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原神 ステータスの伸ばし方

はじめに

冒険ランク45くらいになってくると、敵が強くて倒すのに時間がかかったり、フィールドボスに負けたりする人も出てくるでしょう。
端的に言えばキャラの強さが足りていないわけですが、ではどうやって強化していけばよいのか。
その指針について記載していきます。

その1.ステータスはどうすれば伸びるのか

これは大きく分けて4つ。
①キャラLv
②キャラ天賦Lv
③武器Lv
④聖遺物Lv

どれもレベルなので、ひたすら育成していけばいずれは全てMAXになり頭打ちになるでしょう。育成リソースを考えると、①はLv80+突破、②はLv6~8、③はLv80~90、④はLv16~20あたりまでは上げたいところ。
それでもあまり強くないという場合は、ステータスの振り分け方が間違っている可能性が高いということです。
「ステータスの振り分け」が可能なのは、③と④、特に④の自由度が高くなっています。

③武器 の構成要素は「攻撃力の数値」「OP」「追加効果」の3つです。
同一レアリティ内では、「攻撃力の数値」が高いほど「OP」が低くなる傾向にあります。「古華・試作」と「銜玉の海皇」で比較すると分かりやすいでしょう。

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基本、「OP」が役に立つ武器を選んでください。
物理攻撃をしないのに「物理ダメージ」が上がる武器を持つのは推奨されません。
また、「○○%の追加ダメージを与える」は物理ダメージ扱いのため、物理ダメージUPを伸ばしたキャラ以外では大したダメージになりません。

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④聖遺物 については、「花」「羽」「砂」「杯」「冠」の5部位存在し、
それぞれメインOPが1つとサブOPが4つ付きます。

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「花」はHP固定値、「羽」は攻撃力固定値だけがメインOPとなります。
他3部位は、「攻撃力%」「HP%」「防御力%」「元素熟知」そして各部位ごとのパラメータの中からランダムで1つがメインOPになります。
基本的には「メインOPを何にするか」が「ステータス振り分け」の意味するところとなります。上記4つのほかに、
「砂」は「元素チャージ効率」
「杯」は「○○元素ダメージ」(物理,炎,氷,雷,水,風,岩の7種)
「冠」は「会心率」「会心ダメージ」「与える治療効果」
がメインOPとして付く可能性があります。
サブOPはメインOPについてるもの以外から色々つくわけですが、
「会心率」「会心ダメージ」「攻撃力%」「元素チャージ効率」「元素熟知」は火力の向上に大きく寄与します。が、これを気にし始めると「厳選」の域に足を踏み入れるので、最初はメインOPだけ気にしていればよいでしょう。

では、どういうステータスが”強い”のか見ていきます。

その2.より大きなダメージを与えるステータス

キャラが敵に与えるダメージは、大きければ大きいほど戦闘が短くなり、その分受けるダメージも減ります。
攻撃は最大の防御。
HPや防御はLvUP上昇分で事足りるので、いかに「火力」を伸ばして敵を素早く殲滅できるかに専念しましょう。
そのためには以下の能力が関係してきます。

①攻撃力
②○○元素ダメージUP
③会心率・会心ダメージ
④元素熟知
⑤元素チャージ効率

①②③が主に与ダメージに関わってくる部分です。
これらは乗算の関係にあるため、1つだけ伸ばすよりも全てを伸ばすことを心掛けるべきです。

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①攻撃力 ②○○元素ダメージUP この2つは上げれば上げるほど目に見えて与ダメージが大きくなります。
①は様々な手段で上昇しますが、②は聖遺物(杯)やキャラ天賦・武器効果など、上昇手段が限られています。②を上げられる選択肢は全て採択していきましょう。

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③会心率・会心ダメ―ジに関しては少々特殊で、会心率50%/会心ダメージ100% のラインにほど遠い場合は、いっそ攻撃力に振った方がダメージ期待値は高くなります。
逆に、武器や聖遺物(冠)によって50/100のラインに乗れそうなら火力を大幅に伸ばすことができます。
会心率50%/会心ダメージ100%とは、攻撃時50%の確率で会心が発生し、与ダメージが100%上昇(=2倍)するということです。
期待値に換算する場合は乗算して1.5倍とします。

