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ビル・ゲイツの遺伝子組み換え蚊散布計画

ビル・ゲイツの「遺伝子組み換え蚊散布計画」とは?

 ビル・ゲイツが、マラリアを媒介する蚊を撲滅する計画を進めていることはご存じだろう。

 具体的には、遺伝子組み換えによりオスだけが生き残るようにした蚊を野に放ち、交配させることで子孫を残せなくする計画だ。

 英Oxitec(オキシテック)社が開発した遺伝子組み換え蚊(GMO蚊)「OX5034」 が米環境庁(EPA)の認可を取得し、いよいよフロリダ州と並んでカリフォルニア州の一部地域でも野に放たれることになりました。

 この蚊はネッタイシマカ(Aedes aegypti、写真)のオスに操作を加えたもの。このオスと天然のメスが交配して生まれたメスの幼虫は、成虫になれず死んでしまうよう、遺伝子に細工がしてあります。人間の生き血を吸うのは産卵前の栄養補給が必要なメスだけなので、このオスが広まれば、もう蚊に噛まれて病気をうつされることもなくなるってなわけです。

 しかしこの計画を聞くと、大きな疑問が生じる。

 ビル・ゲイツがこれまでに力を入れてきたことと言えば、

①ワクチンによる不妊化とワクチン死で人口を削減すること
②ワクチンで儲けること

なのだから。

 マラリアを撲滅してしまっては、マラリアによる死者がいなくなるし、マラリア用のワクチンで稼ぐこともできなくなる。そんなことのためにビル・ゲイツが資金を投入するわけもない。

 ということで、彼のこれまでの行動を知っている私のような人間は、「必ず裏の意図があるはずだ」と読んでいるわけだ。

 さらにもう一つの記事を読んだところ、狙いが分かった。「人間の不妊化」だ。

 この計画では、あらかじめ不妊化した蚊を撒くのではなく、蚊にボルバキア菌を仕込むようだ。

「この工場で育てられた蚊はボルバキア菌を持っており、デング熱やその他のウイルス(ジカ熱、チクングニヤ、黄熱病など)を人間に感染させないようになっています。この蚊を放し、野生の蚊と繁殖させることで、細菌を拡散させ、ウイルス感染を減らし、何百万人もの人々を病気から守っている」とゲイツ氏は主張する。


ボルバキアの解説を読むと、

ボルバキア (Wolbachia pipientis) は節足動物やフィラリア線虫の体内に生息する共生細菌の一種で、特に昆虫では高頻度でその存在が認められる。ミトコンドリアのように母から子に伝わり(遺伝し)、昆虫宿主の生殖システムを自身の都合のよいように変化させることから、利己的遺伝因子の一つであると見なされている。
宿主の性や生殖における役割
節足動物において、ボルバキアは宿主の生殖システムに影響を与えることが知られている。ボルバキアは、宿主のさまざまな器官に感染している。特に、次世代への伝播に必要な部位である卵巣には確実に感染していることが多い。ボルバキアは成熟卵に存在するが成熟精子には存在できないので、ボルバキアに感染したメスだけがボルバキアの子孫を残すことができる。
そこで、ボルバキアは様々な方法で宿主の生殖システムを操作することにより、自己の伝播や繁殖をより確かなものにしている。また、そのため、ミトコンドリアDNAを用いて宿主の系統関係を解析する際、ボルバキアの感染により誤った分子系統樹が導き出されるおそれがあることが知られている。
ボルバキアが宿主に対して引き起こす現象として、以下のものが知られている。
オスのみの死
遺伝的オスのメス化(性転換)
単為生殖
細胞質不和合 

と書かれており、ボルバキア菌を人間に注入するのが、ビル・ゲイツのやりたいことなのだろうと想像が付いてしまう。

 ここまで読むと、恐ろしい計画が進行していると感じたことだろう。

マラリアは蚊によって媒介されるのか?

 マラリアは、マラリア寄生虫に感染したメスのハマダラカに刺されることで感染すると言われている。

 しかし、「本当は何があなたを病気にするのか? あなたが病気について知っていると思ってきたこと全てが間違いの理由(下)」によれば、ハマダラカによりマラリア寄生虫が媒介されるという説は嘘のようだ。

 詳しい説明は省くが、単なる仮説に過ぎず、全く証明されていない模様。
 1点だけ挙げると、蚊が寄生虫を獲得する難しさの問題がある。

 マラリアは、プラスモジウム属寄生虫に感染したハマダラカ属のメスに刺されることに起因すると言われる。しかし、メスの蚊は生まれつき寄生虫を持たないため、寄生虫を「獲得」する必要がある。これが最初の「血液食事」で起こるという。しかし、これはあまりに単純な説明だ。第一に、蚊が数滴の血液しか採取しない事実を無視している。しかし、このわずかな量に「感染力のある」 寄生虫が含まれるというのだ。第二に、寄生虫はその極めて複雑なライフサイクルの中で、まさに「適切な」段階になければならず、蚊が刺そうと意図する身体の正確な部位に、体内の血流によってこの寄生虫が届けられる必要がある(訳注:人体内において、後述する特定の段階に到達した寄生虫が、たまたま蚊が吸い取る血液中に存在しなければならない)。

 マラリアが蚊によって媒介されるのが嘘であることをビル・ゲイツは知っているのであろうか?

 いずれにしても、蚊を使って人間に何かを注入する試みは、マラリア感染のメカニズムの定説が嘘である以上、うまくいくとは到底思えない。この遺伝子組み換え蚊のプロジェクトでは、実際に蚊が人間を刺してボルバキア菌を注入できることを確認したのだろうか?
 公表しているように、蚊の遺伝子組み換えを目的としたプロジェクトであれば、そのような試験は行われないだろう。蚊にボルバキア菌を入れることさえできれば目的を達成できるはずと見込んだのではないか?

 「蚊を"空飛ぶ注射器"にして人間にワクチンを注入するのでは?」との噂に関しても同様で、それほど恐れることではないと思う。そのような蚊に刺されたいとは思わないが。

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