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レスレリ雑記(24年3月)

皆さんは「レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~」というソシャゲをご存知だろうか。

敵方のキャラデザはNOCOさん

ガストチームの送るアトリエシリーズ正25作目、ライザで上がった認知度を使って過去作の売上も伸ばしたい感じのソシャゲである。
なお、コンシューマ過去作はマリーのアトリエ(1作目)と、ロロナのアトリエ(11作目)以降の計15作が最新機(PS4/5、Switch)で遊べる。移植のうまい会社コーエーテクモ。


サービス開始から半年、どう変わったか

当時の評価をざっと見た感じだと、こういうものが多かった。
①ソシャゲのアトリエはコケる
②3Dモデルの出来は良い
③ガチャの価格設定が高すぎる
④調合がスタミナ制で運に左右されるのは"らしくない"

①ソシャゲのアトリエはコケる

アトリエクエストボードやブレセイルの錬金術士など、過去にも携帯機向けの作品はあった。
どれもサービス終了済だし、あまり流行っている感じもしなかった。
売上の問題も大きかっただろう。
ただ、20作以上の原作を持つアトリエシリーズは、IPとして持っている資源が非常に多く、ソシャゲ向きではあるのだ。

レスレリがコケるかどうかは、この3月の売上で決まるんじゃなかろうか。
(サービス開始半年のタイミングでシナリオの山場を用意し、実装キャラに大きめのインフレを用意したため、稼ぎに来ていると捉えている)
半年後:スレスレ。ここを踏ん張ればもう1年は舞えそう

②3Dモデルの出来は良い

全会一致レベルでよく聞く褒め言葉。
手放しで褒められるところがここしかない、というのもあるのかもしれないが……
ただ、3Dモデルという予算食いな箇所で高評価を貰えているのは、ソシャゲとしてはかなりの強みになるのではないか。
なお、この半年でモデルを眺めまわせるフォトモードが実装されている。
ただし、ミニスカ錬金術士たちは、みんな黒スパッツを履いている。
きっとマルローネ先輩が流行らせたんだな、うん。
半年後:安定のクオリティ

③ガチャの価格設定が高すぎる

一番大きい悪評だったように思う。
当時はガチャ10連が6000円くらいのレートであり、ソシャゲの相場を考えれば倍の価格に思える。
ただ、天井は相場の半分以下なので、天井を叩く前提で考えるなら他のソシャゲと大差ない金額だった。
この半年で、天井の交換対象が実装済みの全キャラに拡大されたり、有償石で回せるガチャのレートが半額になったり、限定キャラとして実装されても2~3か月後に恒常入りするようになるなど、かなり緩和されている。
フランクに課金できるくらいの環境にはなった。

ただ、どうも3Dの顔モデルを作るのがコスト高なようで、既存実装キャラの別衣装ばかり実装しているように思う。既に進行あるいは予算がカツカツで、サービス存続を賭けて半年目の大盤振る舞い(12000円で好きなキャラ2体指名)を投げてきたのか。不安になる
半年後:3割くらいには安くなった

④調合がスタミナ制で運に左右されるのは"らしくない"

コンシューマ版のアトリエ各作品では、調合品の性能を決めるのは「素材の質」「特性の組み合わせ」「調合方法」だった。
レスレリでは、「調合品のレアリティ」「付与される特性」「特性のレアリティ」がランダム決定のため、目当ての調合品のために何十回と調合を繰り返すことになる上、調合可能回数はスタミナ制。
これがコンシューマ版のプレイ体験と全然異なるので、溜息をついたプレイヤーも多かったように思う。
当時は調合回数の増強手段が乏しかったのだが、最近は月パスによって毎日5回貰えたり、イベント報酬にたくさん用意されたりなど、調合を10回20回と連打することを前提にしたかのような振る舞いを見せている。

しかしこの調合、ソシャゲにするならこうなる、という一番大きい改変点であり、ソシャゲが持つ性質上仕方なかったと言える。
のだが、最大の問題は「特性の組み合わせ」における「鉄板」が定まってしまっていたことではないか。
火力を出すには「スキル威力UP×2」が最も良い、といういかにもソシャゲ的なアンサーが出てしまったせいで、試行錯誤も何もない虚無感のあるゲーム体験になったように思う。

なお、最近はクリティカル路線が開拓されているなど、開発陣がこの辺のゲームバランスに興味を持ったようだ。遅すぎる
レスレリで最も致命的なのが「ゲーム的な性能のチグハグさ」であり、
キャラクター性を感じられるゲーム性能のキャラは少なく、それなのにキャラプールに偏りがあって戦いづらい属性が多い。
錬金術士にタンクやらせるな

