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今世の魂の使命は「何者にもならないこと」かもしれない

「自分の使命を知る講座」みたいなのが、閉店前のバーゲンセール並みの必死さで大盛況だけど、人とは逆の方向に走ってみるってのはどう??

「働かなくても衣食住は保障しますよ。」という世界が来たら?(来るよ)
もうちょっと先まで生きれば、そもそも人類は食べなくても生きていけるとしたら?(そうなるよ)

「食べるために、生きるためだけに、働く世界」が終わる。
その時、あなたが本当にしたいことはなんだ??

使命なんてなくていい、あったってなくたって、知ったて知らなくったっていい。
それが正解かどうかは、生きてる間にはわかりようがない。
これだ!と思ってもいつか飽きるかもしれない。
森羅万象、生々流転のこの宇宙で、ただひとつの「使命」に固執するその裏にあるものはなんだ?
壮大な使命があったとして、それを果たさなかったらどんな後悔が待っている?

そういう土俵から、一度降りてみるのはどうだろう?
「あなたに使命なんてないですよ」
なんという解放感。
外へ外へとダダ漏れしていたパワーが、自分の胸の鞘に収まる心地よさ。

その柔らかいパワーを使って、喚き散らす自我をうまく丸め込もう。
そして舞い上がった塵が、静かにおさまっていく様をただただ眺めていよう。

何者でもない自分になる。
何者でもない自分を感じ切る。
すると、自分の輪郭が溶けていく。
「自分」なんていないって、知ってたところに還ってくる。

果たす「べき」をやり遂げないと、存在していいのかどうか自信がないくらい、自分のことをちっぽけで、つまんなくて、価値がないって思ってることの裏返し。

何者でもなく、ただ在るだけであなたも私も素晴らしいという本来の状態へ、「自力」で戻っていくこと。
それが今世のみんなの使命です。

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