はじめまして

脚本家の本田雅也と申します。
日本のアニメを中心に脚本家としてたずさわり、ようやく自分なりに物語を作るメソッドのようなものが見えてきたので、形にして残そうかと思い立ちました。まだ完全に落とし込めていない部分も多く、ここに書くことで言語化したり、理解を深められれば良いなと思っています。

はじめる前に、まずは自己紹介をしておきます。
出身地は長崎県佐世保市。
1973年8月21日生まれ。
中学の頃には脚本家になると漠然と決めており、大阪芸術大学映像学科で映画を学びました。
卒業後は『ガンダム』を作っているサンライズに入社し、制作進行として働きました。ちなみに入社した年にポケモンショックが起き、日本のアニメ界は上を下への大騒ぎとなりました。
制作進行と脚本家は同じ映像に携わる仕事ではありますが内容はまったくの別物で、どのくらい違うかというと、マンガ家と担当編集くらい違います。入社して3年で「これでは漫画家になりたくて集英社に入ったようなものだ」と気づいて転職し、同じアニメ会社のタツノコプロで文芸設定という脚本のスケジュール管理の仕事を1年ほど務めたのちに『よばれてとびでてアクビちゃん』でようやく脚本家としてデビューしました。

脚本家になれることと脚本家を続けられることはこれまた別物で、デビューはできたものの、その後が続かず、何度かチャンスは巡ってくるものの結果を出せない日々が続きました。原因は、まったくの我流で脚本を書いていたからです。このままでは食い詰めると思い、脚本の勉強を一からやり直したのは、デビューから10年が過ぎた頃でした。
これから記そうと思っているのは、その時に勉強し、自分の中で研磨し、仕事で試すことで少しずつ自分なりの形に落とし込んでいった方法論です。あの時、腹をくくって勉強し直さなければ、今ごろはとっくに廃業していたと思います。
このnoteが少しでも役に立てば幸いです。


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