半年後:ソシャゲだと割り切れば、それなりに楽しめる

各キャラ雑感

あんまり愚痴っぽくなっても無意味なので、実装済みの各キャラについて一言ずつ述べるとかしたい。

・マリー
火ブレイカーとしてお世話になっている。
爆弾魔エンドもあるだけに、かなりキャラ性に沿った性能をしている。

・ルーウェン
錬金術士より調合にお呼ばれする傭兵。
シンプル過ぎる性能だが、錬金で使うために星上げするからか、Burstの火力が高い印象。

・ミュー
うにを投げる女。
突の塔で活躍の場が貰えた。

・エリー
実装当初、写本6積みバグとかで話題になったきり、誰も話題にしていない。
シリーズのファンにはエリーが一番好きだという女性プレイヤーが非常に多い印象なので、おそらくそういう層はもうレスレリをやっていない。

・リリー
限定じゃなければもっと人気あった。
恒常入手可能な雷ブレイカーが存在しない時期があったの、流石にゲーム作るの下手すぎる。
今は恒常入りしたので、今後新規さんが増えたらリリーが相棒、みたいな人も増えそう。

・ユーディー
タイトスカートが眩しい女。
フレイムフォーゲルがさりげなく全体攻撃なおかげで助かる場面も多かった。

・ヴィオラート
にんじん教祖。
シンプルながらスリットスカートがモデル映えしている。

・イリスシリーズのキャラ
実装されていない。
おそらく意図的に省かれている。
声優が呼べないとかモデル作る工数がないとか、そういうことかもしれないが、シナリオの根幹に関わる可能性があってちょっとワクワクする。

・ヴェイン
石田彰の叫びを聞けるので楽しい。
雷の塔でお世話になった。

・ロゼ
調合によく呼ばれる錬金術士。
小野Dボイスが聞けるので楽しい。

・ロロナ
毎日パイを焼く店員。
近代アトリエの顔を務めていることもあり、サービス開始時のキャンペーン報酬として貰えたことがある。普通に強い。
スキル1の杖の振り方が原作再現すぎるのが好き。足運びどうなってんだ

・ステルク
最近実装され配布された。風はブレイカー飽和してて席ないが……
モデルが美形すぎて顔があまり怖くない。

・クーデリア
年齢規制で銃を置いて暗器で来てしまった子。
毒を付与できるため、属性塔の全てでちょくちょく出番がある。
少女時代のためか、店番などの出番もなくシナリオ不憫。

・エスティ
働くお姉さん1。
素早さこそ正義、というアトリエシリーズの権化。
なのだが、レスレリではずっと俺のターンができないため
むしろスロースターターになっており不憫。
毎度婚期をネタにされる不憫な仕事人。

・イクセル
素材クエストをくれる料理人。
フライパン最強バグは修正されたでしょおじいちゃん!
火の塔ではお世話になりました。

・トトリ
トトゥーリア・ヘルモルトという雄々しきフルネームを持つ。
友達関係の人がシナリオに登場しないせいか、ピュア毒舌が抑えめ。

・メルル
最速別衣装の姫。
みんな入手できる☆2で、全体ヒーラーで、しかも回復量だけは
全キャラトップなのはすごい。
一人でパーティを立て直すエリキシル剤姫だ。

・アーシャ
羽生えてない頃。シナリオでは下町で薬屋やってたら王宮に召し抱えられるなど出世頭である。

・ニオ
庇ったりダメ減貼ったり、割と器用な妹。
そのうち妹キャラだけ集めたイベントとかやりませんか?
シリーズファンが求めるイベントってそういう方向だと思うんですけど。

・ウィルベル
黄昏シリーズ3作皆勤の女。
シナリオ5章で活躍した。風ウィルベルも水ウィルベルも待ってる。

・レジナ
ヴァレリアの次はハイディ配布かな~と思ったら急に来た人。
カウンターだけ庇いに行くユニークな性能をしている。
鍛冶する女性キャラは確かに珍しいんだよな、というか黄昏はハゲルいないしな。

・キースグリフ
CV中田譲治のダンディなおじさん。
実装キャラ中見た目最高齢。
レスナに対して厳しい言葉を投げる役割を担った。
キースグリフにしてはかなり優しかった
火と氷、二属性を同時に扱う唯一無二の性能を持つが
火属性キャラとしてカウントされているため、火の塔にも氷の塔にも席がない。

・オディーリア
麻痺付与というユニークな性能を持つアンドロイド。
被ダメ時に「ガガガ」と鳴くのが可愛い。

・マリオン
働くお姉さん2。
アトリエで研究(という名の事務)を担当する。
元々素早い人だったが、レスレリでは素早いブレイカーは正義であるため、
☆1ながら非常に有能。

・エスカ
原作時点で杖を槍のように振るっていたが、
ついにフォークを槍として振るうようになった。

・ロジー
8章で騎士になり出番が多かった男。
受け取れェェェェェェ!

