優勝おめでとう

稲葉監督には不満もあるけれど、前回小久保よりだいぶマシで、比較にならないくらい。大谷、マエケン、菅野、武田翔太に加えて先発投手をズラッと並べて大失敗。監督未経験というけど野球好きのおっさんでも気づきそうなことだった。しかも、クローザーが4人もいた。わけがわからない笑。そりゃ負けるだろう。

今回はスペシャリストを集合させて。怪我や辞退などの計算違いがあったので若干は想定より弱まったものの、追加招集された選手が奮起した。大した報酬がないだろうに、またオフに入るところで、”負けた場合に全力で叩かれるストレス”を味わうのは普通は嫌だと思う。だから、大して注目もされなかったプレミア12への招集に応じた選手たちは大いに尊敬されるべきだと思うし、そういう意味で伝えられるべきでもあると思う。

もちろん、政治的な力の噂もあるけれど、真相はわからないのでなんとも言えない。なんとも言えないなら、忘れたほうが良い。ただ、親善試合の使い方やスーパーラウンドでの采配には良い点と悪い点の落差が大きく、見ていて不安になることが多かった。それは決勝戦での采配にも言え、稲葉監督続投に疑問の声があっても然るなのだけど、それが翌日になっても聞こえないところがとても不安に思う。「今すぐ辞めさせよう!」ではなく、不思議に思うところは突き詰めておくほうが良い。1年後に五輪、さらに2年後にWBCがある。

周りで観ていたのは普段から野球を見ている人の中でも一部で、日本シリーズにすら興味がない人もいた。野球というのは割とそういうところもあるので、数字をとったり、観客を増やすには話題性をにわかファンに伝える必要があるが、小久保でも稲葉でもそれは無理。桑田くらいになれば少し増えると思うけど、野村克也や落合博満には敵わない。勝っても、優勝しても注目が薄いのに、負けると叩かれるチームで頑張っている選手を私は応援したかった。

優勝おめでとう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?