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※追記※2024.06.08デラックス名古屋れぽ

はじめに

先日の名古屋デラックスに参加されたみなさま、お疲れ様でした。
たくさんのフォロワーさんにお声掛けいただけ、感謝しております。
かくいう私はチームメンバーとともにトリオファイトに参戦。
長文になりますが、大会前から当日の帰宅までを時系列順にお話しできればと思います。

開催当日までのこと

5月中旬に開催した交流会以前よりチームメイクは完了しており、仕事・子育てに奔走しながらリモートを中心に調整をしておりました。
時系列は新規の「猩々童子」のテキストが公開される以前、4月まで遡ります。トリオを組む予定のあんちゃんからの提案により
「デッキ貸すから猩々童子の効果次第では無双を握って欲しい」
「猩々童子の効果が判明した後にプロキシで一度対戦させてくれ。そこで決めよう。」

「トリオで勝つためには妥協したくない。」
このような旨を伝えられ、デッキを借用することに。
彼がなぜこのような発言に至ったかというと、彼はここ数回の大型大会での勝率が芳しくなく、リベンジに燃えている格好であったことが、私の使用デッキを変えてくれないか、と言ってきた理由。
彼の想いもわからないではない。
自分は勝ってるのに、脇に座るチームメンバーがぽろぽろ負けようものなら勝ち進めないのがトリオファイト。
私はその思いに同調する形で「無双の運命者」デッキを彼から託された。
じつは以前(それこそ運命大戦発売直後)無双デッキは私自身使っていた。
が、自分のやりたい動き、かつこれまで自分が無印時代から長年踏襲してきたプレイングとは真逆の動きをするデッキであり、少し違和感を感じていた。そんな時、フリーに付き合ってくれたチームメンバーのぐりふぉしぃろくんからも
「うーん、なんかヤスくん「らしい」デッキではないことは確かだよね」
的な発言を頂戴していたこともありこのデッキとの距離を感じ、一部のカードを除いて解体してしまっていた過去がある。
基本的に「忍」デッキによくあるアグロが好きな私からしてみれば、Vの連続攻撃による圧力で押し切るデッキと私自身のプレイ傾向の親和性が低いのは確かだった。
性格に合わないデッキを使うことの抵抗感もあり、提案されデッキを借用した当初はかなり困惑しつつも彼の熱い想いもあり要求を受け入れた形であった。

そんな複雑な心中でもトリオファイトに向け、練度を上げていかなくてはならない。
ぐらふぁいと交流会の準備もしつつ、仕事、一人回し、リモート、最善構築の想定、家族との時間。目が回りそうな毎日を過ごしながらも迷走に迷走を重ね、デラックス直前までチームメンバーと調整をかけ、最終的に行き着いた構築がこれだ。
デッキ名 「借用の運命者」 |DECK LOG(デッキログ) https://decklog.bushiroad.com/view/6PUYB

借用の運命者

デッキ構築論については長くなるので割愛するが
とにかくまっすぐ、盤面の再現性を重視した構築
であると言える。よく見るカードしか入ってないですし。
効果持ちヒールに関してはギリギリまでアマヴィエラ様の恩恵に預かるか悩んだが、数枚差して引けないくらいなら。とバニラ4枚に落ち着けた。
ライドラインのヴァージルアの採用に関しては「手札損失」と「純ライドラインでのランダムSCによるトリガーの損失」を消してくれる選択肢として採用した。
とにかくこれで行くと決めたのだ。あとはどうとでもなる。と暗示をかけ当日へ。

当日朝

前夜までに大方の用意を済ませていたので前日の23時には就寝。

自然と目が覚めた。今何時だ・・・?

