Vie ヴィー セット剤について
何度かリニューアルしていますが
現行の
Vie ヴィーを入手しました。
まずは
還元剤→チオグリコール酸(濃度無記載)
アルカリ剤→エタノールアミン、アンモニア水(PH、アルカリ度無記載)
のようです。
PHはリトマス紙で測ったところ9〜9.5前後。こちらは後ほど詳しく。
全成分表示
★1剤 ファーストクリーム(ピンク)
水、セタノール、チオグリコール酸アンモニウム、セテスー40、ステアルトリモニウムクロリド、エタノールアミン、セテスー10、イソプロパノール、加水分解ケラチン(羊毛)、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解シルク、尿素、カプリル酸ヤシ油アルキル、アンモニア水、EDTA-2Na、メチルパラベン、プロピルパラベン
★2剤 スタイリングクリーム セカンドクリーム(ブルー)
水、セタノール、臭素酸Na、セトリモニウムクロリド、ミリスチン酸イソプロピル、パラフィン、ステアリン酸ブチル、ラウレス-23、変性アルコール
IGTVにて開封の動画をアップしましたので
https://www.instagram.com/tv/BzAtGRgH5zM/?igshid=1qduxgafgiyv5
では、これらを踏まえてどんな薬剤なのか有料部分にて解析していきたいと思います。
商品の宣伝ページなどを見ると
文章には 毛髪のカールを保持するカール液とありますので
頭髪用ではあるけれど 化粧品 ではあるのかなと思います。
化粧品成分100%という表記の仕方が違和感を感じますが、、。
とりあえず進めます。
化粧品だとするとですが
チオグリコール酸はMAXの2%でしょう。
そして動画を見ていただくとわかるのですが、
PHは出した直後PH9.5なのですが
すぐにPH8ほどに下がり
数分でPH7まで下がります。
これはアルカリ剤のエタノールアミンの作用というよりは
ほぼアンモニア水の 作用だと思われます。
アンモニアは 刺激は強いものの揮発性なのですぐに消えます。
数分でPHが下がるということは エタノールアミンはほぼ少量で
アルカリ剤としての効果は 大部分がアンモニア水なんだと思います。
ただ、内容成分を見るとアンモニア水は 最後の方に記載されていますので
どうなんでしょう、、
わずかなだからPH9.5ほどで抑えられていてということでしょうか、、、。
チオグリコール酸のPKAはPH10.4 なので
PH9.5だとちょっと心もとない気もしなくはないのですが
しっかりとかかるようなので
十分なんでしょう。
他にまつ毛関連で アンモニア水の 入っている セット剤を見かけませんので
成分が違うということを念頭にしようしていかれると良いと思います。
ダメージを弱めたい場合→薄く塗布するorアンモニアが揮発する1、2分放置してから塗布する。
しっかりとカールをかけたい場合→複数回と塗布する
などで、
まずは毛髪全体に塗布
↓数分後
根元、中央塗布
↓数分後
根元塗布(必要に応じて)
などが考えられます。
2剤に関してはブロム酸濃度に関してはなかなか分かりづらいので不明です。
1剤2剤共に クリームの粘度はしっかりめで細く 出せるので使い勝手は非常に良いです。
1番ワインディングがずれずらいセット剤になります。 1剤の後にワインディングをずらしたくない技術者の方は使いやすいと思います。 目元用化粧品として作り直してもらえるようお願いしてみましょう。
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