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【レビュー】マスク狂想曲

ノーマスクであちらこちらで騒ぎを起こしていると噂だった「ノーマスクおじさん」が本を出されたので、一体あれは何だったのか、単なる被害者なのか、それとも有名になるためにわざと起こした事件だったのかを確かめるべく購入した。

結論。著者の奥野氏は完全な被害者だ!法律的に言って落ち度は何一つない。あるとしたら、強制降機させられたピーチ航空の客室乗務員に対して言葉で執拗に絡んで行ったことだろう。せっかく小康状態なのにわざわざ火種を作りに行っているように感じた。「面倒な客だ」と敵対心を持たれてしまった可能性は高いと思う。

逮捕された際に警察に対しても挑発的な言葉を発するのは奥野氏の性格ゆえなのだろうが、危険な行為だと感じた。

はっきり言って、一言余計な性格のようだ。心象を悪くするような発言が事態を望まない方向に持って行ってしまった印象だ。東大法学部卒ゆえの自信、プライドがそうさせているような気がする。ただ、だからと言って奥野氏に非があるわけではなく、客観的に見れば奥野氏が全くの無実であることに変わりはない。

奥野氏が騒ぎを起こしてマスコミに報道された事件は2件。

1件目は、ピーチ航空におけるもの。
谷本誠一元呉市議の強制降機事件と同じく、乗る際は何の問題もなくスルーさせておいて、飛行機に乗った後でマスクを強制してくるパターンだ。
谷本さんが講演会で話しているように、「ノーマスク客のせいで、飛行機が緊急着陸せざるを得なかった」として事件にして、「ノーマスクは社会にとって迷惑」との世論、雰囲気を作り出すためのマッチポンプのようだ。

この事件では奥野さんは一切暴力を振るっていないし、暴言を吐いたわけでもないのに、客室乗務員は奥野さんが暴力を振るったと偽証し、奥野さんが悪者にされている。

2件目は千葉県館山の食堂で他の客に集団暴行された事件。食堂の店員とノーマスクの件で揉めた後に、居合わせた3人組の客にいきなり後ろから襟首を掴まれ、突き飛ばされ、外に引き摺り出されて集団リンチを受けた暴力事件だ。

この事件ではなぜか奥野氏の方が加害者とされ、後の逮捕につながる。そうなった理由は、集団リンチを受けた後にやってきた警察が、奥野氏の身元紹介をしたところ、ピーチ航空事件を起こした人物と分かったために色眼鏡で見られたのだろう、というのが奥野さんの見解だ。この事件ではリンチした側が偽証を行ない、警察がそちらの肩を持っている。

つまり、奥野氏は完全な被害者であり、しかも相手側の偽証で冤罪の濡れ衣を着せられ、館山では「このまま死ぬのでは?」と思うほどの激しいリンチを受けながら、先に手を出した加害者扱いされたのだ。


私も奥野氏と同じくマスコミの被害者だ。
感染対策をせず、コロナの真相を伝える活動をしていたことで元妻から家を出て行くように言われて「コロナ離婚」したことをマスコミ4社に取り上げられ、「陰謀論者」扱いされた。
そして奥野氏同様に、マスコミの伝えない真相を記録として残すべく、反論の書として「陰謀論者と呼ばれて」を出版した。


我々の違う点は、奥野氏が実名、顔出しで報道されたのに対し、私は匿名、モザイク入りだったことと、奥野氏は逮捕され、起訴されたことだ。それと比べれば私などは蚊に刺された程度のものだ。
もう一つの大きな違いは、私は「コロナ離婚」し、奥野氏は「コロナ結婚」したことだ。
近いうちに「コロナ離婚とコロナ結婚、2人のマスコミ被害者合同講演会」とでも題して講演会を開こうと思っている。

この2冊は、2020年から続くコロナ騒動で何が起きていたのかを後世に伝えるための貴重な記録になるはずだ。ハンセン病患者を長年に渡って隔離し続け、差別し続けた愚行と相似系の愚かな行為として後世に語り伝えられるべき物語になるだろう。

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