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龍の終着点「名を消した男 龍が如く7外伝」

PS4/5で5000円くらい。ハーフプライスなだけあって章数も半分。
プレイ時間は34時間。赤目ネットワーク全部終えたから結構遊んでる方。


エージェントな桐生チャン

あらすじ

6の続き、7の裏側。
かつての東城会4代目組長たる桐生一馬は、自身の死を偽装し、
大道寺グループという政府の裏組織で無銘のエージェントとして過ごしていた。
それも、沖縄の養護施設と愛する子供たちを守るため。
そんな彼を、またしても極道の謀略が襲う。

システム

アクションRPG。
金を使って自身を強化し、襲い来るヤクザやチンピラをしばいたり、賭博や闘技場のファイトマネーでまた金を稼ぐ。
お使い系のサブクエストも充実しており、そちらでのみ入手可能な「赤目ポイント」も、強化に使用することになるため、道草食ってナンボ。

難易度

3段階から選べる。
とはいえアクションとしてそう難しいポイントはあまりなく、せいぜい敵の必殺攻撃に対してパリィを決めるアクションがあるくらいか。
闘技場は制限時間があるため、攻撃力をしっかり強化していないと、倒し切れずにクリアできなくなったりする。
メインシナリオだけなら、イージーにしとけばさして強化せずにクリアできるだろう。

雰囲気

自分の存在によって、守りたいものが脅かされる。
自分だけならいくら殴られても耐えられるが、子供たちを人質に取られているため信念を曲げさせられたりする。
――と、非常に陰鬱な展開が中盤まで続く。
中盤以後は、一転して華やかな極道の世界にケジメをつける展開に。

感想

非常に良かった。
龍が如くは0/1/2/7しかやってないので、3-6のあたりはwikipedia読んだくらいなんだけど、敵役の魅力は0に匹敵する。
そして味方も少ないながらにやり手ばかりなので、ここぞとばかりに助けてくれるし(桐生チャンは暴力と遊戯以外が苦手なので、根回しとか救援は周りの人の働き次第である)
みんな自身の信念に従って動いているから、物語のうねりとして納得のいく展開になる。

タイトルに終着点と書いたが、1,3で抱えたもの/失ったものの行く末を描いており、まさしく桐生一馬の人生における総括がなされた。
外伝と銘打ってはいるが、シリーズファンは必ずプレイすべき一作といえる。
なお、章の合間に流れるナレーションで7の展開ほぼ全てをダイジェストネタバレしている。
7も神ゲーなのでまずはそっちからやってほしいなあ!