4:20
早すぎる。

本来の起床予定時刻より2時間近く早く目が覚めてしまう始末。
ほんと、小学生から変わりません。楽しみなことがあると脳が活性化して眠りが浅くなるって本当なんですね。
早々に起きてしまったので妻と子供を起こさないように着替え、ヘアセット、髭剃り、鼻毛カット、日焼け止めなどの身だしなみを整え、6時前に自宅をそーっと出発。チームメンバーとの集合時間は7時半にあおなみ線名古屋駅改札前。
余裕をもって出たので、近所の神社に願掛けに出かけた。

チームほぼ全員が揃う上、今日はトリオファイトだけでなく、友好チーム「しうフォーマーズ」との5vs5の「スーパーチーム戦」の予定もあったため、チーム全員分のお賽銭を代表で納め、願掛けを済ませる。
「チーム全員が無事に、楽しく、熱く、気持ち良くファイト出来ますように。」と祈り、神社を後にした。

名古屋駅まで地下鉄で移動し、待ち合わせ場所に到着したのが6:50ごろ。
早すぎて誰も居ねえだろ。とICカードにチャージをしていたら後ろから声をかけてきたのはしろくん。彼の自宅は名古屋駅にほど近く、朝食を摂ってから来たそうだ。にしても早い。
とか言って雑談しつつ待ち合わせ場所で朝食をパクついていたら、フォロワーのスノウさんに出会った。
スノウさんは第二回交流会にて標の運命者で準優勝を飾った実力者であり、長くディメンジョンポリスとノヴァグラップラーをメインに使用しているVGP。Dに入ってからは葬空死団のイメージが強く印象に残る、付き合いの長いファイターである。
そんな30代半ばVGPのおじさんたちで話をしていた時だった。
見覚えのある黄色い羽織が横切った。
思わず声をかける。フォロワーの「こごり」さんであった。
今回、しうフォーマーズ所属のもっふるさん・私の友人の「蒼音しゅん」君とともにトリオファイトに参加するとのことで、会場前で会えたらご挨拶しようと思ってはいた。
「迷子になりたくないので一緒に行ってもいいですか?」
と頼られてしまっては断れない。チョロい男よ。
ご本人は静岡在住で名古屋は不慣れということで一緒に会場まで行くことに。
他のチームメンバーが続々集まり、集合時間。無事全員が集まれたので、こごりさんとスノウさんとチームメンバーと一緒にあおなみ線へ。
始発駅なこともあり空いており無事に座れたと安心するやいなや。
交流会で素敵な痛バをご持参いただいた「ココナッツ」さんと遭遇。ご挨拶したところでこごりさんがやにわに動いた。
どうやら相互フォロワーさんと遭遇したらしく、徐に立ち上がってきゃいきゃい盛り上がっている。温かい目で見守りつつ会場まで電車に揺られること30分。緊張などあまりすることなく、雑談しながら会場へ。

会場に到着すると
あttttttっつ!!!!!!!!
普段風がビュービュー吹いて夏場でも多少は涼しい金城ふ頭。
この日は風がほどんどなく、会場周辺でトリオの列形成を待つ汗だくのVGPたちであふれていた。
そんな中、日陰で少しでも涼もうとしていたところ、こごりさんがとあるものを取り出す。
「ケイオスの概念を詰め込んだ推し香水なんですけどもー」
これを嗅がないのは彼女の推しへの気持ちに背くことになる!
と、チームメンバーの波凪ちゃんと共にひと吹き嗅がせていただいた。
一言で申し上げるのなら
「塗布とともに時間経過で香りが変わる」フレグランスであった。
これは「chaos」…「混沌」という言葉に相応しい、素晴らしい推し香水であった。塗布直後は純度の高いムスクのような香りなのだが、塗布後10秒ほど経過すると軽妙な柑橘系の香りに変貌するものであった。こいつはすげぇぜ・・・

と香りにフガフガ言ってたら、ついに登場「あいしう」さんと「もっふる」さん。あいしうさんこそ前述した「しうフォーマーズ」の頭目であり、今回スーパーチーム戦のセッティングをしてくれた張本人。
もっふるさんは過去2回のぐらふぁいと交流会に参加してくれ、ともに楽しい時間を作り上げてくれたしうフォーマーズの良心であり懐刀というべき存在。関西から毎度毎度来てくださる際に素敵なお土産を頂戴するので、今回は先制攻撃。猫好きなもっふるさんに「なごにゃん」でアタックを仕掛けた。喜んでいただけたようで何よりである。あいしうさんには逆にお土産を捻じ込まれてしまったが、お返しに同じくなごにゃんをお渡しした。
そんなこんなで開場準備が整ったため、名古屋出場の9人全員でいったん集合。楽しい一日に、後悔のない一日にしましょうと声をかけ、リーダーっぽいところを見せつつトリオメンバーに分かれて入場。
今回のGraFightメンバーのトリオの組み合わせだが、下記のようになった。