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会心に関してはきっぱり捨てるのも手です。
キャラの突破OPや武器のOPに会心がついている場合は伸ばしやすいので、そういうキャラだけ会心を育てるのも合理的といえます。
その場合、会心率と会心ダメージの比率は1:2を心掛けましょう。
多少はずれていても問題ありません。

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勿論、キャラによってはステータス振り分けが特殊になる場合もあります。

2-ex)特殊パターン紹介

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元素爆発により防御力を攻撃力に転化するノエルは、伸ばしづらい攻撃力よりも防御力を上昇させる武器・聖遺物がよいです。
元素爆発できないとよわよわなのに必要エネルギーが80と低燃費なので、
元素チャージ効率を上げたり、元素粒子を出す西風大剣を握るなどすれば、ずっとノエルのターンが可能になります。
そうでない場合は他のキャラで粒子を出したり、あるいはノエル以外のキャラで攻撃する時間を用意しましょう。

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アルベドの元素スキルのように、nn%防御力 といった書き方をしている天賦があります。これは、攻撃力の代わりに防御力を参照することを意味しており、たとえ攻撃力が100しかなくても防御力が2000あれば、強力な攻撃ができるわけです。
元素ダメージUPや会心は同様に発生しダメージを倍化させるため、単純に「盾で殴るキャラなんだなあ」という認識でOKです。

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珊瑚宮心海は同様に nn%HP という、攻撃力の代わりにHPを参照する天賦を持ちます。また、元素爆発時に「与える治療効果の15%」をHP参照天賦の倍率に追加します。
一言でいえば「回復力に比例して与ダメが伸びる」
ただし会心が一切発生しないほか、HP参照攻撃と攻撃力参照攻撃が加算されてダメージが出るため、一般のアタッカーと比べると火力が伸びにくくなっています。
聞こえの良い言い方をするなら、
聖遺物厳選をせずとも真価を引き出せるキャラといえます。

その3.元素熟知と元素チャージ効率

④元素熟知について。
元素反応を「起こす側」の元素熟知により、反応が強化される仕組みです。
元素反応には大きく分けて3種類あります。

A.増幅反応={蒸発(炎+水)、溶解(氷+炎)}
B.転化反応={過負荷(炎+雷)、感電(水+雷)、超電導(氷+雷)、拡散(炎水雷氷+風)、氷砕き(凍結+破壊)、燃焼(草+炎)}
C.その他={結晶(炎水雷氷+岩)、凍結(水+氷)}

A.増幅反応は、その2で触れた与ダメージに、さらに掛け算する形でダメージを伸ばせる反応です。会心アタッカーがさらに蒸発or溶解を起こすと、桁違いのダメージを出せます。
これは元素熟知が伸びるほど倍率が大きくなるため、蒸発・溶解を前提とするキャラで攻撃力が十分確保できているなら、元素熟知にステ振りする選択肢が入ってきます。

B.転化反応は、その2で触れた与ダメージとは別に、固定値でダメージが発生する反応です。元素熟知をほぼ唯一のソースとしてダメージが上昇していくため、その他のステータスに割り振るよりは元素熟知に特化した方が総ダメージ量は大きくなります。
攻撃力が低かったり、天賦倍率が低いキャラなどは元素熟知を伸ばすと火力寄与が大きくなります(例:スクロース)

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C.その他について。凍結反応は元素熟知と無関係で、水→氷の順だと約2秒、氷→水の順で反応すると約3秒凍結させられます。
結晶反応は元素熟知が大きいほど結晶シールドの耐久値が上がりますが、岩キャラで元素熟知にステータスを回す余裕のあるキャラは現状いません。

