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安田記念(GⅠ 東京 芝1600m)

2021年安田記念考察!個人用まとめなので全て後出しです。 
引用twitter:@tachikawayuma、@chariot0001、@jinsei_umakichi、@Azemin25a、@umajin_keiba、@tamachan_keiba

・枠順と位置取りと傾向とレース質

「枠順と位置取りで勝ち馬を見抜く!」
過去5年「上がり最速馬」は2勝・2着1回・3着2回と全て馬券内。「4角先頭馬」で馬券絡みしたのはロゴタイプ(16年1着、17年2着)、アエロリット(19年2着)。4角10番手以下から5頭が馬券内。前半33秒台後半〜34秒台前半の厳しいラップになりやすく、先行力だけでは押し切れない。枠順ごとの偏りは少なく、馬番1〜9番が3勝・2着3回3着2回に対して、10〜18番が2勝・2着2回・3着3回。長い直線での末脚比べのため外枠も不利にならない。【枠順 △】【位置取り○】【上がり○】
「競馬ラボ コースデータ超分析」
向正面の奥からスタートし、250m地点までは緩やかな下りが続く。3コーナーまでは約550mほどの直線でポジション争いはさほど激しくならず、枠順に有利不利も少ない。ただし、3コーナー手前でいったん坂を登るが、再度下りの状態でコーナーに突入するため、息を抜きたいはずのコーナーで息が抜けない。そのため1400mに比べ上がりが掛かる傾向がある。
マイル戦ながらスタミナ消耗戦になるコースで、このコースを逃げ切るにはスピードに加え、スタミナ、底力が必要となる。このコースが『中距離を走れるくらいのスタミナが要求される』と言われる所以だ。クラスが上がるほど逃げ一辺倒では難しくなるはずだが、外差しが利きにくくなっている影響なのか、近年は安田記念(ロゴタイプ)、NHKマイルC(メジャーエンブレム、ミッキーアイル)など大舞台での逃げ切りも目立っている。とはいえ、基本は瞬発力を持つ馬が有利なコース。

【安田記念 馬場質】
2017年からレース質がガラっと変わった。馬場状態が安田記念でも悪くならず、VMのような高速馬場。
馬力型の馬が優位だったのは過去の話。2016年以前のデータは役に立たない。
阪神園芸から、有能な職人さんをヘッドハンティングしたと推察(玉嶋 亮)
【立川優馬のレースマトリックス】
安田記念のレース質は「内枠・先行」
これも近年のトレンドだった超高速馬場の持続戦を踏まえたもの。
従来はVMよりも緩みやすいレースなので、VMほか府中全GⅠが緩んだ今年はほぼ緩むでOK。そうなれば、先行馬に厳しい馬場でもあり、NHKマイルCやVM同様、「外枠・差し」をベースでよさそう。

3歳馬が安田記念では厳しいのは古馬のレースはレースレベル高く、メンバーレベルが下がらないと対応できないから。中盤のラップが下がらなかったり、使える上がりも速い。斤量差だけでは簡単には埋まらない差がある。(azemin)

【東京芝傾向】
良〜稍重想定。内が傷んでおり、外伸び先行有利。

・調教情報

【UMAJIN.net編集部 重賞出走馬追い切りレポート】

1 サリオス 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。ゆったりしたペースで進み、直線でも抑え気味にジワッと脚を伸ばした。やや気難しい面を見せたが、ギアが入ってからの伸びはまずまず。かなりの道悪だった大阪杯で使われた影響か、唸るような迫力をまだ取り戻せていない感はあるものの、自分の競馬はできそうな状態だ。【6】

2 ギベオン 西村淳騎手騎乗、栗東CW単走。柔軟で素軽い身のこなしが印象的。直線では鞍上が大きなアクションを見せずとも、ギアを滑らかに上げて伸びた。終始集中できており、鞍上との息もぴったり。万全の態勢。【7】うま吉S+評価