・シャリステラ
今作の主人公レスナの「先輩」として、1章で付き添ってくれる。
レスナが出会ったのはライザが先だったけど、最初に付き添ってくれた錬金術士の先輩ということで、レスナの懐きようがすごかった。
野営してたら同衾していてもおかしくない……だがシャリーはイザナちゃんと同衾したがったに違いない……猫の毛並みには勝てないのだ。
初期所持キャラで有能な全体ブレイカーであり、調合でも有能、と
あまりに優秀な人。Burstのモーション、原作より格段に動いてて美しい。

・シャルロッテ
もう一人のシャリー。
来るのが遅れたのでイベントにしか出番がない。
アタッカー寄りのブレイカーという、最もゲームシステムに合わない性能を提げてきた。ステルクともども活躍の場がほしいキャラ。

・ナディ
シャルロッテの母。
なんで実装されたんだろう……服装がモデリング楽だったのかな……
ハチミツナナバ~イ

・ソフィー
全てのタンクを過去にした人気ランキング1位の女。
デバフが得意なの、割と原作再現で好き。

・プラフタ
鼠径部の”覚悟”が自重されたひと。
「リディー&スール」でも師匠会合をやっていたので、今作でもどこかで師匠会合を開いてほしい。
でもソフィーにとっては家族として居てくれたことが大きかったからな。
せっかくソフィー2で幼少期出したんだからこっちにもください。

・モニカ
ソフィーの友達。25%回避という運ゲーウーマンだが、
割と原作再現なので好き。好きだが運ゲーなので使わない

・オスカー
ソフィーの友達。状態異常解除ができるタンクとしてユニークだが、
自分だけ解除できてもあまり役立つ場面がない。

・テス
メイド。珍しい物攻準拠ヒーラー。
彼女こそ星の繭で店番してほしかったのだが。

・フィリス
旅をしていて偶々9章のキーマンになった女。
「素材の声が聞こえる」という設定をレスレリに持ち込んだ。

・リディ―
双子の姉。服の露出がすごいのは、幼少期に亡くなった母が
裁縫してくれた服だから。
多分ナイスバディになった後を考えてデザインしたんだろうな。
全体ヒールしながらバフを撒く高性能ぶり。
雷なイザナちゃんには125%のバフを与える。

・スール
双子の妹。
年齢規制で銃を置いて双剣で来てしまった子。
ハッヤワザ~が聞きたかった。

・ライザ
太ももの単位になった女。
レスナが初めて見た「外の」錬金術士。
火ライザも高火力で有能とされていたが、師匠のコスプレをして
環境破壊トップメタブレイカーで登場しインフレを加速させた。

・クラウディア
原作と顔が違う。
氷デバフとバフを兼ねるサポーター。まあ笛はサポーターだよな。

・レント
大剣使いのタンクで、属性は打。
アニメでは大剣がボロボロで刃なさそうだったから
打撃武器という扱いは納得。

・タオ
打アタッカー。☆1なのでみんな持っている。
状態異常をトリガーにする性能だが、レスレリは敵の状態異常耐性が高すぎて役立つ場面がほぼない。悲しい。
そういうとこだぞ開発チーム。

・アンペル
最も教師らしい師匠ポジの人。
シナリオ6章で活躍した。

・リラ
氷ブレイカーの星。
原作ではレントの師匠を務めたが、今作でも新たに弟子を儲けている。
おそらく師匠ポジのキャラで二刀流なのが彼女だけだったからなのだろう。

・パトリツィア
通常版未実装、クリスマス版実装済み。
登場予定はあるんだろうけど、間に合わないので稼ぎに来た女。
衣装はともかく、薙刀モーションはカッコいい。
カウンター回復により随一の生存性能を誇る。

・レスナ
ここからレスレリ初登場キャラ。
主人公レスナは、言葉遣いが武士になりがちで
なかなか笑わせてくれる。

・ヴァレリア
もう一人の主人公ヴァレリアは脳筋腹ペコ戦士ながら
錬金をこれから覚えていく側である。
記憶がない奴は大体キーパーソン。

・イザナ
ハンマーに不可能はないんだ。

・ロマン
この手の西洋風ファンタジーで金髪のキャラといったら大体ね。

・ユナ
胸部の鎧はそれで本当によかったのだろうか。


その他の感想

自称国王、可愛いよね。