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警備員さんのはなし
ウチの会社には24時間体制で警備員さんが常駐しています。
個性豊かな彼ら。面白い逸話が多々ありますので、勝手に紹介させて頂きます。
もちろん名前は伏せておきます。
ニックネームは私が勝手に付けたもので、これはウチの社内でのみ通用するものです。
・O氏(バイカー) 65歳位
毎晩、ビルの共用水道で愛車の250ccバイクを洗っているのがバレて解雇。K氏を子分のように引き連れていた。
・K氏(子分) 60歳位
不自然なほどにバイカーと一緒にいた。バイカーのバイク洗車を手伝っているのがバレて、バイカーとともに解雇。
・T氏(ウクレレ) 50歳位
石原良純さん似。警備室内でウクレレを弾いているのがバレて解雇。警備室で楽譜を書いていた事もバレていたと思う。ウクレレの音はダダ漏れだった。
・P氏(ストーンヘッド) 50歳位
固そうな髪質の角刈り男。髪の毛のみならず、中身もカッチカチの全く融通が利かない石頭。真面目さが認められたのか、ヒラから一気に現場長になって隣の棟に異動。真面目そうに歩く姿を時々見かける。
・N氏(徘徊) 70歳位
すぐに持ち場を離れてしまい行方不明になる。電話をかけると「すぐに戻ります」と答えるのだが、それからもしばらく戻って来ない。もうすぐ解雇されると思う。
・W氏(ロックマン) 70歳位
受付の窓の鍵をいちいち締める。ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる...…と回さないと開かない昭和の鍵なのに、いちいち締めたがる。
・E氏(ラマン) 50歳位
普段は超無愛想。ある夜、某部署の若い女性社員に「ばいばい~。またね~」と手を振られた時に、「ばいばい~」と手を振り返しているのを見てしまった。気色悪かった。ラマンはフランス語で愛人の意。好物は粒ピー。
・B氏(まくら) 55歳位
極めて常識人。名字が「〇まくら」さんである事からニックネームは「まくら」。普通過ぎて、特にネタはない。
・M氏(しちさん) 50歳位
とにかく仕草が丁寧。鍵を渡すときにチェーンを横一文字にして両手で渡してくれる。卒業証書を授与されている気分になるくらい仕草が丁寧。思わずこちらも丁寧になってしまう。七三分けによりシチサンと命名。
・J氏(パンパン) 60歳位
巨漢のパンチパーマ警備員で、会うたびに超大量の菓子パンをくれる。パンをどこで手に入れてくるのかと聞いたら、実家がパン屋だそうだ。食べるパンと、パンチパーマのパンにより「パンパン」と命名。
・S氏(くさり) 40歳位
隣棟に勤務するストーンヘッドの直属の部下。何度言っても、鍵を異常に長いチェーンに付けたがる。クビにかけると鍵が床に付くレベル。「長すぎて危ないから(次回は)短いのにして欲しい」と何度言っても覚えないが、滅多に来ないからと、最近は受け入れている。職員から貰った弁当を「食べますか」と勧めてくるが100%断っている。
・U氏(ボーゲン) 50歳位
ボーゲンはスキー用語ではなく、暴言。ストーンヘッドと同レベルの真面目人間。かと思いきや、階段室で電話の相手にかなりキツイ暴言を吐いていた事が判明。ストレスを溜めるのは宜しくない。
・A氏(カトちゃん) 65歳位
みたまんま加藤茶さん。激似。口癖は「いや~、大変ですよぉ~。今日なんか〇〇〇〇歩も歩いちゃいましたよ~」。
毎回必ずここから会話が始まる。不平不満を口にしながらも、サボれない真面目人間である事をみんな知っている。
・I氏(純次) 65歳位
見た目はなんとなく、中身はまんま高田純次さん。「大丈夫。大丈夫。」と「いいんじゃない?」しか言わない。何を聞いてもその2ワードで完結する。
という事で、いい加減つかれたのでこのへんで終わりにしま~す。
こんなのでよく契約が続くなと思いますが、世の中そんなものですね。
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