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春水満四澤 しゅんすいしたくにみち

春になって雪解けの水が四方の沢に満ち、どの川も水が満々と溢れ悠々と流れている。水そのものは四季によって別に変わりはないはずであるが、春の水というものは、どこか悠々閑々としておだやかなものである。おおらかで穏やかな水、大地を潤し五穀の豊穣をもたらす水が、何処の川にも満ち満ちとしている姿に、天地和順、天下太平、万民和楽の瑞兆が感じられる。


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