チーム「GraFight」
ヤス 無双
あんちゃん 奇跡
霧夜 八雲べに

チーム「グラファイト」
しろ ケテルギィラ
藤やん ラスカリア
詠葉 極光

チーム「ぐらふぁいと」
波凪 禁忌
ゆうき Morfonica
inzergi 零

それぞれ当日までの間各自の調整、座席順まで綿密に話し合った。
あとは発揮するだけだ!と意気込んで着座し、アンケートを記入していたところ、聞き覚えのある声が前に現れた。
あいしうさん率いる「しうフォーマーズ」一行である。
隣には「よじこさん」「イチネンさん」が続いた。
ご挨拶もそこそこにあいしうさんから声をかけられる。
「よし、ヤスさん、ファイトしましょう。」
何がよしなのかわからないが、売られた喧嘩だ。買わなくては男ではない。
どうせ仮マッチング中で一時間近く待たされるのだ。
さらに「倒さなければなりません」とまで言われては引き下がれない。
・・・まぁ、結果は新規オーダー盛り盛りのエレドグレーマをブン回されて負けちゃったんですけど。ボルテージを上げてくれたあいしうさんには感謝。我々にとっての戦いはここではないのでね!ありがとうございました!

本戦開始

マッチング発表が行われ、ついに一回戦が始まる。
我がGraFightチームは
先鋒:私(無双) 中堅:霧夜(八雲べに)大将:あんちゃん(奇跡)
の布陣で臨んだ。


一回戦、私の相手はユースベルク。
フルブラストが2枚ダメージに落ちるラッキーもありつつ、ダメージを受けすぎないように立ち回り、相手の手札が透けたところでディヴァインスキルで詰め、勝利!まずは個人白星発進。ほっと胸をなでおろす。
横も苦戦しながらも、あんちゃんが次元ロボ相手に競り勝ち、チーム勝利。二回戦へと駒を進めた。

二回戦、相手はミレイ推しで名を馳せる「飴」さんのチーム!
なんと無双のミラーマッチ。勉強してきてはいたが、捲り合戦の様相となり、お互い自分のダメージを3にしないように必死だった。が、均衡が崩れ、ディヴァインスキルで詰め切られ、ミラーマッチを落とした。チームとしても0-3で完全敗北となってしまったが、切り替え切り替え!と発奮させ、3回戦へ。ここからはもう負けられない!
(なお二回戦でほかの「グラファイト」と「ぐらふぁいと」が潰しあいの奇跡のマッチングとなってしまい、ともに1回戦で敗北を喫しており後がない状況だった上、時間切れ1-1-1になり両チーム共倒れになるのを回避するために「ぐらふぁいと」チームに勝ちを譲る形で試合を進行したとあとから耳にした)
三回戦のマッチング発表。マッチング発表まで時間があったので、会場脇で雑談していた関東勢にご挨拶。V1クライマックス主催のクボルトことクボタ・マサチカ氏とそのチームメイトのふなっしーさん、ジャグラスジャグラーさんも一緒だ。
同じブロックだー、もしかしたら当たるかもねー。なーんて話を冗談半分でしていた。
まあ、下の画像をご覧にいただこう。

(マッチング発表の瞬間、衝撃過ぎてスクショを取り忘れたため再現写真となりますが、発表画面を見た瞬間笑いが止まりませんでした。)

そのまま卓に戻り、2人に報告
「対面クボルトチームだわwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
あんちゃん「マジかよwwwwwwwwwwwwwジャグジャグさんと!?wwwwwww」

