた。高いレベルで好調維持。【7】

15 オセアグレイト 横山典騎手騎乗、美浦ウッド単走。大きく先を行く別組の併せ馬を一応の目標としたが、外を大きく回して直線に入ると我感せずの集中力で脚を伸ばした。先週も同様の大きくマクるコース追いで速い時計を出しているし、鞍上の意図しているであろう戦法を繰り返し鍛錬できている点に好感。上々の気配。【7】

16 メロディーレーン 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。3歳未勝利にアオられたが、ビシッと追われてなんとか踏ん張り併入に持ち込んでいる。中2週でもある程度負荷を掛けられたあたり、体調は安定していそうだ。しかし稽古ではまったく走らないタイプだとしても、脚を溜めた分ほどは弾け切れなかった印象。変わり身は強調しづらい。【5】

17 オーソリティ 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。先週単走で強い負荷を掛けられ、心肺機能はほぼ仕上がっている。今週は併せ馬で折り合い、操縦性、気迫を確認する内容。直線に入ってもギリギリまで仕掛けを待ち、満を持して促されると前の馬へ鋭く並び掛け併入に持ち込んでいる。先週しっかり追った効果で、心身ともに一気に良化を果たした感。持てる力をフルに出せそう。【7】うま吉S+評価

【過去2年の追い切り傾向】
仕上指数ボーダー76/82以上で鉄板級
仕上指数76→1、2、3、5、7、12、17

・騎手=血統傾向 

※阪神代替のため阪神芝3000m内で代用
【外国人騎手…】騎手以外のファクター重視
===============================
【ノーザンF生産馬
◯】ハーツクライ、ステイゴールド

騎手別芝3000m以上成績 過去5年
ルメール 単149 複117
北村友一 単76 複328
横山典弘 単106 複118
和田竜二 単210 複222
武豊        単88 複114
藤岡佑介 単0 複136
福永祐一 単21 複98
戸崎圭太 単16 複63
川田将雅 単16 複37

・天皇賞(春)リンク馬券術(伊藤雨氷)

■オールカマーとリンク→2021年 正逆4番、6
正→4 シロニイ 6 マカヒキ
逆→14 ウインマリリン 12 ディープボンド
★前走2着馬自身か、その隣馬が連対中
3 カレンブーケドール 7 ユーキャンスマイル 17 オーソリティ
隣→
2 アリストテレス 4 シロニイ 6 マカヒキ 8 ディバインフォース 16 メロディーレーン 1 ワールドプレミア
■正逆108番が3着以内
→6 マカヒキ 12 ディープボンド

■前走1番人気馬が3着以内
→2 アリストテレス 3 カレンブーケドール 17 オーソリティ 
■馬名末尾が「ル」の隣馬が3着以内
3 カレンブーケドール 7 ユーキャンスマイル 9 ジャコマル
隣→2 アリストテレス 4 シロニイ 6 マカヒキ 8 ディバインフォース 10 ゴースト
前走⑦番ゲートだった馬もしくはその隣馬が3着以内
3 カレンブーケドール 隣→
2 アリストテレス 4 シロニイ
■和田竜二騎手の6隣馬が3着以内(1着3回)
→1 ワールドプレミア 6 マカヒキ
前走8番人気馬の隣が3着以内
10 ゴースト 隣→ジャコマル 11 メイショウテンゲン
■M.デムーロ騎手の+21隣馬が3着以内 →該当なし

GⅠリンク

■正逆25番、もしくは242番が3着以内(人気馬)
正→
8 ディバインフォース 4 シロニイ
逆→10 ゴースト 14 ウインマリリン

■阪神G1は正逆3番、もしくは8番が3着以内(穴馬)
正→3 カレンブーケドール 8 ディバインフォース
逆→15 オセアグレイト 
10 ゴースト
■ルメール騎手自身か、4隣馬が3着以内
2 アリストテレス 4隣→6 マカヒキ 15 オセアグレイト
■ルメール騎手の540隣馬が連対中
15 オセアグレイト 6 マカヒキ
■馬名頭か末尾が「ア(ァ)」馬自身か、その隣馬が連対中
1 ワールドプレミア 2 アリストテレス
隣→
1 ワールドプレミア 2 アリストテレス 3 カレンブーケドール 17 オーソリティ

・リンクからの注目馬
人気馬→1 ワールドプレミア 12 ディープボンド
穴馬→6 マカヒキ 15 オセアグレイト

・ミズノ氏の見立て

難しく考えれば沼。地力勝負と見てシンプルに指数の高い馬から。
指数だけで言えばカレンブーケドールは3番手だが、斤量がこたえるとみて後ろ髪ひかれる思いで消し。「人気馬2頭と人気薄1頭」のいつものパターンとみた。
5、7はあくまで抑え評価。

◎:12 ディープボンド
◯:
1 ワールドプレミア
▲:2 アリストテレス
△:5、7、15、17

結果 ◯1−◎12–消3

福永騎手の見事な騎乗!一方、指数上位からと言いながらカレンブーケドールを消して見事な不的中のミズノ氏。明暗分かれた。
素直に調教と指数から買いましょう!というお話。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?