『バッタを倒しにアフリカへ』前野ウルド浩太郎 著 【基礎教養部】

Jlab基礎教養部 参加活動記録第三回

恒例??になってきた今回の本の目次を紹介する。

目次
第一章
サハラに青春を賭ける
 サハラの洗礼
 怯えるアフリカ
 バッタ家族
 相棒ティジャニ
 戦友を求めて
 戦場の掟
 アフリカンタイム
 ミッドナイトミッション
 砂漠の晩餐会
 悪魔の行進
 砂漠のおもてなし
 無計画作戦
 暗黒砂漠の命綱
 歯磨木
 魅惑の砂漠

第二章
アフリカに染まる
 ティジャニの給料
 友情の民族衣装
 口は災いのもと
 孤独な博士が嘆くとき
 社会の奴隷
 ウルドへの誓い
 SOS、緊急支援
 青のトラウマ
 超手抜き会話術
 道行けば、ロバが鳴くなり、混雑時
 博士の日常アラカルト
 箱入り博士
 佐藤、高橋、モハメッド

第三章
旅立ちを前に
 ファーブルを目指して
 夢の裏側
 さもなくば消えよ
 幼き日の約束
 「神の罰」=バッタの大発生
 安定か、本物か
 片道切符を握りしめ
 さよなら携帯電話

第四章
裏切りの大干ばつ
 8月の雨に期待を寄せて
 緑のじゅうたん
 幻滅のオアシス
 巨大ラクダ、襲来
 ガセネタに振り回されて
 迫りくる黒い影
 バッタ高価買い取りキャンペーン
 リベンジ
 朝霧の中で
 第二回バッタ買い取りキャンペーン
 星クズになった鉄クズ
 浮気
 男女関係のもつれ
 欲望のままに
 決定的証拠
 工作活動
 追跡
 身辺調査
 失踪
 不審者
 憎しみは愛に変わり
 干ばつの脅威
 去り行く愛人

第五章
聖地でのあがき
 サハラに散りかける
 冬の砂漠に打ちひしがれて
 神が与えし時間
 ファーブルの聖地
 黒の出現
 美女の定義
 ガバージュの悲劇
 電撃結婚
 仏に賭ける
 聖地巡礼
 憧れのイスに
 モーリタニア、再び

第六章
地雷の海を越えて
 死の湖サッファ
 死への保険
 新妻の手料理
 砂漠のメリークリスマス
 冷血動物のあがき
 未確認飛行物体
 世界一長い列車
 プルプル
 事故現場
 消えた黒い影
 念願は手をすり抜けて

第七章
彷徨える博士
 仕組まれた敗北
 下を向いて歩こう
 試される無収入者
 敗戦帰国
 その男、「プレジデント」
 最強の赤ペン先生
 ニコニコ学会β
 人間相変異
 不幸の味わい
 一寸先はイヤミ
 瀬戸際の魔術師
 京都大学白眉プロジェクト・伯楽会議
 リアル白眉
 面接VS.伯楽会議
 面接VS.京大総長
 裏ヤギ
 交友関係
 審判の日

第八章
「神の罰」に挑む
 「神の罰」再び
 緊急記者会見
 痛恨の一撃
 魔術
 ナショナルジオグラフィック
 飛蝗、襲来
 秘密兵器
 最終決戦
 希望は私の手の中に

第九章
我、サハラに死せず
 思わぬ再会
 決別のとき
 ウルドの旅立ち
 凱旋―錦を飾る
 ラスト・サスライ

今回は自叙伝というかセルフドキュメンタリーの様相を示しているので、それぞれの項目がキャッチーである。冒険譚を読んでいるようで楽しく読むことができた。

◆何となく考えたこと◆

チャンスをつかむために必要なこととは何なのか私なりに考えてみる。
①チャンスをチャンスだと認識できること。
➁チャンスを前にしたとき、活かせる力を備えていること。
③チャンスに飛び込む勇気があること。

1感受性、2能力、3情熱 となるのだろうか。

日ごろ、若い世代に何かを伝えるべく受験産業の現場に片足を突っ込んでいる身としては、どのようにしてこれら要素を伝え、養成できるかを考えている。答えは全く出せる気がしない。
3つの中でも重視しているものは3情熱である。
行動をするとき、最初の一歩を踏み出せるかどうか、これにかかっている比重は極めて高いと考える。その一歩はなぜ出せるのか。気持ちの問題だろう。
その気持ちに火をつけるのは何か。自家発電か。外部調達か。いずれにせよ、火をつける何かはあるのだろうし、必要にする人もいるだろう。
直接かかわりのある若い世代にとっての何かになれるよう日々活動している。そんなきっかけになることができていたら、幸いである。

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