2022.3.27 愛知CL

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使用デッキは黒馬。
前回の福岡CLの時に黒馬で結果が出せなくて悔しかったのと、このデッキが一番使い慣れていたので、悪を踏まないことを祈りつつ黒馬を握ることにしました。

既存のデッキレシピと大差ないですが、以下少しだけ解説します。
・ポケモン
デッキによっては、相手の種ポケモンの特性をより確実にロックするためのアローラベトベトン、特殊エネ構築や悪構築に対して勝率を上げるためのエルフーンVster、ミラー対面でのサブアタッカーとしてルナアーラ1等が採用されたデッキがありますが、どれも特定の対面でしか効果を発揮せず、ベンチが圧迫されてしまうことから、今回は採用を見送り黒馬本来のデッキパワーを上げることを重視しました。
強いて言えば、先1のソーナンスロックを安定させるため3枚目のソーナンスを入れたかったのですが、枠がなかったのと中盤以降不要札となるため2枚の採用となりました。

・エネルギー
合計13枚。これが最低ラインだと思います。
ミステリーエネルギーは風船のついた超エネなので1枚入れておくと便利です。

・サポート
序盤、ワンダータッチを使わずともデッキを回せるようにドロー系統のサポートを少し多めにしています。マリィを1枚にして、もう1枚をエリートトレーナーかツツジにするプランも考えましたが、序盤に雑に打てないのが嫌だったためマリィ2枚にしました。サイレントラボ→マリィ→ナイトウォッチャーでも十分強いです。
後、メロエッタ系統や、三神、ダストダスに対して勝率を上げるためにもザオボーは必須です。

・グッズ
クイックボール、ネストボールではなくバトルVIPパスを採用した理由は次の二つです。一つ目は1ターン目から黒馬を大量展開したいため。後攻なら初手7枚+1ドロー+博士の研究7枚で2回に1回くらいは引けるのではないかという思いで採用しました。二つ目はクイックボールとネストボールが欲しいと思う盤面が少なかったため。バトルVIPパスとの大きな違いは2ターン目以降も使用できることですが、2ターン目以降になるとドロサポで黒馬現物を引いていたり、霧の水晶やミステリートレジャーで黒馬を展開したりして、結局ミステリートレジャーのコストになることが多かったことから、1ターン目に使用するとアドが取れるバトルVIPパスを採用しました。
また、先行1ターン目、ソーナンス以外でスタートしてもソーナンスバトル場で番を返せるよう入れ替え札を多めに採用したいというのと、カビゴンLO対策であなぬけのひもを1枚採用しています。

次に当日のマッチアップです。(多少記憶が曖昧なところ有)

1戦目 ゲノセクトメロエッタ(ミュウ入り) 6-0(投了)
序盤シャドーミストで特殊エネをロックしつつ、カミツレのきらめきで張られたフュージョンエネルギーを2枚、ザオボーでロストゾーンに送ることに成功。
途中、シャドーミストが切れたタイミングでミュウVmaxにダブル無色手張りで殴ってきたものの、その頃にはこちらの場にエネルギーが潤沢で準備万端だったため、ダイガイストでミュウVmaxをワンパンしたところで相手投了。

2戦目 三神カイリュー 1-6
初手の手札が、ゲンミミ、超エネ×3、サイレントラボ×2、すごいつりざおの大事故。
後1こちらのトップがマリィだったものの、ベンチが思うように展開できず、ホラーハウスGXで1ターン貰ったものの、黒馬Vmax立てられないままカイリューにドラゴンゲイル連打され負け。

3戦目 アルセウスダストダス 6-0(投了)
相手に後攻取られたものの、後1アルセウスVをベンチに出し、ヤブクロンに超エネルギーつけてゴミあつめエンド。
こちらは2ターン目に黒馬Vmaxとオロヨノを立て、マリィナイトウォッチャー体制に入り、相手が種ポケモン出せなくなったところで投了。

4戦目 イオルブコントロール 2-0
こちら後攻初手ゲンミミ、相手ザシアンVのみでふとうのつるぎエンド。
後1ホラーハウスから黒馬Vmaxを立ててマリィダイガイストで安パイとるか、ポルターガイストで決めに行くか悩んだ挙句、ポルターガイストで決めに行く選択をし、相手の手札にトレーナーズが5枚以上あったため勝ち。
さすがに手札が10枚以上あったため行けるだろうと思いましたが、ポルターガイストを打つ前相手の顔を見ても無表情だったため少し打つかどうか悩まされました。

5戦目 アルセウスダストダス 6-0
こちらソーナンスをバトル場に出し、相手の動きを遅らせにかかるもベンチがうまく展開できない状況。そうしている間にアルセウスVsterを準備され、グズマで裏の黒馬Vを呼び出され200ダメージを与えられる。ただ相手も少し事故気味だったらしく、この状況でまだダストオキシンが発動していなかったため、こちらもベンチに黒馬Vmaxを複数体立て冥界の扉で展開。
その後、アセロラやポケモン回収サイクロンでダメージを受けたやつを回収して受けまわし、相手のバトルポケモンを一体ずつ倒していって勝ち。早々にスターバースからダストオキシンを決められていたらきつい試合でした。