お互いに運命を感じてしまう対面だったが、ここはまず冷静に写真を一枚。

私の対面は「ふなベイ交流会」など、ベイブレード関係の交流会主催を精力的に行っているふなっしーさん。デッキは最新弾収録の「サクリファイスグラス」デッキ。元劇団員のふなっしーさんらしいデッキだ。
試合開始直後の後攻2ターン目、ふなっしーさんのターンでいきなり山場が。
「ドライブチェッk・・・ゴルマギエルド!!!」
「うっわまじか・・・・」
ここで負けを覚悟し、ほかの二人に報告。
「後手2ゴルマギされた!」
隣の2人の表情に緊張が走ったのがわかった。
なんとか凌ごうとこちらも必死。なんせ負ければお互いここでトリオ予選が終わってしまうのだ。
次のターン、こちら2点の状況からゴルマギエルドの永続効果がのっかったサクリファイスグラスのツインドライブを受けた時だった。
ダメージトリガーが運よく2枚乗り、Vのパワーが受け33000まで伸びた。
これにより後続の攻撃を守り切れ、こちらのターンでペルソナライド。相手はまだ3点。少し旗色が悪かった。虫の息ながらも初手からキープし続けていた「宝剣」を使用。手札を増やし、攻めに転じた。表のダメージ枚数がかなりあったこと、そして手札に完全ガード2枚を含めて手札が8枚ほどあったと記憶している。
オブドラスグレイブとシュウラを前面に展開し、最大火力でアタックに入る。ヴァルガのアタック時効果で前列のインターセプトを削りつつシュウラを盤面に復活。この最初のヴァルガのドライブチェックでクリティカルトリガーをドライブしたことが勝負の分かれ目だった。もちろんヴァンガードにすべての効果を乗せ、そして二度目のヴァルガのノードライブでのアタック。
これをふなっしーさんはノーガード。☆2のアタックが通り5点まで追い詰めた。透けていない手札が多い印象だったため、守り切られると思った。
パワー30000のシュウラと33000のオブドラスを横に待機させたまま、ディヴァインスキルで詰めにいく。
ここでノーガードを宣言され、「えっ!?」と思った。
横を守れる札はあったが、ガード値が不足していたとのこと。
想定外の早さのゴルマギエルドでヒヤヒヤした試合だったが、勝利をおさめた。
横ではジャグラスジャグラーさん相手にあんちゃんが交通事故をやらかしたとかで勝利しており、チームの勝利は確定。
残すは霧夜vsクボタマサチカ。固唾を飲んで見守る。
クボタさんの使用デッキは「標の運命者」。ダメージバーン搭載のこのデッキは、早期決着を狙い横へのアドバイスを目論んでの選択か。
しかしドライブチェックとソウルチャージ運に恵まれず、霧夜は残念ながら敗北。だがチーム2-1で四回戦への進出を決めた。

4回戦、ここでも運命というか、素晴らしい出会いが待っていた。
対戦相手はドラジュエルド使いとして優勝経験豊富な「さとぽん」さん率いるトリオ。私の相手はシラヌイであった。
じゃんけんに負け、相手に後攻を選択されてしまう。
超越相手には戦闘手段としてライドスキップも考えてはいたが、無双デッキはVの圧力こそ本懐。ライドスキップには向かない。
相手のシラヌイは最近流行りの「フォルド&リバルティス」で「シェンリィ」を再利用しつつリソースと火力を担保するタイプのシラヌイ。こいつは厄介。シラヌイ対面は警戒していたが、予選最終戦でついに当たってしまったか。というのが素直な感想。
3回戦での捲りの力強さはどこへやら。ノートリガーの連発。
ダメージトリガーではクリティカルトリガーやドロートリガーが絡むにも関わらず、肝心のドライブチェックは空振り続き。
相手が早々に4点に詰まってくれたので、シラヌイ骸が飛んでくる前に倒そうとディヴァインスキルを使用して畳み掛けにいったが、やはりここでもノートリガー。手札にトリガーはあるのにドライブチェックでほぼ捲れない悪循環が最後まで続き、あえなく敗戦・・・
チームも破れ、GraFightトリオとしては2-2で予選敗退という結果で終了。
個人成績を含め、結果はこちら。

トリオファイトを終え、二人に感謝の気持ちを伝えて席を離れた。
終わった。やりきった。楽しかった。悔しかった。嬉しかった。色んな感情が入り混じる。
この感情を揺さぶってくる感じこそこのゲームの醍醐味なのだと思う。感傷にひたりながらも他のメンバーと合流する。

