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大江戸聖杯戦争「Fate/Samurai Remnant」

SteamやPS4/5、Switchで9000円くらい。
プレイ時間は2周で40時間くらい。フルコンプしようものならもっとかかる。


七人七騎の魔術師と英霊らが、願いを叶えるため殺し合う

あらすじ

慶安4年(西暦1651年)の江戸に暮らす、しがない長屋暮らしを送る青年・宮本伊織は、かの大剣豪・宮本武蔵の養子にして弟子であった。
仕官せず、剣の修行に明け暮れる毎日であったが、ある日手の甲に見慣れぬ痣が浮かんでいることに気付いた。

万能の願望器たる盈月を巡る戦い”盈月の儀”に知らず巻き込まれた伊織は、
その日、運命に出会う。

システム

アクションRPG。
アクションとRPGの比重は1:1くらいで、敵の攻撃をきちんと回避したり、強攻撃で中断したりすることが重要になるが、ステータスでゴリ押せる部分も大きい。
ステータスはLvの他、スキルツリーがある。

難易度

3種から選べる。
結構難易度に差があり、雑なアクションが許されるかのラインが明確にある。

雰囲気

主人公の伊織が善行スタイルなので、シリアスな場面もありながら、ある程度は温かみのあるストーリーテリング。
一方で、戦災孤児たちの心の傷や、太平の世における剣術の意味など、どこか荒涼とした趣がある。

感想

慶安事件の年なんだね。
アクションゲームとしては凡庸だが卒なく纏まっており、不便は感じない。
無双ゲーに近い体験であり、万人向け。
RPG としてはスキルツリーや装備品などの基本的な楽しみがあり、
ストラテジーとしては簡易な陣取りゲームが楽しめる。
Fateとしては真名当てが重要となる久方ぶりのゲームだった。
江戸時代の日本人に分かるのは日本と中華の英霊くらいのもんだよね。西洋人の英霊は西洋人しか知らないわけだ。

そういう、いろんな面白さがちょっとずつ詰まった良作。