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おやかた様をめぐる冒険①

とっても気になってる長髄彦(ナガスネヒコ)さんにまつわる神社、古墳、そして、ナガスネヒコの妹と、その旦那様の饒速日さんを祀る神社の3箇所へ行ってきました。

調べてみたら、家から車でたったの30分。
しかも、友達がやってる美容院のすぐ近くで、何度か通ったことのある一帯でした。

①添御縣坐神社(そうのみあがたにいますじんじゃ)
何回書いても読めない神社・・・
「添(そう)」の「御縣(みあがたま)」にいまーす!って意味らしいんだけど。

ここはもう宮司さんがはっきりと「ナガスネヒコの御霊を祀っております。」とおっしゃってるので、間違いなくナガスネヒコのエネルギーを感じることができるでしょう!と期待に胸を膨らませて行ってまいりました。

ナビ通りに車を走らせると、目の前にはいきなり鳥居が!
周りは民家と田んぼばかりで、駐車場はなさそう?
この鳥居の向こうにあるのかな??
ここ車で登って行っちゃってもよいのかしら??

やっと車1台通れる幅

キョロキョロしてると、お庭でに日向ぼっこしているおばあさんがいらっしゃたのでお声をかけてみると、「お宮さんにいかはんのか??ほやったらこのまま登っていって左側の石段の前に駐車場あるよって〜。」と教えてくださいました。
おばあちゃまもきっと土着の登美(とみ)一族の末裔に違いないわ〜
私たち、仲間だわ〜と勝手にどきどき♡(自称&妄想ですけど

朝一だったので、お庭の砂利をきれいにならしている管理のおじさまと、その他に社務所に5、6名ほどのおじさまたちが何かの準備をしておられました。
今日は何かある日なのかなとHPを調べてみたら「八月祭」とのこと。

カメラをぶら下げていたので、観光客だと思われたのか?
管理のおじさまが「どこから来たの〜?」ってお声をかけてくださってちょっとおしゃべり。(めっちゃ近所ですみません。)
写真いっぱい撮っていってね、っておっしゃってくださいました。

これが全貌

本殿の他にも、小さなお社がいっぱいあってひとつひとつゆっくり参拝させていただきました。

龍ちゃんのお手水
隅々まで手入れが行き届いていました
こちらが本殿

この奥におやかた様(=ナガスネヒコ)が祀られてるのか〜とキョロキョロ。
誰も居なかったら、こっそり瞑想&チャネリングしたかったのにな〜となんだかんだ30分くらいうろちょろしておりました。
(なんだあいつ?って思われてたかも?末裔でございます。←自称&妄想)

ナガスネヒコのエネルギーを感じられたかどうかは、正直よくわからなかったけれど、とてもなつかしく温かいエネルギーを感じました。

神武天皇軍のイワレビコが登美の里に攻めてきた時、ナガスネヒコの民たちは、もう一旗あげてやりましょう!我らの土地を取り返しましょう!と蜂起したそうですが、一族の血が根絶やしになることを危惧したナガスネヒコは、民を諌め、闘うことよりも自決することで、一族の血統を守ることを選んだ。
逆賊と呼ばれようとも、自分の名誉より、民の血をこの美しい地に残すことを選んだおやかた様・・・

おやかた様の愛に応えるよう、氏子さんたちに代々引き継がれてきたであろう、清らかな想いが行き届いた素晴らしい神社でした。

でもねー。
おやかた様、その時死んではいないよね。
あれだけ大きなエネルギーの方は自決すらできないほどのお方だと思う。
いろんないろんな苦しい想いを一身に引き受けて、再起を誓い、土蜘蛛へ姿を変えて、北の地でまた大冒険なさったに違いない。

残された者たちも、おやかた様の無念を祀るというより、その大冒険への祈りを捧げるような気持ちで、この神社を作ったのでは?という気がします。
おやかた様の、というより、祀った側の強い思念に満ちた神社でした。

おやかた様に会えるかと思ったのにな〜
やはり、この地には眠っておられないな〜
去り難いな〜
と、しょぼしょぼと帰ろうと、階段を降り始めたその時。

ドンっと太鼓の音。

社務所でお集まりのおじさまがたが祝詞をはじめられたようでした。

その太鼓の音は、おやかた様が「また来い!」って、最後に一言
挨拶に来てくれたようで、じんわり涙が。

慌てて振り返ったけれど、おやかた様はもうそこにはいらっしゃらなくって。風に乗って去っていかれました。

そういうお方なの、とても粋でかっこいいナイスガイ⭐︎ナガスネヒコおやかた様は♡
おやかた様、ありがとう、大好き。また来るよー。


また来い


ナガスネヒコも見たであろう景色

永遠とひろがる空と緑と豊かな水源、そして山に守られた登美の里は、ひたすらに気持ち良い土地です。
富雄川を流通に使い、利便性も抜群で、そりゃ天孫族も欲しがるに違いない。

鴨ちゃんたちが呑気に水浴びしてました🦆

あああ〜
やっぱり奈良ってすてき♡

次は、ナガスネヒコが眠る???という一説アリの(もちろんまだ不明)
富雄丸山古墳へ Let’sらGo〜

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