本戦終了後

ひとまずチームメンバーを一旦集め、チームでジワっと話をしていた「メンバー最強戦(仮)」を8人トーナメントで行うべく対戦者をくじ引きにて決定。
対戦カードは
霧夜 vs 詠葉ちゃん
inzergi vs ヤス
幽鬼 vs あんちゃん
しろ vs 藤やん
波凪ちゃんは休憩。フリー卓に残った。

全卓が長期戦の様相となり、私もinzergiのオルフィストマスクス相手に猩々童子で苦戦を強いられる。
夜影兵トークンで場が埋まったままターンが帰ってくるので、雲水のスキルの発揮が実質手札一枚のバインドのみとなり、形勢不利が続く。結局息切れし、敗北。不甲斐なし。あぁ、穴があったら掘りたい。いや入りたい。

決勝に進んだのは

あんちゃん vs 詠葉ちゃん。決着を見届けたかったが、時間の都合で卓を離れ、敗北した6人と共にしうフォーマーズvsDROPOUTのスーパーチーム戦が行われている卓へ。ちょうど試合が架橋なようだ。あいしうさんに突撃。

「なんか面白いことヤッてるじゃん!」(原文ママ)
「いま2-2でここ次第なんよ」
ちょうど2-2で迎えた最終戦の最中との事。

もうすぐ終わるってことなので空いてる卓を5卓確保する。臨戦体制だ。
とくに対戦する人間を事前に決めるなどはしていなかった。
新メンバーであるinzergiは私からの指名で参戦決定。
「新メンバー!行ってこい!」
と背中を押した。彼は私と同じく公認ジャッジの資格を有しており、PとVに特に造詣が深い。Dスタンも勿論だが、彼の本懐はその知識を生かした冷静かつ大胆なそのファイト運び。その長所を生かしたファイトでうちのチームに新風を吹かせてくれると期待してチームに誘致した。
しうフォーマーズ側に「誰かやりたい人います?」と聞くや否や
こごりさん「波凪さんで!!!!」
ほほう。うちのチームの中でも特に見た目と使用デッキのギャップがあるメンバーをお選びか。かくいう波凪ちゃん。大会前に
「100%初心者詐欺で行こうと思うんですけどいいサプライないですか?あと見た目も初心者詐欺したいんで服装どうしたらいいでしょ?」
と相談を受けた。何を言い出すのか。
しかし彼女、自分の長所をきちんと理解している…!
彼女は身長150センチほどの幼顔ながら、ゾルガをこよなく愛し、歴代ゾルガを全て使いこなす玄人なのだ。フラッグバーグも推しだそうだが、所持している痛バは歴代ゾルガ揃い踏みの特別仕様。流石である。
そして各自の対戦相手が決まった。
リーダー、あいしうさんはうちの全国家龍樹使いのしろくんを指名。前々からやり合いたかったとのことだ。
今回のトリオではケテルギィラでその存在感を示してくれていた。新規で発表されたブリッツオーダー「双つに連なる守護の法陣」でドロップから手札消費なしで55000という破格のガード値を叩き出すのはグリフォギィラ使いにしか出来ない芸当である。オーバートリガーがガードで使えないグリフォギィラにおいては力強い味方。
私は今年一月に第1回ぐらふぁいと交流会のエキシビションマッチで辛酸を舐めた相手、もっふるさんを指名。
5ヶ月越しのリベンチマッチに燃えていた。
対戦カードは

霧夜(八雲べに)vs  よじこさん(オセラジェスト)
しろ(ケテルギィラ) vs  あいしうさん(エレドグレーマ)
ヤス(猩々童子)vs  もっふるさん(ロージア)
Inzergi(零)vs  イチネンさん(ヴァーミリオン)
波凪ちゃん(禁忌)vs こごりさん(ケイオス)