6戦目 ピカゼクコケコVmax 6-4
こちら先1でソーナンスをバトル場に出し、相手は思うように展開できない状況。
その間にベンチで黒馬Vmaxを複数体準備し、ピカゼクのフルドライブでソーナンス倒されたタイミングで、エネ加速されたコケコVをグズマで呼び出しダイガイストで破壊。
その後、ピカゼクもダイガイストで破壊し、コケコGXのカプサンダーで黒馬Vmax取られるもベンチに6枚以上エネがあったため、返しのダイガイストでコケコGXを倒して勝ち。

7戦目 ウルネクダストダス 6-0
こちら先行にも関わらず、相手先行と勘違いしドローして山を見てしまいジャッジ呼んでサイドペナルティで1枚取得。
その後、こちらの残りサイドが4枚の状況でサイレントラボ、ダストオキシンが働いてない状況でほろびのかがやきを打ってしまう。こちらもすぐには技が打てないことを気づかず、ドロー→すごいつりざおで超エネ×2、黒馬Vmaxを戻す段階で気づきジャッジを呼ぶ。すごいつりざおで山札シャッフルした後だったため、山札の並び順が再現不可能となり、こちらサイドペナルティで1枚取得+お互い警告。
サイレントラボを張られほろびのかがやきを打たれ始めるが、エネが枯れないように意識しつつプレイし、途中いのちのしずくで延命されそうになったところをザオボーでいのちのしずくをロストゾーンに送り、そのまま殴り続けて勝ち。
予選最終戦ということもあり、お互い疲れていたのもありますが、ほろびのかがやきが打てない盤面ですぐこちらが指摘できなかったのは申し訳なかったです。

予選最終成績 6勝1敗。
2戦目で負けていたのでオポネントに自信なかったのですが、なんとか15位で予選突破。
これまでの対戦相手に感謝です。

ベスト16 ミュウダストダス 6-0
相手先行でがん回りされ、スカイフィールドでベンチ大量展開、クレッフィのワンダーロックでヤブクロンにクレッフィを付け、ぐんぐんシェイクでダストオキシンに進化してエンド。正直この時点で負けたと思っていました。しかもクレッフィのテキストを見せていただいたにもかかわらず、相手の番の終わりにトラッシュする効果を見落とし、こちらのテテフは使いどころがないと思い、ミステリートレジャーでテテフをトラッシュしゲンミミ持ってきて、サイレントラボを張り、ゲンミミをバトル場に出してホラーハウスエンド。
この時、手札は超エネしかありませんでした。こちらが番返す際、クレッフィがトラッシュされるのを見て完全にやらかしたことを理解。せっかく決勝トーナメント上がったのにプレミで負けるのかと試合中にも関わらず若干鬱になっていました。そして何もされずに番が帰ってきてこちらのターン。
トップマリィでした。デッキが僕を救ってくれました。
マリィの後も苦しい手札が続きましたが、サイレントラボ+シャドーミストで相手も数ターン止まってくれたのでその間に黒馬Vmaxを複数体立てることに成功。エネを場に貯めてダイガイストで殴っていって勝つことができました。
途中、相手がタウンマップを使用した際、相手のサイドにグズマが2枚見えたので、相手の山札にグズマがないと判断し、手負いの黒馬Vmaxをアセロラで回収せずにベンチに置いていても良いと考えたため、その分ドロサポを使えたりダイガイストのダメージを落とすことなく試合を進められたりできたのも大きかったです。

