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探偵ADV「超探偵事件簿レインコード」

Switchで7000円くらい。
クリアまでのプレイ時間は25時間ほど。

それは違うよ! みたいなやつ

あらすじ

目覚めた時、何も覚えていなかった。
ポケットに入っていた招待状から、自分が「ユーマ=ココヘッド」であること、探偵であること、じき出発する「アマテラス急行」へ乗らなくてはならないことだけが分かった。
列車へ飛び乗った彼は、そこで5人の探偵と出会うが、本来この列車へ招聘された探偵は5名らしい。
つまり、ユーマを含めた6人のうち、誰か1人は探偵を騙る偽物なのだ――

システム

フィールド移動型の探索ADV。
解決パートでは、"謎迷宮"と呼ばれるダンジョンをハックしながら、事件の謎を一つずつ解き明かしていく。
どこかクイズ番組のネプチューンっぽいんだよな……


難易度

事件を自力で解き明かせるかによる。
この手の作品にありがちな「最後まで分かっちゃったけど今はこの問題から解かなきゃいけないのね」は勿論あるが、選択肢形式やアナグラム形式など、多彩な手段で正解を答えさせられるので、作業感は薄め。
結論、そう難しくはないゲーム。

雰囲気

常に雨の降り続けるカナイ区で、覇権を握り真実を隠蔽しようとするアマテラス社に対し、探偵として真実を見つける形で叛逆していく話。
つまり暗い。
一方で主人公を支える秘密兵器・死に神ちゃんは底抜けに明るく、全体の雰囲気を和らげてくれる。
死に神ちゃんというバイオレンスなヒロインを好きになれるなら楽しめるゲームであり、そして、このゲームをプレイするような人間なら大体好きになれるだろうから勝ち確である。

感想

大きな難点として、ロードの長さがあげられる。
3Dモデルを用いる都合もあるだろうが、謎迷宮内で舞台が定期的にごっそり入れ替わるため、そのロードに20秒近く掛かったりするのがプレイ体験を大きく損ねている。
ただしこれはSwitchの馬力では不足というだけで、Steam版が出ればPCスペックでゴリ押しできるのがポイント。
それ以外のゲーム性や物語展開については高評価。
是非、Steam版が販売されたらプレイして頂きたい一品。


天然で運動神経皆無、かわりに超強力な超探偵能力を持つ
フブキ=クロックフォードをよろしく