となった。各位それぞれ全力でバチバチにやり合ってくれ。5vs5なんてそうそうやれるシチュエーションでもないので、後悔のないように戦って欲しい。と切に願いつつ、5人のちょうど真ん中にもっふるさんと相対した。
もっふるさん「さぁ。どっちがいいですか?」
おもむろにデッキケースを二つ提示してくる。
「今日まだ回してないほうで!」と返し、まったく中身がわからないままスタンドアップの準備に入る。
先日開催した第2回交流会で国家代表のあんちゃんをエキシビジョンマッチで下し、手に入れたリリカルモナステリオのエネルギーカウンタープレートも持参いただけた。恐悦至極。
さて、全卓一斉にスタンドアップ。
相手はもっふるさんの推しユニット「ロージア」。
Vスタンドを中心とした火力重視のデッキで、「ロージア」から「ブルクレイア」への入れ替わりと、アムドゥキアを中心とした高火力のブーストやリカリスでの全体強化で推し活・・・もとい押し勝つデッキ。
こちらは新弾で強化された「雲水飛動 忍鬼 猩々童子」でお相手。
相手のリアガードをバインドから山札に戻しつつ、相手の手札リソースまでも削って勝ちに行く、非道ともいえる我が本懐の忍デッキ。
アンプレセデンやオウギジシで火力は申し分ない。バインドから10000ガードとして手札を使わずに出せるライドンクナイも備えた。
ロージアからのVスタンドで手札を使わされるが、ダメージチェックでドロートリガーが出てくれたおかげもあって難を脱する。
イザサオウで完全ガードを引っ張り、道中に捨てたペルソナ札をキンランで回収しながら立ち回り、勝利を収めた。
もっふるさんと固い握手を交わし、再戦を誓った。
前述した5試合がすべて終了。結果はこちら。

おいおい、終わってみれば4-1かい。こごりさんにしか負けてねえでやんすよ?
「俺たちの勝ち!何で負けたか、明日まで考えといてください。そしたら何かが見えてくるはずです。」
って言おうとしたけどやめときました。
なお、対戦してくださったあいしうさんのnoteは私の記事の倍のボリューム。こちらにも詳しい内容が書かれてますので、読むと現場の解像度が上がるかと。


スーパーチーム戦
と銘打って行われたこの試合、実は昨年秋にチームDROPOUTとも実施しておりまして、その際の戦績はこちらです。

どうやらうちのチームは4-1がお好きなようで。
そんなこんなでしうフォーマーズとの決戦を終え、一息ついた時、目の前に現れたのは・・・
クボタ・マサチカではなく、その弟、Takanori氏。
V1クライマックスの主催である彼から開口一番
「ヤスさん、俺とケンカしてくれません?」
これを言われちゃあ断れねえ。
スーパーチーム戦を見守っていてくれたDROPOUTメンバーを含めたギャラリーが見やすい位置に座り直し、いざ開戦。
私は変わらず猩々童子、Takanoriくんは新弾で強化されたヴィーナスルキエ。
オーダー「馳せ参じよ、忠実なる従僕」をソウルから起動しつつパンチしてくるが、ライジングドラゴンがなかなかソウルに入れられず苦しい展開なよう。
そんな中ダメージドローが2度誘発するなど、有利に展開できたことで形勢は私に傾いていた。相手のデッキがフルパワーでないことは心苦しいがこれも勝負。時の運を味方にしたものに勝利の女神は微笑むのだ。
私のターン、ドライブチェックで捲れたのは
「水界の精霊王 イドスファロ」
泣く子も黙るオーバートリガー。これにて決着。
今度はリングの上でヤろうと約束し、グータッチで絆を確かめ合った。
そんなTakanori氏との試合後、ついに現れた。
クボタ・マサチカ その人である。
彼はエンターテインメントヴァンガードファイターと紹介するのが正解だろうか。周りを沸かせ、盛り上げ、そして勝ち負けに貪欲であり、勝っても負けても笑顔を絶やさない姿は常に賞賛されている。新日本プロレスの大ファンなことがそのプレイスタイルにもよく表れている。
プレイミスというミスを相手に悟らせない流々としたプレイ。低くよく通る声。そんな彼とまたヤりあえる日が来た。こんな日があっていいのか。
兄弟といっぺんにヤれるのか。こんなにうれしいことはない。
ファイトは猩々童子vs「標の運命者」となった。
私が苦手意識を持っているデッキの一つだ。
ダメージバーンとパワーダウンで必要以上にガードを使わされることでこちらの手札リソースを削りに来る。手札浄化がしにくい猩々童子においてはある意味不利対面なのだ。
そんな自己分析が当たってしまい、早々に点が詰まってしまう。
こちらもバインドと手札バインドからの山送りで応戦するが、一手足りなかった。クボタ兄弟との対決は1-1という結果で終わった。
クボタ氏とも同じようにグータッチの後に再戦を誓い、いつかV1クライマックス連合軍と戦ってみたいという気持ちがわいた。実現させてみたい。
対戦終了後、ふと視線を後ろに送るとガブエリウスが随行スタッフと共に闊歩していた。
ちょっとまて写真を撮らせろ。ということでクボタ兄弟とともに撮影した写真がこちら。