3 ダイワキャグニー 菊沢騎手騎乗、美浦ウッド単走。先週目一杯追われ速い時計を出したのが実質の最終追い。今週は終いに仕掛けて気持ちの乗りを確認する程度の内容だった。全体時計は平凡だが直線での反応は上々で、脚捌きに力強さあり。2カ月半ぶりだった前走から着実に前進だ。【6】

4 カラテ 助手騎乗、美浦坂路併せ馬。目標とした馬に手応え優勢で食らい付いたが、相手は3歳未勝利馬。迫力不足だった感は否めない。本来もっと楽に動ける馬だが帰厩後は行きっぷり、終いの切れともになかなか戻ってこないまま。なんとか間に合ったか、というレベルの仕上がり。【5】

5 グランアレグリア 杉原騎手騎乗、美浦坂路単走。大きく外先行する2頭を見る形で直線へ。鞍上の促しに対し軽快にギアをスッと上げたが、結局無理をさせることなく追い付かないままのフィニッシュとなった。「追いついても、追いつかなくてもいい」という指揮官の指示があったようだが、やはり追いついて欲しかったところ。それでも中2週とすれば坂路オンリーながら本数はこなせており、疲れや蹄不安での割引はそこまで考えなくていい。キンキンの状態ではないが、順調。【6】

6 ダノンプレミアム 池添騎手騎乗、栗東CW単走。先週オーバーワークギリギリと言える猛時計を出しており、今週は鞍上が感触を確かめるのに専念した内容。序盤で上々の折り合いを見せ脚を溜めると、直線では仕掛けに気持ちよく反応し伸びた。鞍上の手は動いていたがズブくて追わせたものではなく、馬にギアを上げる感覚を教え込むような内容に好感。海外帰りの半年ぶりとは思えない好気配にある。【7】うま吉SSS評価

7 ラウダシオン M.デムーロ騎手騎乗、美浦ウッド単走。前走の最終追いは15-15程度で済ませたM.デムーロ騎手だが、今回も15-15程度の入りから終いだけ気合いを入れ、1F12秒8(馬なり)とまずまずの伸びを見せる。全体時計は拍子抜けするほどに遅いが、前走もこんなものだったし、中2週でも先週今週と速い時計を出せていること自体を評価したい。前走の反動は少なく、高いレベルで安定。【7】

8 インディチャンプ 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。準オープン馬を目標に序盤は楽に進み、直線半ばで仕掛けられるとギアを機敏に上げてあっさり抜け出す。ラスト2F11秒8-12秒3(強め)と、最後はやや脚勢鈍ったが1週前追いと比較すると格段にいいボディバランスで走れていたのは好感。全体時計4F51秒8も上々の数字と言える。中9週とひと息入れたことで、前走GIを走ったダメージは癒えているようだ。好仕上がり。【7】うま吉S評価

9 トーラスジェミニ 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。先行させた2勝クラスを目標に、コーナーを大きく回して直線へ。ジワッと脚を伸ばしてしっかり併入に持ち込んでいる。帰厩後の本数、負荷ともにやや物足りないが、これだけ動ければ問題なさそう。自分の競馬はできる。【6】うま吉S+評価

10 カデナ 助手騎乗、栗東坂路単走。前向きな雰囲気からグイグイと序盤進んでいき、その分最後は止まり気味となってしまったが、鞍上の叱咤に力強く反応しラスト1F12秒5(一杯)でまとめてみせた。中8週とひと息入れたリフレッシュ効果は大きく、先週、今週としっかり負荷を掛けて問題ないあたり体調はかなり良さそう。悪くない仕上がりだ。【6】

11 ダノンキングリー 助手騎乗、美浦B併せ馬。1勝クラスを1秒7先に行かせての併せ馬。脚力の違いを見せ付けるように外からあっさり取り付き、直線では相手に合わせて併入に持ち込んだ。春先に状態面が整わず再放牧、再入厩となった経緯があったが、時計を出し始めてからは順調。ここ2週間は疲れが残らないようウッドで追わず、ポリとダート馬なりで済ませているあたり体調面でまだ不安があるのかもしれないが、気持ちの面は整っている。まずまずの仕上がり。【6】

