にわかベイスターズファンのボヤキ

8月からファンになった程度なので、間違っていてもそれはそれと許していただきたい。

まず最初に私は巨人が嫌いだ。読売も嫌いなので、今でもヴェルディは大嫌いだ。FC東京サポーターとして、”緑”にだけは絶対に負けられない。その上で嫌味のないチームであったり、プレイスタイルが爆発的で魅力的なチームが好きだ。これはどのスポーツでも。

実際にゲームの結果を気にし始めたのは7月末。そこから約2ヶ月だけど、このチームの戦い方のわかりやすさにより、理解するのは容易だった。それくらいワンパターンしかない。ドカンと打つか打たないか、それだけ。走るとか、つなぐとか、ほぼない。かつて目指した時期はあったらしいが、今は無い。まあ、それでここまで来られているんだからあと足りないものはわかりやすそうではある。その上、途中で怪我により選手が伊藤光、宮崎が離脱、梶谷は昨年の怪我から復帰できず、筒香とロペスの不調、パットンもいなくなるなど、どうにもこうにもやり繰りが精一杯。

本来は良い投手が何人かいるのだけど、エース以外はいずれも不安定さが否めない。5回投げられない投手が多すぎて厳しいゲームが増える。いい球を投げても抑えても打てない、打てても抑えられない、その繰り返し。その負担は三嶋、国吉、エスコバー、武藤あたりにのしかかる。彼らの努力と結果は数字だけで表せない。これをどう評価するか、首脳陣はちゃんと見ているのかと気になる。石田を途中で先発起用したものの、崩れまくりの先発陣からの繋ぎに枚数を割くためだろうと思われ、再び中継ぎへ。確かに石田はその方が活きる。しかし、三嶋とエスコは使われすぎだ。ここ2試合も完全に疲労がメンタルとフィジカルに響いているのがわかり易いほどわかる。本人らのコメントにもそれは出ていて、ちょっとどころじゃないダウン傾向なので、どうにかあと4試合は登録抹消して休ませて欲しい。あるいはシーズン途中でそういう場を作り、若手育成をすべきだろう。昨日登板した戸郷を使った原監督はそこが違う。

山崎は最多セーブではあるが、不動の守護神とは言えない。もちろん、そこまでのクローザーは稀だけれど、優勝や日本一を勝ち取るにはもっとしっかり抑えないと負けは増える。実際、彼は自滅が多い。昨日も2アウトからの4球、あれがすべてだと思う。どうにもベイスターズはファンも含めて、佐々木の再現に夢を見すぎている気がする。野球を知らないだけかも知れないが、8回も9回も変わらない。回をまたいで投げられる投手を育てればいいだけなのではないかと思うので、山崎にも方針転換を提案して欲しい。その方が安定して負けないチームにはなる。彼のせいで負けた試合もあっての最多セーブなら、他チームはそこまでクローザーにこだわっていないのだろう。

昨日の試合での逆転シーン。セカンドを抜けたボールを追った三嶋がその後、目を閉じて天を見上げるようにしたシーンが有ったが、「なんで捕れねーんだよ」と思っているようにしか見えない。何度も見たけれど、そう見える。途中でボールを追いかける足を緩め、手を伸ばそうとせずに諦めたセカンド倉本のミスだと言い切ってもいい。さして鋭い打球でもなく、しっかりバットの方向を見ていれば間に合っているのは間違いない。少なくとも、逆転されず士気も保てた。

そこに来て捕手不足が半端なく、戸柱も嶺井もプロ野球トップチームの1軍選手としては不足を感じる。まともに捕れないという捕手として根本的な能力不足は痛すぎる。昨日の試合も正直、昨年の怪我からようやく復帰し気合満点で大活躍な梶谷からの好返球を捕れば終わらせることができた。

ここまで書いてみて、なんとなくだけどこのチームの問題は首脳陣とコーチだったりするかも知れないと察した。それとサラリーかもしれない。なんとなく、選手がもっと上へと練習をしたり、メンタルを保ったり、そういう部分に障害を感じる。切るべき選手を切らず、与えるべき報酬を与えない。そこになんとなく問題があったりしないだろうか?まだよく知らないけれど。

とはいえ、勝負は相手あってのこと。自分が負けた時にはその不足ばかり感じるけど、相手の良さも認めないといけない。その上で自分たちの良いところを伸ばせばいい、痛いところを突ければいい。ラミレス監督を支持する声もあれば、そうではない声もある。名将と言われるところまでは行けない人だと思うから、どこまで望むかではある。自分は妥当だとは思う。問題は監督1人ではなくそれをサポートするチーム全体にあるのだし、全権任せた監督にするのは難しい。

今、あらためて野球というスポーツの面白さを感じている。フィールドに出たらあとは選手が戦うだけというサッカーと比較して、より時間単位が長く、思慮が深い。しかし、落ち着いているようで断続的に最良の即断が求められ、それが140試合近く毎日のように続くというこのスパイラルは生活に根ざした魅力なんだなと実感した。

さて、まだ終わったわけでなくあと4試合あるし、その先にはまずCSを勝ち進む必要がある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?