明らかにカタギじゃない。ここは本当にカードゲームのイベント中か?
そう見紛う圧力を感じつつ、彼らと別れた。
一息ついたのでチームメンバーと一緒に写真撮影をすることに。
カメラマンにあいしうさんを迎え、9名で写真撮影。

詠葉ちゃん「痛バ見切れてんじゃん・・・」
あいしうさん、惜しかった・・・!
もうちょい下だわ・・・

そんなこんなでイベントも終盤、少し時系列はずれるが会場内で会った皆様とのお話。
スーパーチーム戦の少し前、エボルブのアンバサダーを務めるKrisさんが会場にいらしていたのでご挨拶。ご本人も今回のトリオにアルキテを使用して参加し、予選3-1の全体21位でフィニッシュされたとお話頂いた。

昨年のこの時期にも同じように会場内でご挨拶させていただき、昨年の大ヴァンガ祭の後には一緒にお酒も飲みあった。このご縁は大切にしなくてはならない。ありがとうございました。
トリオ終了後に私にご挨拶してくださったのが、先日行われた第2回ぐらふぁいと交流会に来てくださったザフキエルさん。
スーパーチーム戦でも横から観戦し、私のプレイを見てくださっていた。
どこヴァンで交流会開催のお便りを聞いていなければ交流会に来ていなかったというのだから、すごいところから縁というものは繋がるものだ。
私が心からヴァンガードを楽しんでいる姿勢にも同調してくださったので、このご縁もKrisさん同様大事にしなくてはならない。
クボタ兄弟との熱戦を終えたあと、声をかけてきてくれたのはフォロワーの「しゅう」さん。当日は国家最強決定戦にダークステイツ枠で出場し、なんと国家王を取ってきたとご報告に来てくださった!賛美の言葉と共に、また会いましょうと言葉を交わした。
先日のぐらふぁいと交流会に来てくださった「ゆみさん」と「FMすあま」さんにもご挨拶させていただき、軽くご挨拶とまた会いましょうね!とお話することができました。

そんなこんなでメインステージのエンディングが差し迫ってきた。
アンケートも記入済みだったので抽選会の結果が気になった。
しろ君と共にメインステージへ移動し、その結果を固唾を飲んで見守った。
残念ながら落選。さぁ。我々どこリスの最後の仕事だ。
事前に購入したお土産をナックさんに渡し、あわよくば翌週木曜放送のどこヴァンねお!で紹介してもらおうという魂胆。昨年同じ作戦が成功し、放送に乗せてもらえた成功体験からの再挑戦であった。
が。
終演してしばらくしてもナックさんが出てくる様子がない。
この後の予定もあるのであまり長居はできないと踏んで、強硬策に打って出た。
「近くのスタッフに声をかけて中に居るであろうナックさんを呼んでもらおう」作戦
である。申し訳なさげに
「すみません・・・どこヴァンのリスナーなんですが、ナックさんにお土産を渡したくて・・・」
とスタッフさんに声をかけた数十秒後。

出てきてくださった・・・!

