ぼかますに寄せて
こんにちは、ここではお久しぶりです、花雨です。
今回は「ボーカロイド曲で選ぶアイドルイメソン生」、通称「ぼかます」のことを語ります。
先日の第21回ぼかますで、私が本放送で送っていた「担当アイドルのイメソン」が1周しました。
初めて投稿したのは、第10回の放送。あれから3年と数ヶ月、私も立派なイメソンPになりました。
元々ボカロ曲生かされていた身だったことと、推し(というか推しカプ(※not公式))にイメソンを考えたがる腐女子だったことが、ボカロ曲でイメソンを考えよう!という企画にうまく噛み合ったみたいです。
担当アイドルや好きなアイドルへの思いや解釈から、そこに合う曲を探したり閃いたりして、その曲をきっかけに更に愛が強まる……「プロデューサー」としての私の在り方を深めてくれた一つが「ぼかます」という企画だと思います。
せっかくの機会なので、それぞれの曲について簡単に振り返っていきます。
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第10回(2020年5月)
👓インタビュア / 三峰結華
今思うと、担当イメソンを並べたときに、何故かこの曲のテイストだけ浮いています。というのも、結華に対してはプロデューサーとは違う『拗らせオタクの私』が反応している節もありまして……。(私が彼女に落ちたきっかけはWINGコミュ3「湖の奥なんて知らなくていいのに」です!)
距離をはかることもそっと諦めることも得意だった彼女。当時は彼女にこの曲が合うと思ったことも、今は少しずつ変わっていると感じることも、大切にしたいなと思います。
第11回(2020年8月)
🌼私、アイドル宣言 / 久川颯
\You're my angel!!!/
ポップな正統派として花開いたはーちゃんが最高な「comic cosmic」が主なイメージです。(奇しくもこの投稿のほぼ1年前、2019年8月開催のイベントでした)
私の担当アイドルの中では、前向きな眩しさ担当なはーちゃん。時に悩みながらも、ザ・アイドル!な曲をお送りしました。
「宜しければ名前だけでも覚えてってください」という歌詞が、comic cosmicのSR+ホームセリフに重なる……と思いましたがはーちゃんは更に自信満々でした。
「はーのこと、初めて見た人ー! じゃあ、ファンになって帰ってね!」
第12回(2020年11月)
🍋ハジメテノオト / 長富蓮実
この曲を歌う初音ミクさんは「電子の歌姫」なので変わらない歌声を届けてくれる存在です。そして蓮実ちゃんは、昔も今も未来も変わらない想いを届けたいと歌うアイドル。
蓮実ちゃんが出会った「初めての音(=お母さんと聴いた昔のアイドルの歌)」の輝きが色褪せないように、長富蓮実というアイドルが紡ぐ想いも変わらず届き、また誰かの「初めての音」になるのでしょう。なってくれ。なろうね。
第13回(2021年2月)
🧸春に一番近い街 / 桑山千雪
まず曲が似合うなと思って、歌詞に合うように概念を考えていたら、……何故か「アイドルにならなかった桑山千雪さんif」になっていました。拗らせオタクの何かがちょっと滲んでしまったのでしょうか。
余談ですが、数年後のツイッター企画で、寮の部屋に来たばかりのときに見つけた壁のひびのエピソードが語られました。そのときの千雪さんのこの言葉が、今の千雪さんから「あっち側のif千雪さん」へのメッセージに思えて、勝手に感極まりました。
第14回(2021年6月)
💓テオ / 黛冬優子
黛冬優子はかっこいいんだ!!!!!!!
