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清浄ビショを捨てた理由

こんにちは、JCGスイスドロー1没のウィンの三番弟子です。


4/24(土)のJCGスイスドロー大会でBO1で7-4の成績でプレーオフ敗退になった清浄ビショをRAGEで使わない理由を書きます。

JCGスイスドローはRAGEから1週間前で「RAGEの持ち込みを決める大会」の位置付けで、ここで勝てるなら自信も付くし、RAGEでも通用します。

その大会でプレーオフに進出デッキを4日で(この記事を書き始めたのが)捨てることにした理由を清浄の現環境、構築と合わせて書きます。


現環境について

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環境は進化ヴァンプが使用率、勝率ともトップクラスで大半のプレイヤーが使っています。 JCG優勝のほとんどが進化ヴァンプでした。

進化ヴァンプに対抗でき、押し切れる力のあるデッキがセッカとロキサスです。 

セッカエルフは盤面処理はアリアに依存しますが、7.8ターン目にはアリアなしでもセッカのカウントを溜め、削り切れる力があります。

ロキサスは盤面を作りながら押し切ることはロキサスに依存しますが、ヴァーミンの処理能力、アルバータやシャムシャマ、スクナなどの疾走打点の多さでロキサスに依存せずに勝つことも可能です。

BO3ではレートも含めエルフヴァンプが大半でした。


環境のデッキに対しての清浄


進化ヴァンプはグリームニル×2で勝つのがわかりやすく、盤面にフォロワーを置くとシスがあり、10tには直接召喚ゼルガネイアが出ます。 典型的なコントロール殺しで清浄では厳しいです。 不利です。


セッカエルフは横並べが得意なので清浄では取りきれないことが多く、序盤から細かくライフを削られます。 セッカのリーサルターンは8ターンからで、選択不可守護をリーサルターンに合わせれば防げますが、セッカ側も「呪殺者でフェアリーに必殺を付け守護を突破しながら勝つ」というわかりやすい勝ち方があります。

「某tomはアミュに堕落を打つ」みたいな難易度が高い立ち回りを要求するものではないので、一般的に不利と言えます。


ロキサスには耐え切って勝てることを狙えるのでどちらかというと有利ですが、序盤の押し切り、清浄側の事故で負けるなどコントロールの宿命と言える負け方も多く戦いたい相手とは言えません。


エルフヴァンプ以外の環境デッキも、AFネメ、OTKドラ、庭園ドラ、OTKロイヤル、アミュビショ、スペルウィッチなどがありますが、大体は進化ヴァンプに強く、ついでに清浄にも有利なデッキばかりです。 

逆に清浄が有利なライドラや背徳バアルなどのデッキは環境から消え、清浄で戦いたい相手がいなくなりました。

それでも、清浄ビショは一角獣の祭壇を序盤に置いた時のパワーが高いので、エルフヴァンプに勝てる構築を模索しました。



清浄の構築


レートで捨てようと思った時の構築がこれです。

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方向性


招来の大天使3 ゼルガネイア1

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招来3枚はロキサスと進化ヴァンプに対して強いですが、ゼルガネイア1枚は進化ヴァンプに強く意識しました。

招来の進化効果が強い理由は、25点のライフを保つとグリームニル×2の20点、シスグリームニルの22点or24点のリーサルターン圏外になるからです。 シスに関しては盤面にフォロワーがいなければ走りません。 進化ヴァンプ側が直接ライフにダメージを与えるカードはグリームニル、ラウラ、ピユラで盤面にフォロワーを置かないで戦う条件ですが、理論上は受け切ることが可能です。

ロキサスにも20点のOTKは手札次第ではされますが、25点なら困難です。 ロキサス側が2ターン計画で勝ちに来る場合でもライフが20と25かではかなり変わってきます。

招来の進化は今期は必須で、進化切れるなら2.3回と進化を切りたいし、セッカや環境の他のデッキにもライフが多い方が得です。


招来清浄ビショと言ってもいい中で、扱いが難しいと思ったのかゼルガネイアです。

発動条件がありますが、フォロワー破壊と2ドローと5回復ととんでもないパワーカードです。 ナーフ前は5コストだったことを考えるとビックリです。

ゼルガネイアの発動条件をクリアして回復すると最大でライフは19ですが、ゼルガネイアケアは当然になってきた今、14で使えることはほとんどなく強く使えるときが負けるスレスレの状態になることが多いです。 

その上、招来に進化を切りライフ25を保とうとすると自然にゼルガネイアが使えません。 しかも、対進化ヴァンプではゼルガネイアが10t直接召喚から出てくることによって相手の直接召喚ゼルガネイアやシスの当たり先になり勝敗に直結するデメリットが増えました。清浄が盤面にある状態だと盤面ロックされることもあります。