放送でねこたさんがスガキヤラーメンを食べたことがないと言っていたことを聞き逃さなかった私は、ナックさん、前田さん、ねこたさん合わせて3名分のスガキヤラーメンの袋麺を手渡す。
お返しにナックさんから名刺代わりのエネルギーカードを頂戴できた。
ミッションコンプリート!
小躍りしながら、待ってくれていたチームメンバーと合流した。
すまねえみんな。推しへの最接近イベントだったんだ。

閉会後

そんなこんなでGraFightにとってのデラックス名古屋は終了。
さあ、二次会だ!
と。二次会に同行してくれるもっふるさんとこごりさん、蒼音くんと合流せねば。ということでほかのメンバーを先に行かせ、集合場所と時間を別で指定し一旦解散。名古屋駅で落ち合おう。との流れに。
会場内に戻り、スーパーチーム戦をやっていた卓に戻ってみると
スタッフがいそいそ撤収の準備を進めている脇でまだ対戦してる集団を発見。赤い羽織を着ていた蒼音くんだったので即発見できた。
声掛けをし、撤収。先行隊に送れること10分ほど、遠征組およびしうフォーマーズメンバーと共に会場を後にする。
しうフォーマーズのリーダー、あいしうさんともここでお別れ。
再会と再戦を誓い合い、気を付けて帰ってくれと声をかけた。
またスーパーチーム戦をやろうじゃないか。
それ以上のことをやってしまってもいいんだけどな!?
と言いつつもっふるさんとこごりさん、蒼音くんを連れて金城ふ頭駅へ戻り、電車に乗ると、丁度電車待ちだった先行隊と合流することができた。なんというラッキー。
金城ふ頭から名古屋駅に戻り、2次会会場の飲み屋へ向けて歩く。
唯一の自家用車参戦であったinzergiと落ち合うため、ナナちゃん人形で集合とし、待っていた。しかし彼がなかなか現れなかったため、予約名と店舗住所をしろくんに伝え、私だけ集合場所に残り、inzergiと落ち合ってから2人だけで向かうと告げ、残りのメンバーを先に飲み屋に移動させる。
飲み会開始7分前、ようやくinzergiが待ち合わせ場所に到着。
名古屋駅周辺で駐車場が見つからず、時間がかかっていたらしい。それは致し方ない。誰も悪くない。
早歩きで飲み屋へ。ギリギリ到着。定刻より開始できた。
飲み会中は手羽先唐揚げの上手な食べ方講座から私の浮いた話に始まり、大阪デラックスでのチーム分け、VGユニットのCVキャスティング妄想、SEEDFREEDOMの劇場版などの話題でおおいに盛り上がった。
色んなお酒を少しづつ飲もうと思っていたので、飲み放題の枠内で選べる種類のビール・ワイン・ハイボールは全て飲んだ。とくに赤ワインがおいしかった。終盤はもっふるさんと同じお酒を一緒にお替わりするほどだった。
こごりさんはお酒に酔うと・・・的な話をずいぶん前に耳にしていたので、女性陣およびもっふるさんで脇を固めたが、特に問題なく飲み会は終了した。飲み会ってなぁいいもんですね。その人の人となりがモロに出る。
腹を割って話そう。ってどっかの有名番組のディレクターが言ってましたが、まさにその通り。今後もよろしくお願いいたします。

飲み会が終了し、元の集合場所であるナナちゃん人形に戻ってきました。
解散の時間です。一日はあっという間でした。楽しい時間はどうして早く過ぎてしまうんでしょうか。口惜しい。もっとこの空間を味わいたい。
次回以降の交流会についてや、今後の活動について少し話をし、それぞれ岐路につきました。
私は名古屋駅から一本で帰れる最寄りまで電車で15分。
嫁からはこう言われて今日一日外出してきました。
「22時まで帰ってくるな」
息子の寝かしつけが完全に完了するまでに帰ってきて物音で起こそうものならまたゼロから寝かしつけをしなくてはならないからですね。
こんなこと言ってくれる嫁世界中探してもいません。

そして帰宅途中、大きな失敗を犯していたことに気付いたんです。
もっふるさん・こごりさん・蒼音くんとの4人での和装合わせ写真の撮影をコロっと忘れてしまったのだ。気持ちが盛り上がりすぎて結局最後の最後まで忘れていました。やってしまった。

そんな失敗もありながら私のデラックス名古屋は終了。
軽い二日酔いで翌日の日曜日はほとんど使い物になりませんでした。
ここまでで12700文字と少し。読んでいただいてありがとうございました。
皆様に最後に伝えたいことがあります。

ヴァンガードでつながった皆様のご縁のおかげで今の私があります。
本当にありがとうございました。
また機会がありましたら交流会や大型大会で遊んでください。
よろしくお願いいたします。

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