(※シャニオンリーでふゆゆいかにアイディスマイルを送った人間と同一人物です)
冬優子の可愛さ可憐さだけでなく、きらきら完璧な「ふゆ」で魅了してやると言い切る彼女の強さやかっこよさを知るのは、プロデューサーと、ストレイの2人だけです。
その重さを噛み締めながら、ステージで光る彼女から目を逸らさずにいようと思います。
第15回(2021年8月)
✈️夢地図 / 柏木翼
9月末に発売された翼のソロ曲「スカイスケープノート」でも思いましたが、飛べずに落ちたときの傷の痛みは確かにあって、それでももう一度高く飛ぼうとする決意を、晴れやかに歌うのが彼は似合うんですよね。そしてその根底には、彼の描いた「最高の景色を見たい」という最初の夢が変わらずあるんですよ……
サビで何度か歌われる「空の向こう」、とても翼に似合う言葉だと思います。
第16回(2021年11月)
💫ブラック★ロックシューター / 高山紗代子
紗代子は今の事務所でオーディションに合格するまでにたくさんの不合格を経験し、今だって壁にぶつかることもあります。そして自分はできるという自信はなくて、でもだからこそ努力をしなきゃ!と前だけを見て走り続けることができる子です。後ろ向きな言葉も散らばりながら疾走感のあるこの曲が、その生き様に重なります。
私は彼女の、そんなひたむきに走り続ける姿に惹かれました。だからこそ、彼女の足が止まるときもまた走り出したときも、それをちゃんと見ていたいと思っています。
第17回 (2022年3月)
🦋桜前線異常ナシ / 華村翔真
力強い和の曲調だし、彼は「華」だから桜が似合うしで、我ながらぴったりだと思っております。歌舞伎役者からアイドルへ、という転身を遂げて、今度こそ思うままに大きな花を咲かせようと誓い歩み続ける翔真さんの道に相応しいと思います。
これは私事ですが、生き様がかっこいいなと遠くから惹かれながら見ている枠だった翔真さんに対して、「役不足かもしれませんが担当プロデューサーにならせてください……!」と決意できたのは、このイメソンを閃いたからかもしれません。
第18回 (2022年6月)
✒️ぼくのほそ道 / 北村想楽
アイドルの北村想楽くんではなく、どこか飄々として一人旅が好きな大学生の北村想楽くんのイメージです。
元々好きな曲だったのですが(ヒント:作詞は伊東歌詞太郎さん)、歌詞に松尾芭蕉要素があると気付いたときはお想楽と一緒(?)だ!とテンション上がりました。
大学生の北村くんが旅をしているイメージと言いましたが、彼の旅は今はアイドルに続いていて、アイドルも旅のように気ままに心のままに楽しんでいる。アイドルも、彼の人生と地続きなのかもしれません。
第19回 (2022年10月)
📚かいしんのいちげき! / 七尾百合子
「恋に恋する」百合子は可愛いなという思いと、恋はまだしていないけどどきどきする気持ちは分かるのかなという考えが合わさった結果、脳内ドラマ化しました。好評放映中です。
本家MVは漫画的な表現が可愛いのですが、百合子も背景が爆発したり花が舞ったりするのが合いそうです。背景爆発させながらわたわた赤くなる百合子が見たい……。
第20回 (2023年2月)
🎀longing / 中野有香
有香にゃは何故か難しかった……担当歴最長タイなはずなのに……いやだからこそか……?
どの側面を反映させようか、どんな曲が合うか考え考え、結果、彼女の初心に帰りました。
タイトルの「longing」は「切望、憧れ」という意味です。空手一筋だった日々から、『可愛い』への憧れを胸に踏み出すひたむきさがあったから今の有香にゃがあるんだろうなと思っています。
第21回 (2023年10月)
🌿STAGE OF SEKAI / 田中琴葉
先日投稿いたしました!曲順を計算していたわけではないのですが、シリーズの最後にいい感じのイメソンになりました。
琴葉のソロ曲「ホントウノワタシ」と「Sing a Wing Song」と重なるところを見つけて、P歴が浅いなりに彼女の歩みを思って泣きながら選曲しました。
「君が輝ける場所」である劇場(シアター)や、願わくは弊事務所を自分の世界にして、そこからまた誰かの背中を押す歌を届けてほしいなと思います。
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以上、12曲でした!
これで数ヶ月後に「13人目の担当アイドルです!イメソン追加します!」って増えていたら面白いですね。人数もちょうどいいし別ジャンルの活動もあるので、このままな気もしますが!(毎回そう言ってる)
初投稿の時点では「担当アイドルのイメソンをシリーズ化して送るか!」とまでは思っていませんでした。
しばらくはふわふわしていたプロデューサーとしての自我と、「花雨事務所」と名乗れるほどの色を深めるきっかけになったのが、この「ぼかます」という企画でした。
自分の中の世界も自分の外側の世界も広げるきっかけをくれたぼかますと、長い間主催をしてくださった3104さんに感謝です。
そして調子に乗った私Pは、担当イメソン2周目を既に考えております!投稿順まで決めています!(より良い閃きによるサイレント変更の可能性はあり)
第22回ぼかますが開催された折にはまた何か語っていると思いますが、生暖かく見てくださると幸いです。
それでは最後に、完走した担当イメソンのまとめ画像を並べて終わりたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
また次のぼかますで!