12 ケイデンスコール 岩田康騎手騎乗、栗東坂路単走。道中やや荒削りな面を見せるも、終い重点に仕掛けられるといい伸びを示した。先週も気持ちを乗せて伸びることができていたし、鞍上とのコンタクトがしっかり取れているのは好感。一連の好調を高いレベルでキープだ。【7】うま吉SS評価

13 シュネルマイスター 横山武騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。オープン馬セダブリランテスを追走し、巧みなコーナーワークで差を詰め直線へ。相手が出掛かったところで見せムチが入ると、グンとギアを上げ楽な手応えのまま併入に持ち込んでいる。重苦しさはほとんど感じさせず、GI勝利後から中3週とは思えない活気。高いレベルで安定と見ていい。【7】

14 カテドラル 先週コースで目一杯追われており、仕上がりはほぼ完了。今週は坂路を単走・馬なりで流す、調整程度の内容に留まった。まったく馬任せの負荷だったが、それでもラストはリズミカルに回転数を上げ、軽く促されたラストで機敏に反応し鋭く切れた。先週のウッドコース追いでも単走とは思えない闘志満々の走りを見せていたし、適度に間隔を取りつつ使われ目下絶好調か。【8】
【インディチャンプ追い切りに関するデータ】※重賞時
『中間に1度でも良いのでジョッキーを乗せて時計を出せているか否か』
①乗せている場合【4-1-2-2】 うちG1を2勝、2着1回
②乗せていない場合【0-0-3-2】 未勝利、未連対 ⇒善戦止まり
→今回は②に該当

・騎手=血統傾向

【外国人騎手…】
・戸崎圭太騎手 前走4角3番手以内、かつ前走コース芝
・川田将雅騎手 出走頭数13頭以下、かつ前走間隔が中18週以内
・C.ルメール騎手 17頭立て以下
・外国出身騎手 枠番1〜5枠、かつ3歳以上
===============================
【ノーザンF生産馬 ◎

・ロードカナロア 牡馬およびせん馬、かつ出走頭数17頭以下


・リンク馬券術(伊藤雨氷)

■京都牝馬Sとリンク→2021年 正逆1番、9番
正→1 サリオス 9 トーラスジェミニ
逆→14 カテドラル 6 ダノンプレミアム

■正逆5番か7番が連対中
正→5 グランアレグリア 7 ラウダシオン
逆→10 カデナ 8 インディチャンプ

■川田将雅騎手の隣枠が連対中
6枠→9 トーラスジェミニ 10 カデナ
8枠→13 シュネルマイスター 14 カテドラル

■ルメール騎手の枠が3着以内
4枠→5 グランアレグリア 6 ダノンプレミアム

■前走京王杯SC最先着馬の62隣馬が3着以内
→1 サリオス 13 シュネルマイスター

■前走2番人気馬自身か、その隣馬が3着以内
12 ケイデンスコール 隣→11、13
13 シュネルマイスター 隣→12、14

■前走⑨番ゲート馬自身か、その隣馬が3着以内
8 インディチャンプ 隣→7、9

■馬名末尾「ト」馬自身か、その隣馬が3着以内→該当なし

GⅠリンク

■正逆25番、もしくは242番が3着以内(人気馬)
正逆→11 ダノンキングリー 4 カラテ

■関東G1は正逆3番、もしくは6番が3着以内(穴馬)
正→3 ダイワキャグニー 6 ダノンプレミアム
逆→12 ケイデンスコール 9 トーラスジェミニ

■関東【記念】重賞は正逆14番か18番が連対中
正→14 カテドラル 4 カラテ
逆→1 サリオス 11 ダノンキングリー

■ルメール騎手自身か、隣もしくは4隣馬が3着以内
5 グランアレグリア 隣→4、6    4隣→1、9

・ミズノ氏の見立て

グランの実力上位は疑いようがないが、外枠差し勢に注目してみたい。

◎:11 ダノンキングリー
○:5 グランアレグリア
▲:13 シュネルマイスター
☆:14 カテドラル
△:1、8、12

結果 ◎11−○5–▲13

珍しく完全的中。馬券は枠連4ー7、4ー8で購入して的中。

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