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今季ブレイクが期待される注目選手(AL編)

1. Zach Plesac (CLE/SP/26)

投手王国CLEからまた出現した新鋭。昨季8GS 4勝 2.28ERA 9.3K/9 1.0BB/9と抜群のコントロールを武器にプチブレイク。スライダーとチェンジアップは被打率&被長打率いずれも1割台と優秀。1.3HR/9の被本塁打率が改善されれば更なる進化を遂げるだろ。

2. Spencer Turnbull (DET/SP/28)

全く目立ってないが確実に力を付けてきている投手。昨季11GS 4勝 3.97ERA 8.1K/9 0.3HR/9 3.49FIP。スライダーは被打率.151  空振り率43.1%と効力を発揮。被打率.347のシンカーと年々悪化している四球率(4.6BB/9)は要改善。

3. Ty France (SEA/DH/IF/26)

昨年8月Nola(C)とのトレードで加入した主砲候補。昨季は限られた出場機会の中で、打率.305 4HR OPS.836とメジャー2年目は確かな成長をみせた。19年は3Aで76G 打率.399 27HR OPS1.247と異次元の成績。2B/3Bが本職だが、今季はDHでの出場機会が増えそうだ。

4. Dane Dunning (TEX/SP/26)

16年ドラ1ながら既に2度のトレードを経験している有望株。昨季(CWS)メジャーデビューを果たすと、シンカーを武器に7GS 3.97ERA 9.3K/9と新人としては合格点。オフにLynnとのトレードで加入。ハードヒット率/打球初速/バレル率はどれも平均以上と悪くなく、将来の理想像はMorton(ATL)か⁈

5. Bo Bichette (TOR/SS/23)

元本塁打王ダンテを父に持つサラブレッド。昨季は故障離脱はあったが、29G 打率.301 5HR OPS.840と2年連続打率3割をクリア。三振率21.1% 四球率3.9%のアプローチが改善されれば、3割20HR20盗塁以上も夢じゃないだろう。

6. Jordan Romano (TOR/RP/27)

メジャー2年目の昨季は故障離脱はあったが、15G 1.23ERA 12.9K/9 0.86WHIPとプチブレイク。平均96.5mphの4シームは驚異の空振り率52.4%。抑えYatesがTJの可能性が出て来たため、Dolis(元阪神)などとクローザーの座を争う。

7. Aaron Civale (CLE/SP/25)

またも投手王国CLEから出て来た6球種を操る新鋭。昨季は12GS 4勝 4.74ERAと前年の2.34ERAから防御率は悪化したが、K/BBは2.88→4.31ERAと改善。四球率/打球初速/ハードヒット率はどれも優秀で、球速や球の動きはWainwright(STL)と類似。1.3HR/9は要改善。

8. Triston McKenzie (CLE/SP/23)

投手王国CLEが誇る超有望株右腕。メジャー1年目の昨季は8G(6GS) 3.24ERA 11.3K/9 2.4BB/9と結果を残した。スライダーは空振り率44.2%を誇り、4シームとカーブも被打率1割台と効果的だった。被長打率.786のチェンジアップ向上が今後のカギ。

9. Jesus Luzardo (OAK/SP/23)

ペルー出身のエース候補。飛躍が期待された昨季はコロナ感染も重なり、12G(9GS) 3勝 4.12ERAとイマイチ。しかし、カーブとチェンジアップの空振り率は共に44%を超え、2.6BB/9と制球力にも優れ、ポテンシャルの片鱗を示した。耐久性を示す事が今後の課題。

10. J.B.Wendelken (OAK/RP/28)

メジャー4年目の昨季は21G 1.80ERA 11.2K/9とプチブレイク。リリーフ投手にしては球種が豊富で5球種を操る。あまり多投しないがチェンジアップのバードヒット率はなんと0%、逆にシンカーとカーブは60%前後と注意が必要。今季は抑えRosenthalに繋ぐセットアッパー定着を期待。

11. Austin Hays (BAL/OF/25)

17年にマイナーで打率.329 32HRを放ち、Aジョーンズ(現オリックス)の後継者と目された有望株。昨季打率.279 4HR OPS.722。近年は故障が続いているが、今季こそレギュラー定着が期待される。オーブン戦でも打率.353 2HR OPS1.023と好調をキープ(22日時点)。

12.Darwinzon Hernandez(BOS/RP/24)

スピンの効いた4シームと空振り率41.2%のスライダーで打者をねじ伏せるRP左腕。昨季はコロナ感染もあり7登板のみだが、2.16ERA 14.0K/9と支配力を発揮。一方、制球力は皆無に等しく、昨季の四球率は8.6BB/9(前年も7.7)と危険水準。Barnes/Ottavinoと共に勝利の方程式入りを期待。

13. Kyle Tucker (HOU/OF/24)

年々ポテンシャルを示し始めた元超有望株。昨季打率.268 9HR OPS.837 リーグトップ6三塁打。外野守備もLFでDRS+3 RFで+2を記録。通算四球率7.5%の改善と、昨季打率.217 OPS.695に終わった左腕対策が課題。


いかがでしたか? 今季を楽しむ上で、彼らの活躍にも注目して頂けると幸いです。前回アップしたNL編も併せてご覧ください。是非、皆さんが期待するブレイク候補選手も教えてくださいね。

 

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