ベスト8 アルセウスリザードン 6-5
こちら後攻でゲンミミスタート。相手はバトル場のアルセウスVにダブル無色エネルギーを張り、ベンチにリザードンVやアルセウスVを展開しエンド。アルセウス系統のデッキに対してはGX権をホラーハウスではなく、ペイルムーンに使用したいのですが、ゲンミミスタートしてしまったため、仕方なくホラーハウスでエンド。できればテテフでザオボーを持ってきて前のダブル無色エネルギーを破壊してからホラーハウスを打ちたかったのですが、そうした場合こちらが次ターン以降動ける保障がなかったため、打てなかったのが痛かったです。相手はトリニティチャージでベンチのアルセウスVとリザードンVに炎エネルギーを加速してエンド。
後攻2ターン目、こちらの動きをあまり覚えていないのですが、ベンチに黒馬Vmaxを立てられず、黒馬Vをベンチに二体置いたまま何か壁を出してエンドしたような気がします。
先行3ターン目、グズマから黒馬Vを呼び出され、アルセウスVsterに進化されスターバースから展開され、こだわりベルト付きトリニティノヴァで黒馬Vを倒されサイド0-2。
後攻3ターン目、ベンチに黒馬Vmaxを一体しか立てられず場にエネルギーが溜まっていないため、何か壁に出してエンド。
先行4ターン目、相手のベンチにリザードンVmaxとフレアコマンドのカエンジシが立ち、マグマの滝つぼからカエンジシに炎エネルギーが付き、フレアコマンドでベンチの黒馬Vmaxが呼び出され、バトル場のアルセウスVster逃げ→リザードンVmaxがバトル場に、リザードンVmaxにもこだわりベルトが付いていたため、トリプル加速エネルギー手張りからのキョダイゴクエンで黒馬Vmaxをワンパンされサイド0-5。こちらのベンチには黒馬Vmaxが一体も立っておらず絶望でした。とりあえずマグマの滝つぼを破壊しなければ、永遠にフレアコマンドでベンチのポケモンを呼ばれ続けて負けるため、次のターン博士の研究でサイレントラボを引きに行くことに。サイレントラボに張り替え、黒馬Vmaxを一体立てることに成功し、オロヨノをベンチに出してオロヨノに手張りして、バトル場のゲンミミのポルターガイストでリザードンVmaxに50ダメージ。
先行5ターン目、トリプル加速エネルギーやダブル無色エネルギーを引かれた時点で負けでしたが、ツメできりさく100ダメージで何とか耐え。ただ、クイボでズガドーンGXを持ってこられ、炎エネルギー一枚でも引かれたら負けの状況に。ここからお祈りタイムが始まります。
後攻5ターン目、冥界の扉でオロヨノに3エネ付け、N→ナイトウォッチャーの体制に。負け筋は炎エネルギー、マグマの滝つぼ、ダブル無色エネルギー、トリプル加速エネルギー等々。
先行6ターン目、相手にトップで解決されることなくオロヨノにツメできりさく100ダメージでエンド。後攻6ターン目、場にエネルギーが6枚以上溜まったため、相手に取って一番勝利条件が簡単そうなズガドーンGXをグズマで呼び、ダイガイストで気絶させサイド2-5。
先行7ターン目、黒馬Vmaxにツメできりさく100ダメージでエンド。後攻7ターン目、手負いの黒馬Vmaxをベンチに下げ、新しい黒馬VmaxのダイガイストでリザードンVmaxを気絶させサイド5-5。グズマとダブル無色エネルギーがあれば、こちらのベンチのテテフをアルセウスVsterで気絶させられて負けでしたが、相手は何もせずエンド。次のターン、ダイガイストでアルセウスVsterを気絶させ勝つことができました。
最後まで諦めずに勝利を追うプレイングをして良かったです。

ベスト4 アルセウスゾロアーク 2-6
こちら先行で黒馬Vスタート。霧水でソーナンス持ってきて、かるいしで逃げてソーナンス前。サイレントラボ張ってエンド。これで相手が止まってくれたら良かったのですが、フィールドブロワーでサイレントラボを破壊され、テテフワンダータッチからアズサを持ってきて、ゾロアとアルセウスVを並べられてしまう。
その後、もう一枚のテテフのワンダータッチでアクロマを持ってきて相手9枚ドロー。そのターンは動かれなかったのですが、相手の手札を流すことができなかったため、次のターン、グズマから黒馬Vを呼び出され、ゾロアークGXのライオットビートで気絶させられサイド0-2。相手の手札が大量にあったので、マリィで流しつつダイガイストでゾロアークGXを倒したのですが、次のターン、スカイフィールドからベンチ大量展開され、アルセウスVsterに進化からのスターバースで必要札を全て揃えられてしまいました。シャクヤ→ジラーチ1をサイドに埋められ、ライオットビートで黒馬Vmaxを気絶させられサイド3枚+1枚で取り切られて負け。

結果はベスト4で世界大会DAY1の出場権を取ることができました。
僕自身、ポケモンカードを始めたのは幼稚園か小学生の頃くらいで20年近く前になります。
ジュニア時代は当時の大型大会に出場し、決勝トーナメント進出や入賞はあったものの、全国大会への出場はありませんでした。シニア時代、都道府県ごとに予選があり、香川県大会で優勝、中四国大会でベスト4になり全国大会に出場しました。
そこで初めて遅延という不正行為をされて敗北し、世界大会への出場権は獲得できず、自分の無力さを感じ二度とないチャンスを逃した気でいました。マスターに上がってからは思うように勝てず、大会に出場するというより自主大会の運営を中心に行ってきました。そして就職を機にポケモンカードから離れていたのですが、3年ほど前友人がポケモンカードを始めたいと言ってきたので一緒にやろうということで復帰することになりました。そこから様々な人と知り合うことができました。
コロナでポケモンカードの大会が中止になって、剣盾のゲームメインで活動し始めたとき、そこでも多くの出会いがありました。ポケモンというコンテンツをやっていなければ、ここまで多くの人と知り合うことはなかったと思います。その人たちが応援してくれたり、練習に付き合ってくれたりしたおかげで今回の結果に繋がったと思います。本当にありがとうございます。
世界大会出場は僕の小さい時からの夢でした。現在、世界情勢が不安定なので本当に今年開催されるかどうか直前にならないとわからないですが、もし予定通り開催されるようなら、精一杯楽しんできたいと思います。

ここまで見てくださりありがとうございました。

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