⑤元素チャージについて。
元素粒子や元素オーブを得ると味方の元素エネルギーが貯まっていき、MAXになると元素爆発を使用できる……というのが原神の仕様です。
元素チャージ効率が大きいほど、同じ粒子から得られるエネルギーが倍化します。
単純にいえば元素チャージ効率200%のキャラは100%のキャラの2倍のエネルギーを得られます。
勿論、控えにいたり、粒子と色が違うと得られるエネルギーが減少するので、「常にそうだ」とはいえませんが。

この元素チャージ効率についてどのくらいステータスを分ける必要があるかというと、「元素爆発がウリの、基本控えにいるキャラ」は200%くらいは欲しいです。以下の表の右半分が該当。

キャラによって元素爆発に必要なエネルギー量が40~90と幅があるため、
40しか必要としないキャラ(例:アンバー、鍾離)はそこまでチャージを盛らなくてもよいでしょう。
80必要とするキャラ(例:香菱、行秋、北斗)は、武器や聖遺物(時計)で元素チャージを盛りたいところ。

実例

実際に使用しているキャラの武器と聖遺物を紹介します。

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凝光。☆4の岩元素 法器アタッカーで、元素スキル・元素爆発の天賦倍率が高く、ホーミングする岩の弾丸が敵にうまいこと当たるので使い勝手のよい中距離・出場アタッカーです。

突破OPは「岩元素ダメージUP」で、本人の固有天賦や聖遺物も合わせると、岩元素ダメージは約100%UPくらいになります。
聖遺物はシンプルに「悠久の盤岩2+剣闘士のフィナーレ2」で、それぞれ「岩元素ダメージ15%UP」「攻撃力18%UP」のセット効果を持ちます。
4セット効果にめぼしいものがない時は、属性2セット+剣闘士2セットが堅いでしょう。
会心を盛るために武器を「黒岩の緋玉」にしています。これが会心ダメージUPなので、聖遺物(冠)は会心率UPを選択。
その他はセオリー通りで、(砂)は攻撃力、(杯)は岩元素ダメージUP。
岩元素ダメージが約2倍、会心期待値も約2倍という配分。攻撃力はやや低いものの、そこは他キャラのサポートで賄うようにしています。

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甘雨。限定☆5の氷元素 弓アタッカーで、遠距離からの2段チャージ重撃が広範囲・高倍率で非常に強力です。
武器は鍛造の☆4武器「澹月・試作」で、重撃をヘッドショットすると攻撃力が大幅に上昇します。OPも攻撃力UPのため、これ1本でかなり攻撃力が上がります。
そのため、「攻撃力%」をメインOPにするのがセオリーの聖遺物(砂)を「元素熟知」にすることで、溶解反応時のダメージを飛躍的に引き上げています。炎→氷の溶解反応は通常1.5倍のところ、元素熟知267だと約2倍の反応になるため、3割近く火力を向上させています。
ただし、元素反応しない時の火力は「攻撃力%」にした方が高くなります。
そこはプレイングとの兼ね合いです。
会心については、会心率:会心ダメージ=74%:182% と、会心ダメージに寄っているように見えます。しかし実際は甘雨の固有天賦により、重撃を連射する場合に会心率が20%上昇するため、94%:182% くらいの割合になります。
そのキャラの天賦を把握して率:ダメの割合を1:2に近づけるようにしましょう。

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先ほどの凝光と比べて○○元素ダメージUPが低いのですが、実際は「大地を流浪する楽団」4セット効果により、重撃のみ 80%UPくらいの数値になります。ただし、攻撃力や会心の伸び具合と比較するとやや低いです。この部分を他キャラでサポートするのはやや難しいですね。
☆5武器「アモスの弓」はそこをクリアしてくれるため、現状甘雨の最適武器のひとつとなっています。もちろん持っていません。

まとめ

・メインアタッカーは会心を伸ばそう!
・非出場アタッカーやバッファーは元素チャージを伸ばそう!
・聖遺物はメインOPを揃えたら十分、その先は沼

次回は各聖遺物シリーズについて紹介する記事を予定。