5コス以上のカードで優先的に使いたい招来、ルナール、ラー、受けのカイブラなどを含めると重いカードが重なって手札で浮きます。

今までの清浄を支えてきた1枚ですが、過去の環境デッキを見ると、アグロネクロ、背徳バアル、ライドラなどゼルガネイアが欲しい対面が多かったです。 今期はこのようなゼルガネイアが弱い時が多く減らす決断をしました。


バランスを整える


ゼルガネイアを抜くことによって除去、リソース、回復量が減りました。 ゼルガネイアを抜けた分をイオ、ジャンヌ、飛翔、包み込む願いでカバーします。


イオやジャンヌは除去として使えます。序盤受けるダメージをカットすることによって回復カードを温存することに貢献します。 バーンカードとしても後半使えます。


飛翔は除去しながらフォロワーサーチで重要なカードを引けますが、このカードは回復じゃないのでデッキのパワーを上げるカードではないです。

ですが、進化ヴァンプは清浄を破壊する堕落の決意があるので清浄にも頼らない除去を欲しい時もあります。 このカード1枚でオーバーヒートデーモンを取れるのも大きいです。 ジャンヌも清浄に依存しない除去にもなるので便利です。

包み込む願いは役割があるカードを引き込むために積みます。 ロレーナや裁きは除去としてこれ以上ないカード。 セトやルナールは即効性がある回復カード。 招来ラーカイブラも代わりがなく他のカードを積むより一部の役割のあるカードにアクセスすることが重要なので、3コス2ドローのカードを厚めに取ります。 進化ヴァンプにはどれも何枚も欲しいです。


実際に

実際に戦ってみると壁にぶつかります。 

進化ヴァンプに対して強くしてるはずなのに、序盤はアルザード、ハレゼナなどで少しずつ削られ、中盤は霹靂の悪魔、ネレイア、オバヒで処理が追いつかなくなり、あっという間にグリームニル×2で負ける展開になってます。  相手の展開に対応してラーやルナールが置かず準備ができず試合がどんどん長引きます。

ラミエルとハレゼナは序盤だけでなく後半に大型フォロワーと一緒に置くとAOEを受けても残るので思った以上に嫌です。

その上、相手の10t前は盤面に生き物を残さないよう気をつけないといけないので、それを毎試合やるのは辛いです。

対ロキサスやセッカも相手のパーツ欠損か対応ミスがないと厳しいです。


RAGEでは5割以上はエルフヴァンプの組み合わせが予想できるので今回は使用を避けます。


清浄の強み

清浄の強みは2つあり、1番の強みは清浄への対応の難しさです。

RAGEは5000人以上のプレイヤーが参戦し、全員対応が完璧なわけではありません。  清浄への対応を失敗する人には高い勝率を出せ、RAGEのday1ではその効果が顕著に出ます。 

対清浄の難しい部分は、リソースを温存しながら盤面を維持できるかとリーサルの見据え方です。 盤面を空で渡すときか相手に楽に動かれないようフォロワーを置くかの判断があり正確にプレイするのは難しいです。 リーサルの見据え方でも中途半端に打点を吐くとあっさり負けるので打点の溜め込み方など相手視点では難しいことが多いです。

どこかで致命的なミスをすると有利に戦え、day1ではそれが起こりやすいと言えるのが強みです。


もう1つの強みは"比較的"プレイが簡単なところです。

マリガンはシンプルです。 共通キープは祭壇と宝石の輝きは何枚でも、清浄と3コスドロソと招来は1枚キープします。 

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対面毎のマリガンは進化ヴァンプとAFには裁き、ビショにはラー、セッカにはルナール。 

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難しい組み合わせがなく、ほとんどこれなので覚えれば簡単です。難しいマリガンを覚えなくても重要なところさえ覚えていれば大丈夫です。 


中盤の動きは回復カード温存や、次の動き負け筋をケアしたりと難しいですが他のデッキと比べるとまだマシで、リーサル計算は簡単です。

ロキサスやセッカはリーサル計算が難しいですが、清浄はラー○点手札で○点など簡単です。 前のターンからリーサル狙うのも計算はシンプルです。

練習があまりできない人や他のデッキを使えない人の逃げ道としてはパワーもある程度保証されプレイ難度が簡単なのでオススメです。


最後に

自分は使う理由がなくなってしまいましたが、清浄自体はそんなに悪いデッキではないです。

他のデッキを練習して自信がなかったら清浄握るなど逃げ道にするのもいいかもしれません。


無料なので終わります。











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